今日2月6日。
私のボースロン犬の AUKIMI オオキミ が、3歳になりました~。
ジョワイユザニヴェ~セ~。067.gif

今日まで素敵な時を一緒に過ごすことができて、私は本当に幸福です。
初めて飼った犬で、どうしていいかわからず、
最初のうちは犬の奴隷になってしまっていた私でした。
お散歩にがんばって毎回連れて行っては、服従を覚えさせたり、
信頼関係を築いてきました。
3年ももう経ったなんて、信じられません。
早いな~。
ボースロン犬は大人になるのが遅いので、
3年くらい経たないと、パピーの態度が抜けきれないよ と言われてきましたが、
確かに、最近は本当に静かになってきてくれました。
でもまだはしゃぐと、乱暴な態度ではありますが・・・(汗)
最近も、数ヶ月ぶりにオオキミを見た人たちから、
がたいが大きく、しっかりしてきた、と言われたと言うことは、
やっぱりいまだ成長を続けているということでしょうか?

昨日のお昼は、クマが職場のみんな6人と、
ステーキレストランのチェーン店 COURTE PAILLE に行って、
安売り中だった、骨付き牛肉 COTE DE BOEUF を3つ注文。
食べ終わった後の恒例で、骨を持って帰ってきてくれました~。


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すご~い。
オオキミには、何よりのプレゼントですね~。

早速あげてみましょう。
何も言わないのに、お行儀よくお座りしちゃいますね~。
その様子を写真に撮るんだからちょっと待って~!

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もう見つめまくっちゃってます。(爆)
早くあげなきゃ、かわいそうね・・・

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はいはい、ごめんごめん。
オオキミ、3歳のお誕生日おめでと~。

大事そうにそーっとくわえると、いち早く庭の真ん中の芝生まで持って行って、
まずは地面に置いて、こちらを見ます。
「食べていいの?」
「いいのよ~。」
それからおもむろにアタック。
うれしいね~ おいしいね~。

私も今日はアンデンヌちゃんに日本語を教えた後、
お昼は一人で、竹葉亭の真空パックのうなぎを冷凍にしてあったのを温めて、
うな丼にして、オオキミのお誕生日をお祝いしました! ひょ~い。

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山椒もかけて、いい香り。

ご飯はいつも、BIOの店で買う、RIZ COMPLET 玄米。
それを3合に、16穀米とか、お豆や粟とかひえとか大麦などが入っている
今日本で流行の小さな袋入りを2種類くらい、
丹波の黒豆や、あずきなんかをばらばら入れて、
GUERANDEのお塩を振って、一晩VOLVIC水に浸けて炊いたものです。
マクロビっていうのですね。
このご飯はクマは食べないので、私用にお茶碗1杯分づつの容器に入れて、冷凍します。
クマに白いご飯を出しても、私はこっちのご飯をいただきます。

うな丼のご飯も、その玄米マクロビご飯です。
肝吸いの代わりには、しじみスープ。
11月帰国の際、東名の浜名湖サービスエリアで、
以前友人がくれておいしかったのを偶然発見、早速ゲットした
わかめとしじみの乾燥したのにお湯を注ぐだけの、お吸い物をいただきました。

そうそう、それから、そう言えば先日、
Y嬢の妹さんがお正月に日本からいらした時、
お母様からということでお土産でいただいたのがこれ!

