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ナタリのうちの畑で、インゲンがたくさん採れてしまい、
じゃあこの週末はインゲンの天ぷらをしようと約束をしていたので、
揚げマシンを持って行ってきました。

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この揚げ機は、フランスでは一般的にフレンチフライ用に使われていますが、
私はとんかつなど揚げ物全般に使います。
もうずいぶん使っているので、美しくないですが、まだ十分使えます。
たまごと小麦粉と何より大事なさえばし持参です。
他の人の家にはありませんからね。

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私の到着を待っていたナタリのおばさん、でも私たちよりちょっと年下のクレールが、
すでに大きなバケツ2杯に山盛りのインゲンの筋取りを終えようとしています。
ご苦労様です。
水洗いしただけでゆがかないインゲンを使いたいと私が言っていたので、
筋の無いのばかりをより分けておいてくれてました。
筋がある方はスープにするそうです。
フランス人はインゲンをくたくたになるほど、
缶詰瓶詰めなどは特に色が茶色くなるほどゆがいてしまうので、
私が料理すると「まだ固い」、「生だ」 とよく言われてしまいます。
天ぷらもちょっと固めの方がおいしいと思うので、
みんなに気に入ってもらえるかどうか心配。

オイルの中に衣を着けたインゲンをまとめて入れて、
ばらばらにならないように最初ちょっとさえばしで押さえているのを見た、クレール。
傍に生えているシブレットやエストラゴンやバジルを摘んできて、
インゲンを包んだり結んだり。
それに衣を着けて揚げたらまたおいしいのなんのって!

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おしょうゆも持っていったので、普通のにおしょうゆを付ければ日本の味。
(天つゆの代わりになるだし醤油はなかなか手に入らないので、
この日は持っていかない。)
クレールの天ぷらは、新しい味大発見。
揚げてる横からみんなも来て総勢7人のアペリティフのおつまみ。
大きなサラダボールに山とあったインゲンは
食事が始まる前にあっという間になくなりました。
おいしかったよ~


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# by tchierisu | 2006-09-30 22:23 | お料理

オルレアンまでお買い物

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最近すっかり田舎暮らしになれて、逆に都会嫌い。
パリには日本から友人が来た時に行くだけ、今年の1月以来行ってないな~。
美容院にももう3年も行ってないし、お洋服買うのなんかもあまり興味ない。
お化粧も普段はしないし、する時もファンデーションは付けなくなりました。
食料品・日用品だけはしょうがないので、一番近い大型スーパーAUCHANに行きますが、
なるべくなら行きたくないので、2週間に1度くらいで済むと、うれしかったりします。

街嫌いの私がしぶしぶオルレアンの中心まで行くのは、
唯一、DOLLET DOLL'S HOUSE と言う、お気に入りの刺繍屋さんがあるからです。
近所の小さな町の手芸屋さんが最近2件も次々閉店してしまったのは、
フランスでもネット販売が盛んになってきたからだそうです。
私のお気に入りのそのお店だけは、つぶれてもらっては大変困ります。 
去年までパリで小さなブティックの店長さんとして働いていた経験から、
こういう規模のお店の存続がどんなに大変かは嫌と言うほどわかります。
売り上げに貢献すべく、オルレアンまで行った時は、なるべく顔を見せて
何か買うようにしています。
雑貨なども置いてますが、どれもかわいいものばかりで迷っちゃうのですが・・・

ところで、ミクシイのクロスステッチ・マニアックのコミュニティーで
日本の刺繍好きの方々は、通販で外国ものを手に入れているのを知りました。
そこに紹介されているネット販売のアドレスに行って見ました。
オ~ 素敵なのがいっぱい。
ここのところ刺繍熱が冷めていましたが、にわかに再点火です。
でもネットで購入する前に、まずは例のお店でチェックしなければ、
私の良心が許しません。

