11月の日本旅行のまとめ。


私のブログはいつも長すぎて、皆さんに嫌がられていますが、
長すぎると、投稿できないという事態には初めて遭遇しました。

では本文に引き続き、旅行のまとめをこちらに。



かくして無事にフード・バトル・イン・ジャパン・ツアーが
「おわった~~~」 という感で 終了しました。
本当によく食べました。

この旅行で一番うれしかったのは、こんなエピソード。

浅草に向かう銀座線、溜池山王の駅で。
エスカレーターをお掃除しているおじさんとおばさん。
「右の方をつかんでくださいね」という言葉を、私がフランス語で言い遅れて、
フレッドが思わず濡れている左側をつかみ、彼の手が真っ青になってしまいました。
するとおじさんが大慌てで、「すみませんすみません」 と謝ってくれて、
上にいるおばさんに、「手を拭いてさしあげて~」 と叫びます。
おばさんもフレッドの手以上に真っ青になって、
「まあ!本当にごめんなさい!すみません!」と、
ものすごく腰を低くして何度も謝ってくれて、
お掃除しているのではなくて、まっさらなタオルを出して、フレッドの手を拭いてくれるのです。
ちょっと拭けばすぐ取れちゃうような、ペンキなんかでも何でもない代物で、
フレッドもそんな年配の女性に、こんなことぐらいでそんな丁寧に謝ってもらうなんて
申し訳ないという感じで、大丈夫 とそこそこに手をひっこめていました。
日本では当たり前の光景、でも、彼らにとっては、こういうことが本当にショックなようでした。
この後、音のうるさい地下鉄内でしばらく黙って座っているみんな。
そして、どこかの駅について静かになった時、フレッドが一言、
「Maintenant, j'ai bien compris tchierisu」と言ったのです。
今こうして書いていても涙が出てきます。
訳せば、「今、僕はtchierisuのことがよくわかった。」。
そうなのよ!こんなに文化が違うのよ! 
私自身の選択とはいえ、私はこんな国で生まれて育って、
そこから私はあなたたちの国に来てるの。
自分から望んで来たんだからそんなこと言うつもりはないけど、
でもどれだけ順応するのが今まで大変だったか…

今まで彼らはきっと私のことをこんな風に思っていたことでしょう。
ふにゃふにゃした、はっきりしない態度、
日頃は強く要求を出さないのに、ある時いきなり爆発する、
みんなで一緒に楽しんでいるのに、急に帰ってしまう、
(彼らにとって)大切なイベントなのに、クマは来ないと言う、
それはそこに行きたくない私のせい、
などなど。
本当に他のフランス人女性たちとは喜び方が違う、
不可解なアジアの女性でいたことだと思います。
激しい中国人ともまた違う、日本女性のベースというものが確かにあります。
いったいフレッドが何をどんなふうに解釈して、それを私に照らし合わせたかはわかりません。
でもさっき言ってくれた一言に対して、私は二人に言いました。
「Le but de ce voyage, c'est ca. Je suis contente de ce que tu me dis.」
(この旅行の目的はまさにそれだわよ。その言葉をもらえて本当にうれしいわい。)
旅行の後、フレッドとカトリーヌは、そんな話もしてくれたことでしょう。

その後、私とカトリーヌとの距離は明らかに縮まりました。
私もカトリーヌも10年かけて大人になったこともありますが、
苦労して日本に連れて行った甲斐があったというものです。
確かに日頃はEXIGEANTEなフランス女性の典型である性格のカトリーヌも、
日本では、私がいなかったらお話にならなくて、頼ってくれていたこともあります。
そして認めてくれた部分もあったようです。
今考えると、今までも私の方に問題があって、考え過ぎていただけで、
私が覚悟を決めて、親切に接して、壁が取り払われた部分も大きいかもしれません。
そんなことを考えさせてくれた、いい結果を出せたこの旅行に、本当に満足しています。

最初は、あんなに大変に思われた彼らの日本旅行を成功させられたのは、
もちろんひとえに、友人たちの協力があってのこと、
この場を借りてもう一度御礼申し上げる次第です。

この経験に気を良くして、なんとかやり遂げられる自信を得て、
自分の楽しみへの消化不良も残っていたため、
戻った翌日には、今度は一刻も早くクマの両親を日本に連れて行くぞ!と決意して、
それが4月に実行されたのでありました。
あんな美しい紅葉の景色に続いて、今度はやっぱり日本の桜ぞ!


その様子は 続く… またいつになることかしらね~?

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by tchierisu | 2008-06-28 00:52 | 日本