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パッケージがビジュアル的に、なんとも美しいです。
貴重なる頂き物でありました。
昔私は千枚漬けは苦手だったのに、
フランスに来て、甘い物が食べられるようになったと同時に、
これもおいしく感じるようになったのでした。

オッと、話が横に逸れてしまった。



おいしくうなぎを平らげて、外を見てみると、
オオキミは、プレゼントの肉をほとんど食べちゃって、もう骨だけになっていました。
骨を噛むと、歯のお掃除になって良いそうです。

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目を閉じて、恍惚の表情ですね~。037.gif
写真を撮るのに、お目目のところが汚いので、拭きたいのに、
近づくと「骨を取られるのでは・・・」と、あわてて遠くに行ってしまいます。
あなたのべたべたの骨なんかいりませんよ~。
ところで、この首輪は、11月に神戸の三宮の東急ハンズで買いました。
こんなおしゃれでかわいいのは、こっちじゃなかなかありません。
でもこれは35キロまでの大型犬用で、
繋いでおく時にはお勧めできない・・・と書いてありましたので、
50キロを越すオオキミには、単なるアクセサリー。
お散歩などで、リードを付ける時は、チェーンのものに着替えます。
でもこの首輪、かわいいでしょ? 
赤地のアーガイルがよく似合ってるよね~。


この後骨をバリバリ食べてしまいました。
かけらがまだ残っているみたいです。
まだあと2つも冷蔵庫にあるから、また明日ね~。

今日は昼間は暖かかったのに、夜になって寒くなってきました。
気温がマイナスになりそうな時だけ、
オオキミを夜は家の中に入れてあげるという約束なのに、
クマは最近、毎晩入れてあげちゃっています。
過保護はいかんよ~。
ちなみに現在外の気温は3.6度。
ラッキーちゃんはそれでも出かけていきました。
ご苦労なことです。
今日は床拭き掃除をしたんだから、ねずみは要らんよ~。
オオキミもそんなに寒くないんだから、
外の小屋でも十分大丈夫なのにな~。


でも、お家の中がいいんだよね?
オオキミ、今日はお誕生日だもんね。

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by tchierisu | 2008-02-07 08:49 | AUKIMI・犬


7月14日は革命記念日。
パリのシャンゼリゼでは、午前中 軍隊や警察や消防の行進が行なわれます。
今年はジャック・シラクが去って、はじめて、ニコラ・サルコジ大統領。
目を細めて、うれしそうにパレードを見ていましたね~。
毎年、バカンス時期のお決まりのシーンですが、今年気が付いたのは、
実際にはコンコルド広場に入るあたりの地面には何も描かれていないのに
各行進のグループ毎の徽章が、毎回画面の地面に映し出されて、
その上を人々が歩いているように映って、
いったいどういう仕掛けなのか、デジタル処理ってすごいな~ と、感心しました。

さて、フランスの7月14日 キャトルズ ジュイエ。
夜には各COMMUNE 競い合って、花火大会です。
日本人揃っての意見では、
こんなにお隣同士のCOMMUNEで同じ時間に花火を上げるなら、
みんな集まってもっと大きな予算で、大きな花火を上げればいいのに... と言うものですが、
やっぱりみんな暗くなった23時頃から各COMMUNEで上げるのです。
なので、高い階のマンションのベランダからは、
7つも8つも、近く遠くに、花火が上がるのが見えたそうです。


さて、うちのMEZIERES村。
花火は今年で3回目です。
以前は小さすぎる村なので、花火はありませんでしたが、
3~4年前から、宅地が開かれて、多分住人が倍になったのでしょう、
税金が集まって、予算も取れて、花火を他のCOMMUNE同様行うようになりました。
でも7月14日でなくて、うちは前日の金曜日でした。
それでも2階のテラスから見ると、近隣でたくさん上がっていました。



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母が置いて行ったビデオカメラは、花火モードというのがあって、
それではじめて撮ってみました。


10年前にここらで一番大きなオルレアン市主催の花火を見ましたが、
日本人の私が見たら「え、もうおしまい? なんてチンケな...」 という代物でしたが、
最近日本のものを見ていない私の評価のレベルが下がったのか、
それともこちらの花火師さんたちの腕が上がったのか、
年々どこもいい感じに思えます。
うちの村も小さいCOMMUNEのくせになかなかでした。
でも、毎年7月14日の晩の23時過ぎの花火は、
クマは疲れ果ててもう寝ていて、一緒に見てもらえません。
 