それで今日は奮起して街まで行ってきました。
1ヶ月ぶりかな~?
駐車場に車を入れて、久しぶりのプロムナード。
日ごろ気になっていて、今度チェックしてみようと言うものがリストになっています。
ドレドールズには売っていないアメリカの刺繍糸を探しに
大きな手芸屋さんに2件行きましたが、
やっぱりフランスではDMCが主流でありませんでした。
日本ではこのメーカーの糸お店で買えるそうです。
日本は世界中のものなんでも手に入りますね。
糸はネットで買うことにいたしましょう。

やっぱり街をうろうろすると、お金を使ってしまいますね~。
2件の手芸屋さんうちのひとつは、
パリのギャラリーラファイエットの隣にあって有名な、BOUCHARA。
手芸屋さんというよりは、ノザワヤみたいな生地屋さんです。
そこで、以前来た時(..と言ってもかれこれ1年前)はなかった新しい布を発見。
お仕立てなんかなかなかできない私、テーブルクロスとしてただ机にかぶせるだけですが、
思わず3メートル半買ってしまいました。
うれし!
このページの写真の、下に敷いてある生地です。

10日後の週末はオペラ好きの母が日本から来て、お付き合いするので、
ブラウスでも...とふらっとお店に入りましたが、
やっぱりお店の人の口車に乗せられて試着して、買っちゃいました。
まあ必要だったから...。

街のど真ん中のジャンヌダルクの銅像があるマルトロワ広場では、古本市やっていました。
19世紀末から20世紀初めの絵葉書なんかもよく一緒に売られていますが、
うちのメジエール村が所属する隣のクレリサンタンドレ町のものがあったので見ていると、
私のうちから見える、マリア様の像が建っているこんもり木が茂った人工的な丘への
巡礼の様子の葉書を発見。なんと木が全く生えていません。興味深い!
もう一枚、クレリの町の通りの様子のも選びました。
こういう葉書、前から欲しかったのですが買うのは初めてで 
葉書の状態にもよりますが、意外とお高い。
マリア様の方は13ユーロ、通りの方は28ユーロもしましたが、買ってしまいました。
クマには内緒だな~。

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何で広場の方まで行ったかというと、FRANCE LOISIR に行くため。
3ヶ月に一度、DVDや本を市販より安く、通販か店頭で購入する
会員制のフランスでは有名なシステム。
街まで来たので、買ってしまえば、小切手送ったりしなくてすむので と言うことで。
欲しかったのはDVD映画、今更ですが『シンドラーズリスト』。
書籍も購入しないといけなくて、豚肉を使ったお料理のレシピばかりが載っている
かわいい本を見つけました。
おなかすいていたのね~。
上の写真の一番右です。
この表紙にあるピンクの格子のモチーフは、
昔、豚肉加工食品屋 CHARCURTIER で必ず使われていた
包装紙のものなのだそうです。翌日、友達が教えてくれました。
豚をつぶすところから説明が載っていて、でもとってもかわいくて、気に入りました。

それからやっとドレドールズに。
ネットで見た刺繍キット、わーい あったあった!
それに必要な材料のリネンと糸。
それから欲しかったSAJOUのアンティック・アルファベット・サンプラー
(この言葉もミクシイで学びました、こちらではアベセデーと言うので)の本も見つけて
一緒に購入しました。写真の真ん中です。
買った刺繍のキットは、ミクシィのクロスステッチ・マニアックコミュの
みんなでクリスマス物を刺すというイベント参加提出用。
140人くらいの人が参加宣言済み。
みんなが一緒になって一生懸命、焦って(これは私だけ?)
ノエル物を刺しているかと思うと、
気持ちのいい連帯感と言うか、一体感みたいなのが沸いてきて、
モチバシオンばっちり、針も捗ると言うものです。
特に私は遠くフランスで離れているので、他の方のこと思いながら刺していると、
うれしくなって、一人でニヤニヤ笑ってしまいます。
本当はこんな風にぼやぼやブログなんかやっている場合ではないのです。

わーいわーいと喜びながら時間を見るともう17時。
車の整備の手伝いを約束していたクマがうちに帰ってくる~ 
と焦って駐車場の方に行くと、
必ず前を通らなければいけないのが、Comptoir de famille。 
フランスの昔風小物雑貨屋さんです。
驚くことに、ミクシイにこの店のコミュがあったので、早速参加しています。
最近来ていないので、チェックチェック。いろいろ新しいものが出ています。
今日は時間がないので、新しいカタログが出てないか聞いてみたら、案の定。
でも今回から有料の7ユーロ。
でも次回のお買い物時にレシート見せれば7ユーロ引いてくれるそうです。

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お天気もよかったし、お買い物いっぱいして、気持ちのいい午後でありました。
たまには街もいいかもね~ でも たまに ね!