花火の間は、村中の犬という犬が吠えます。
オオキミももちろん。
私は2階で写真を撮っていたので、後で下りて行くと、
いつになくよく私にくっついてきました。

ARDON村のナタリのうちには、今バカンスの1回目の波で、
30頭の犬のお客さんがいますが、
花火が上がった晩は、犬たちは発狂せんばかりに鳴いて、
1頭は自分のアルゴ=つめを噛みちぎって、口中血だらけになってしまったそうです。
おしっこも普通以上にみんな犬舎でしまくって、お掃除が大変だそうです。
飼い主さんも側にいなくて、知らないところで、近くに夜中に花火がドーンドーン鳴ったら、
きっと犬たちはとっても怖いんでしょうね。
かわいそうに...


うちの村は花火が終ったあと、1時に私が寝る時もまだ、
ガンガン音楽鳴らして皆さん踊っていました。
「オ~ マカレナ!」 とか言って... ←ご存知?

オオキミはそんな騒音の中、
遠吠えたり吠えるのも疲れて諦めて、犬小屋に入っていました。
7月14日はうるさくてイヤだね~。
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by tchierisu | 2007-07-16 09:43 | フランス生活



2月28日付けのこのブログで、広く声をかけさせていただき、
その後多くの方に、飼い主を探していただいておりました、
友人のボースロン犬のブリーダー、ナタリのうちにたくさんいた子犬たち、
お陰さまで、今やっと残りが2頭になりました!!!
去年生まれたもう4ヶ月+になるメスが1頭、
今年生まれた2ヶ月のメスがあと1頭の2頭です。
といっても、今年生まれた子たちは3ヶ月にならないので、予防接種前。
予約いただいた飼い主さんにまだ引き取っていただくわけには行かず、
みんな揃って元気でクインクイン言っています。

私の呼びかけにお応えくださり、多くの方が飼い主探しにご尽力くださいました。
本当にお世話になりました。
これならもうコントロールが入っても、大丈夫。
今は心からほっとしています。

皆さま 本当にありがとうございました!!!

皆さんに声をかけると同時に、その後私はフランス人の友人にも協力してもらい、
フランス国内のもっと広い範囲の人たちにも声をかけました。
私のメールアドレスに数件問い合わせが来たので、それをナタリに転送したりしました。
でも、クリスマスから引き続き、冬のバカンス明けまで、
やはり引き合いが全くありませんでした。
でも、バカンスが開けて、ここ1週間で急に予約がポンポンと入ってきたのです。
私の伝手からも引き合いが来たのでしょうか?
だったらうれしいのですが、それは知る由もないこと。
でも、今度ナタリに皆さんがどうして連絡してきたのか、よく聞いてみることにしましょう。
春になってこう暖かくなってくると、
お散歩のお供に犬でも...と思う人が増えるのだそうです。
ご協力いただいた日本の方からも、日本でもそういう傾向があると伺いました。
そんなものなのか~ なるほどです。

私もこの度のことで、日本へ動物を入れる場合について、いろいろと勉強いたしました。
もちろんこれからも、日本のどなたかがボースロンに興味があれば、
ご協力するつもりでおります。
今後のためにも、これを機会に、いろいろ知ることができて本当によかったです。
是非是非、引き続き、日本でボースロン犬を正しく広めていくために、
広報活動、よろしくお願いいたします!