# by tchierisu | 2006-09-29 20:36 | 生活

うちのAUKIMI

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今、私の生活の中で、クマの次に手をかけているのが、AUKIMI。
(実は、手をかけてもらっている...)
去年の2月5日、ブリーダーをしている友人ナタリのうちで生まれた、
ボースロン犬のオスです。
ナタリのメスの飼い犬でとっても大人しいタミーズを、
Aクラスチャンピオンで有名なオス犬ノートンの所に
はるばる2回連れて行ってできた5頭の子犬の中で一番大きい子です。

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↑おっと、事務所通してくれる? の図

ボースロン犬は、聞く所によると
現在日本での正式登録がたったの2頭だけという、超マイナー犬。
でもフランスでは、パリとオルレアンの間の、
まっ平らで麦畑だけが続く、『フランスの穀物倉』と呼ばれるボース地方で、
古くからシープドッグ等の働く犬として知られてきた、
いわゆる私の住んでいるところの土着の犬です。

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↑まだナタリの家で、兄弟と一緒に中庭で日向ぼっこ

去年はナタリがブリーダーを始めて1年目だったので、
生まれた子犬の名は全てAから始まります。(今年はB、来年はC・・・)
Aから始まる子犬の名前を、
国語辞典・フランス語・英語・イタリア語等の辞書を引きながら、3日3晩考えました。
クマが「一番大きい子だから、GRANDって日本語で何て言うの?」と言ってくれたので、
「大」の字を思い描き、「おお」と読むフランス語の「AU」のスペルを当て、
後ろに「君」をつけ「大君 オオキミ」=GRAND SEIGNEUR!フ~(汗)

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↑うちに来た最初の日!

犬を飼うのはAUKIMIが生まれて初めて。
これも田舎で暮らすようになった特権ですね。
最初は、随所でどうしてやっていいものかわからず、
私の方が犬の奴隷になっていました。
まだまだ赤ちゃんなのに、体重ばかりがどんどん増えて、
階段も上手に登れない頃は担いであげて、腰を痛くしましたっけ。
でも、ナタリが犬のホテルもやっているのでそれを手伝いながら、かれこれ2年、
少しずつ犬のことを勉強して、段々AUKIMIとも上手に付き合えるようになってきました。

今まで猫派だった私、つい動物は猫かわいがりしたくなっちゃう。
でも犬、特にAUKIMIみたいな大型犬は初めの躾が大切です。
散歩に連れて行くのも、こちらの体調と精神状態がしっかりしていないといけません。
正にスポーツです。

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↑裏の畑でお散歩

ボースロン犬は成長が遅くて、2歳位にならないと、落ち着いた大人になりきらないそうで、
彼はまだまだ私を「癒してくれる」という域まで成長してくれてはいませんが、
それは犬のオーナーとして私も2年位経たないと一人前にならないから、お互い様かも。
比較的一人の人の言う事しか聞かないワンオーナー犬のボースロン、
すべてが私の責任になります。
彼の仕事は、もちろんお家も守ってもらいますが、
何よりもまず私を守ること、私の護衛犬でいることです。