ところで、去年生まれた現在4ヶ月のメスの1頭は
ナタリ自身が手元に残して飼うことになりました。
名前はビヨンナ。
私が世界地図のBから始まる索引をコピーしてあげて、
ナタリが10ページ以上に渡るその中から、
イタリアの小さな村の名前を見つけてこの名をつけました。
ビオンナとも発音できます。
でもそれを聞いて私はびっくり!
日本語でビオンナ=美女 と当てることができるではないですか!
私がアドバイスしたわけではないのに、驚き偶然のネーミングです。
ちょうど女の子だし。
オオキミのママ タミーズも5歳、ビオンナのママ スピカも6歳、
チビ達のママ トスカはいつかきっともらわれていくことになるかも...ということで、
売れ残ってしまったからというよりも、
次世代のために1頭メスの確保が必要だったのですが、
それにしてもその子を選ぶことになったとは...
ご縁ですね~。

ナタリは一番おとなしいのでこの子を選んだそうですが
ビオンナは、女の子だけあって、やはりオオキミよりもずっと静かでやさしいです。
ママのスピカも私にべったりくっつくので、ママ譲りの性格の様です。
もうケージの中では絶対におトイレもしないし、
一緒にお散歩行っても最初は走り回って、時々コテンと転んで、
お座りもするし、ちゃんと横も歩けます。
そんなに教えたわけではないのに、やっぱりボースロンは賢い! なんて...
なでなですると、まだ子供の毛なので、ふわふわしてて、
ずーっと撫でられっぱなしになってくれている時は
私には至福の時です。


ブリーダー業を営むナタリですから、
彼女の飼うオスボースロン、アルチュール(オオキミと同じパパ)の他に、
オオキミもいつか繁殖のために協力する日が来るかもしれません。
そうなるとビオンナがオオキミの初彼女になるかも~!
1回位はそんな目を見させてやりたい親心です。(笑)
オオキミもパパになる日が来るでしょうか?
2歳になって、48キロもあるというのに、
あのやんちゃ振りからは、今はまだ考えられない私であります。
(先週フンの中から回虫が発見されたので、
急ぎ薬をもらいに獣医さんに連れて行って、久しぶりに体重を測ったら
こんなにあって驚きました!)

とりあえずは、皆さまにお礼とうれしいご報告をと思い、書き急ぎましたが、
あいにく、ビオンナの写真がまだ撮れていません。
今度ナタリのうちでタミーズとスピカに一生懸命くっついて
ちょっとまだよたよた気味に走り回るビオンナの写真を撮ってアップいたします。
でも本当に動物の写真って難しいですよね。
実際のかわいさって、写真じゃなかなか写せないものです。

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by tchierisu | 2007-03-25 07:04 | ボースロン

庭仕事のための月カレンダー...みたいなアジャンダ本を持っているので、
今夜3月4日が満月ということは知っていました。
さっきクマが、お隣に向かって吠えるオオキミをつなぎに外に行って、
「今日は月がまんまるだ~満月かな?」とも言っていたし...。

そのあとクマが寝て、
ここのところ一目1本取りのクロスステッチをしているので、ちょっと趣を変えようと、
今夜はやりかけだった大きめの目のアイーダ生地に3本取りというキットを取り出し、
まるで毛糸でも刺しているような感覚で、面白いように進むので、楽しくチクチクしていました。

つながれたオオキミは普段、こんな時間=夜中の12時にはもう小屋に入って寝ています。
なのに、どうしたことか、今夜は吠えています。
さっきちょっと塩鮭の皮なんか食べさせたから、のどが渇いたのかな?
それでしかたなくチクチクを中断して、外に行って、繋いであるのを外してあげて、
お水を入れ替えてあげて、おしっこしに行っているのを待ちながら、ふと空を見上げました。
わー星がたくさん!
で、満月は...?


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えっ!? 月が上の方だけの帽子型の三日月になってる~!
でも光ってないところもオレンジ色に見える~。
さっき満月だって言ってたよね~?
あわてて寝ているクマのところに行って「ちょっと、月がへんなのよ~!」

さっそくグーグルで調べると、今夜は皆既月食なのでした。
日本では、4日の明け方、西日本での部分月食で、
その後月没になってしまうので、あまりよく見られないそうです。
ヨーロッパが一番好条件でよく見られる とあります。
やった~!満天の星空で天気もいいし、
日本では見れていないと知ると、俄然月食に価値が出てきました。
気温は3度と寒いけれど、
カメラと双眼鏡を用意して、防寒帽子と上着を着込んで、眺めました。