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↑ちっとも護衛犬然としてないな~

せっかくご縁で(私の口癖(笑))私の元に来てくれたのですから、
幸せにしてあげないとね。
たくさんたくさんのすばらしい時間を、一緒に過ごして行きたいものです。

# by tchierisu | 2006-09-28 05:32 | AUKIMI・犬

元気にJEEPの整備

ミクシィをはじめてから思うこと。
やっぱり自分ひとりの世界にいるより、
たまにはこうやって人と交流を持っていた方が、
本来の私らしいのかもね...。


凹んでいた1週間が過ぎ、この日曜日はすっかり元気。
うちのクマの手伝いでJEEPの整備。
友人を通してアメリカから来た、コレクションものの PIC UP です。
車をいじるのが好きなクマのために、
うちの地下には最初から穴が掘ってあります。
その上に車を持ってくれば、車の底の整備がしやすいと言う訳。
彼はこの土・日その穴の中に入りっぱなし。
それと言うのも、今度の日曜日にクラシックカーが集ってソローニュの森を走るという、
友人主催のイベントにエントリーしているからです。
一応動くけど問題の多いこのJEEP。
一番大変な山場の修理は終わったと言っていますが、
メカおんちの私は、今度の日曜日にオイル漏れなく走り切れるかちょっと不安です。

元気にJEEPの整備 _a0091997_9594076.jpg


↑穴の中から手を振るクマ。
頭を何度も打って、怪我までして、疲れ果ててがんばっていました。
それにしても彼も成長しましたね~。
うまく行かない時、以前はもっとPUxxxx Mxxxx が連呼されていましたが、
この週末は、最後の疲れ果てた日曜の20時、
かなづちで自分の指をしこたま打ってしまった際の一回だけ。
その後「また言ってしまった。いっぱいミスしてもう若くない」と笑うほど余裕ありましたから。
エライエライ。
(今指がむらさき、おでこの真ん中に傷、頭は数箇所でこぼこしてます)

私は傍であれ取ってこれ取っての手伝いしながらクロスステッチ刺繍をチクチク。
ミクシィの「クロスステッチ・マニアック」コミュのイベント参加用の
ノエルの小さな作品です。
その傍に犬のAUKIMIがおとなしく座っていました。
みんなエライエライ。
 
# by tchierisu | 2006-09-27 10:11 | モータースポーツ

先々週の日曜日と、ちょっと古い話題ですが...

モトクロスの Champion du monde に行って来た _a0091997_929361.jpg


もっと下のクラスながら若い頃は参戦した経験を持つ、
バイクが趣味のフランス産の主人、くまに誘われて、
初めてモトクロスの世界チャンピオンなるものに行ってきました。

自宅のあるオルレアンから遠くない、ル・マンとモン・サンミシェルの間の
エルネという小さな町。
わりと行きやすいにもかかわらず、去年も他の用事で同行できなかったので、
やっと私に自分の世界を見せることができて、くまはうれしそう。

この日は2006年度の優勝決定戦。
小さい方のカテゴリーレースでは、若干18歳のフランス人ライダーが優勝。
1万2千人の観客は大喜びで盛り上がっていました。
迫力のレース展開、テレビと違う大音響。
はっきり言って気に入りました。

スポンサーになって応援している20歳のロイック君が、
予選通過30人のところ31番とぎりぎりで本番に出れず、とても悔しそう。
彼は今時の若い者には珍しいしっかり者、
おばあちゃんまで動員の家族ぐるみの暖かいサポートぶり。
これからももっと応援してあげたい!
...いい出会いでありました。

勝ったチームはYAMAHAだったので、敬意を表してか「君が代」も流れました。(驚)
でも日本の選手が一人もいないのはなぜでしょう?
ヨーロッパまで来る予算がないから?
世界レベルに達するには力不足だから?
ヤマハ・ホンダ・カワサキ・スズキと主なバイクのメーカーはみんな日本なのに寂しいです。
くまと友人Fは「もし参戦できる=お金を出してくれる日本人選手がいたら、ぜひ協力して、ヨーロッパ中の大会にキャンピングカーで一緒に回るの、オーガナイズするのにな~...」と言っています。
私もがんばる日本のライダーのお手伝い、是非したいな~。

↓ツアーにはこんなカミオンで!

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# by tchierisu | 2006-09-27 09:50 | モータースポーツ