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こんな時に限って、クマのお父さんにまたカメラを貸したばかり。
以前使っていたデジカメでちょっと撮ってみましたが、
望遠は小さいし、三脚ないのでぶれぶれです。
クマの一眼レフの方はバッテリーが切れてて動きません。とほほ。
どれもこれもひどい写真ではありますが、お許しください。


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夜中の12時半頃が一番完璧に近く全体がオレンジ色になっていました。
母からもらったオペラを見る用の大したことない双眼鏡で覗いても、とても幻想的。
「あ~ 月ってのっぺりした円形じゃなくて、本当に球状なんだ~」と
それはそれはよく分かって感動しました。


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日食のように早く動かなくて、変化がなかなか現れません。
前後1時間くらいうろうろ出たり入ったりしていました。
上の方がだんだん小さくなって、全体にオレンジになったので、
今度は下から明るくなってくると思ったら、さにあらず、
左側が明るくなってきました。
どうしてなのでしょう?
1時を過ぎると、左側が光る三日月となって、オレンジ色もなくなりました。


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月が欠け始めた頃から、気のせいか、いつもよりも近く遠くで犬がよくないていました。
人が出て眺めているせいなのか、
それともこういう自然現象にやっぱり動物は敏感なのかしら?
オオキミもいつになく吠えて教えてくれたものね。 ありがとうね。
日本の人にはできない、とても不思議な体験をさせてもらった、
満月のお雛祭りの宵なのでありました。


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 ↑ 午前2時過ぎ
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by tchierisu | 2007-03-04 10:05 | 自然

先週あたり、1人で悶々と悩んでいることがあると書きましたが、
ちょっと考えがまとまったので、発表することにいたします。

ご存知私の愛犬ボースロン犬のAUKIMIは、
うちから10キロくらい離れた、ARDONという村でブリーダーと犬のホテルをやっている、
友人ナタリのうちで生まれました。

ホテル業は始めて2・3年になりますが、夏のバカンス時には、50頭位お客さんが来ます。
夏とクリスマス以外にも、フランスには2ヶ月に一回、
小・中学校は2週間ずつの休みがあります。
その時にもお客さんは10から15頭来ることがあります。
そうでない週末にも、2・3頭はいたりします。
私もできる時は無給で手伝いますが、なかなかハードな肉体労働です。
去年の夏は、腰を痛めてフェイドアウトさせていただきました。

それと並行してのボースロンと、フォックステリアのブリーダーの仕事です。
フランスでは、ホテルは商業とみなされますが、ブリーダーは農業で、
馬やロバや羊を飼うフレッドとナタリが
ソローニュの森の中の大きな敷地で住み続けるためには、農業のステイタスが必要です。
そのためのブリーダー業なのです。
余談ですが、我が家も最近回りに住宅が建ってきたので、
森に土地を見つけて住もうという話がありました。
その為には農業をしないといけません。
で、一時、エスカルゴの飼育についての本を読んで研究したりしました。
一番簡単な農業がエスカルゴだからです。
まあ、今のところ、うちのその話は保留ですが...
(やるとなったら、私がエスカルゴの世話をすることになるのよ~ ホッ)


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ここでナタリのしているブリーダーの仕事をちょっと紹介。
農業のステイタスを確保するには、年に2回はお産をさせないといけません。
なので、飼っているメス犬が年に2回ヒートする時に、交配を試みます。
日頃から、チャンピオンになった容姿も性格も立派なオスに目をつけて、
飼い主さんに次回の交配をお願いしておきます。
いざヒートが始まると、交通費をかけて何百キロも遠くまで交配させに行きます。
確実性を求めるのでヒート中の数日後、日を改めて2回目の交配をさせに行きます。
交配させてもらうのに、オスの飼い主にさんには当然お金をお支払いします。
お産前からママにも子犬と同じ滋養の高いドッグフードを与え始めます。
腹帯は犬印というくらい、犬のお産は簡単といいますが、
時にはそうも行かないことがあります。
夜中に難産を手伝って、命を助ける処置をすることもしばしばです。
その後は、暖房のランプと、音に慣れさせるためにラジオをつけっぱなしにします。
弱くてママのおっぱいにたどり着けない子には、
哺乳瓶で粉ミルクを定期的に作って与え、身体を暖めて、毎日細心の注意で育てます。
ママは子犬のお尻をいつもなめなめして、おしっこもウンチも食べちゃいますが、
ママと離した後には、大量のそれをしょっちゅう掃除することになります。
(毎回朝一番の時は、その臭いでもどしそうになります)
ひなたぼっこさせたり、うちに入れたり...
3ヵ月後には、獣医さんのところに連れて行って、ワクチンを打ってチップを入れてもらいます。
....etc.....


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私の知っている限りでもこんな感じです。
それにかかる費用その他の苦労を考えると、販売時の金額、
私には絶対割に合わないと思います。
いくら動物が好きだとはいえ、ナタリはよくこんなこと仕事にできるなと思ってしまいます。
ボランティアでやっているわけではないのですから、
経営が成り立たないと、税理士さんから注意されます。
儲けるためにやっているわけではないのですが、
やはり申告するのですから、微々たるものでも利益を出さないといけません。
大変な職業であります。

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年に2回のお産のために交配を試みますが、何故かうまく行かないこともあります。
なので、メスがヒート時に入ると、トライします。
今回はオスもメスもナタリの犬同士の交配です。
虐待されてかわいそうな境遇だったのを引き取ったメスのトスカと、
やはり飼い主が移転のため飼えなくなったため手放していった、
オスのアルテュールです。
アルチュールのパパはオオキミのパパでもあるグランドチャンピオンのノートン。
アルチュールとオオキミはほぼ同い年。
オオキミのママ、タミーズは小さめなので、オオキミはコンパクトですが、
アルチュールはパパのように大きいです。
でもちょっとお尻が狭まってて、
オオキミの方がバランス取れててかっこいいと皆は言ってくれます。(親ばか)
トスカは以前、他のオスとの交配で失敗したことがあります。
トスカとアルチュールは割りといつも一緒にいるのですが、
以前の飼い主さんとのトラウマのためか、難しい性格のトスカは
なかなかアルチュールと仲良くなんかしません。
だからきっと今回もだめだろうと思っていました。

ところが結果はうまく行って、2週間前に8頭生まれました。
そのうち1頭は生まれてまもなく発育が悪くて、生き延びられませんでしたが、
7頭はすくすく育っています。


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ところが、ナタリの3頭いるメスボースロンのうち、スピカが3ヶ月前にお産をしています。
それは去年のお産に数えられます。
普通クリスマス頃には、予約がポンポンポンと入り、
3ヵ月経って1回目の予防接種を済ませると、
新しい飼い主さん達が待っていましたとばかりに連れて帰るのですが、
今回はどうしたものか、予約が入りません。
ここのところ、ボースロンだけでなく、他の犬種のブリーダーさんたちも口を揃えて、
「最近は引き合いが来なくて困ったわね~」と言っているそうです。
こればかりは予測がつけられないことです。

今3ヵ月ちょっと経ったスピカの子犬たち7頭が残っています。
トスカの子と合わせて、14頭の子犬ということになります。

悩みというのはその先です。
ナタリがブリーダーをやっている施設の規模からすると、
子犬は9頭までしか認められないことになります。
もちろんホテルの方の建物に連れて行くことができますが、
お客さんがいっぱい来るので、病気をうつされてしまうのです。
なのであちらには連れて行きたくありません。
でももし、今抜き打ちで、
日本で言う保健所のようなところのお役人さんがコントロールに来たら、
9頭までなのに14頭もいるので、
「5頭は殺してください」とあっさり言われることになります。
そんな~~~!

ブリーダー業をしていると、そういうことも度々あり、覚悟が必要だそうです。
それが農業と言われるところなのでしょうね。
だからと言って、人にあげてしまう訳にはいかないのです。
ブリーダー業とは、犬を繁殖させて、販売する職業だからです。
かえすがえすも申しますが、私は命を扱うことを本業なんかに、絶対できないです。
それがたとえエスカルゴでも 丹精込めた子を食用に出すなんて、私には無理かも。

しょっちゅう行っては、子犬たちと遊んでいる私には、
あの子達を殺すなんて考えられません!
私の知っている範囲で、そんなことが行われるのは耐えられることではありません!
そんな私は、ナタリから言わせるとリアリストでないのかもしれません。
でも私はそういう風に育てられて、
そう感じてしまう人間になってしまったのですからしょうがないです。
3ヶ月といえば、2年前オオキミがうちにやってきたときと同じ年齢です。
かわいい盛りです。
ママのスピカは、私が行くとすぐに寄って来て、「撫でて撫でて~」とおねだり。
私の足元にぴたっと寄ってきちんとお座りしてじっとしています。
子供達もママ似でとっても社交的で元気いっぱい。

ナタリから「殺さなきゃいけないかも...」なんて聞いてしまった私は、
しばらくちょっとパニックになって、どうしたものかと悩み、
でも何ができるか分からず一人でおろおろしてしまいました。
そんな折、
ミクシィのマイナー犬知名度向上委員会のコミュニティーのボースロンのトピックスに、
ボースロンに興味があるという方からコメントをいただきました。
そうだ、日本で興味のある方に紹介してみては?

日本には7年前、那須どうぶつ王国に2頭のボースロン犬が輸入されました。
オスのハールクイン(グレーとのまだらの毛並み)のケヴィン君と
メスのアーネストちゃんです。
今は2頭とも、王国を引退して、
アーネストちゃんは王国でお世話してもらっていたママのおうちで、
幸せな定年生活を送っています。
その様子は、飼い主さんのこちらのブログで見ることができます。
オスのケヴィン君も、他の飼い主さんのところで、
幸せに野山を走り回っている様子のお写真を、拝見しました。
そんな犬生が約束されているなら、日本に行くのも悪くないのでは?と思いました。

でももし不用意に口コミサイトなどに公表すると、
暴利を貪るペットショップや悪徳ブリーダーのところに渡って、
兄弟同士でもかまわずむやみに掛け合わされて、
ちょっとおかしい子が生まれて、事故を起こし、
ボースロンは危険な犬 とレッテルを貼られかねません。
それは極端な例としても、
とてもバランスの取れたボースロンではありますが、大型犬だけに、
しっかりした躾が最低は必要です。
「かわいい かわいい」 だけでは飼えません、走り回れる広いスペースも必要です。
日本の住宅事情を考えると、都会では無理でしょう。
自然に囲まれたところでないと難しいです。
たとえば、躾をするのに、体罰=ぶってはいけない と言う考えが多い日本、
フランスとは考え方に大きな差があります。
今の日本のペットブームの状況では、私には、???の点がたくさんあります。
そのためにも、ボースロンの性格をよく分かって、しっかり管理してくださる方へ
直接お渡しできるのが理想です。

ボースロンがどんな犬かについては
グーグル検索でもそんなにたくさんサイトがありませんが、
実際に飼っている私にはこのページに書いてあることがまあまあよく言い得ているなと思います。
どこかで読んだフランス語の内容に似ているので、
きっとそれを日本語訳にしているのかもしれません。

だいたい日本に連れて行くには、どんな手続きが必要なのでしょう?
それもコミュニティーの管理人さんや、
いつもこちらにもコメントを残してくださっているayanonさんに相談して、
日本の動物検疫所の公式のサイトを教えていただき、じっくり読んでみました。
今後、どんなご縁があるか分からないので、そんな時のために、
ナタリや、フランス人の獣医さんやその他の方にフランス語で説明もできるように、
必要そうな所を30ページにもわたってプリントアウトして準備しました。

勉強した結果の概略は?
狂犬病の発生国であるフランスなどの指定外国からの輸入は、
(イギリスは指定国だということに、フランス人達はそれに大憤慨。
何でイギリスがOKなのにフランスがだめなの?
イギリスだって狂犬病あるでしょ! きっと政治的何かの圧力だ~。
フランス人とイギリス人の戦争の歴史は長い...)
チップを入れて、2回の狂犬病の注射の後、(ここまではフランス国内と一緒です)
血液検査をして、その後180日間係留期間を設けてからでないと、
日本に入国できないと分かりました。
180日=6ヶ月です。
でも逆にそうなると、
子犬は小さければ小さいほどいいと思っているペットショップには行きにくいということで、
少し安心もできました。
でもそれら獣医さんへの依頼、検査代、書類の準備、パリのお役所に行って判子もらったり、
係留中の費用、航空会社あるいは運送会社への搬送代、
場合によっては特別なケージの製作 等々..
日本にたどり着くまでには、お金も時間も相当費やすことになります。
でもそうまでしても...と言う熱意のある方なら本物だ、
いい犬生が送れるでしょう と安心もできると言うものですが...


前出のアーネストのママは、今も王国で働いていらっしゃいます。
ボースロンを愛してやまない彼女の熱意で、
もう一度王国に入れてもらえないかと社長さんに掛け合ってもらいました。
ありがたいことです。
アーネストちゃんが日本に来た7年前は、
規制がこんなに厳しくなくてもっと簡単だったそうです。
王国はその後会社が変わって、入手の簡単な犬達でお客様をお迎えして、
犬達と触れ合える場所にすると言うのが主な趣旨で、
そこまで元手をかける事はできないというお返事だったそうです。
アーネストママも新しい子が来て欲しいと切に願い、相当粘ってくださった様なのですが、
社長さんの「難しい」の一言にがっかりされています。
私がお願いしたせいで、エネルギー使ってがんばって交渉してくださり、
挙句にがっかりさせてしまって、本当に申し訳なかったと思います。
ありがとうございました。

今回のことで、私も日本へ動物を入れることについては、とても勉強になりました。
相当大変だと言うことがわかりました。
しかしそれで納得満足してても、まだ子犬たちの命が助かったわけではなく、
引き続き飼い主さんを探し続けないといけません。
でも日本よりも、EU内ならもっと簡単だし、フランス国内ならもっとお話は早いです。
最初はこのブログの記事にすることも、差し控えていました。
悪い人から声がかかった場合、日本にまだあまり知られていない犬種だけに、責任重大。
ボースロンのよさがきちんと伝わらない広まり方になるのなら、
紹介なんかしないほうがよっぽどいい と思ったからです。
でも、システムが分かり、日本からのお話には、実際私がお手伝いすることになるので、
相手の方とも密にコミュニケートとることになるでしょう。
リスクを感じるお話なら、その時点でお断りできると思います。

このブログを読んでくださっている方は、日本の他に、
ヨーロッパの方、フランス国内の方もたくさんいらっしゃいます。
皆さんにお願いです!

是非周りに声をかけて、この子達が幸せな犬生を送れるように、
素敵な飼い主さんを見つけてあげてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
質問などは、まずはこの記事のコメント欄にお願いいたします。


この記事の今までの掲載写真は、私が3ヶ月前に撮ったスピカのお産直後と、
子犬たちがちょっと大きくなった時の様子です。
ナタリからの正式なネット用の写真は以下の2枚です。

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これらは少し前、3ヶ月頃です。
今は毎日どんどん大きくなっています。


処分しなければならないのは、本当に切羽詰った時です。
でもいつその瞬間が来るか予想できません。
私もこのブログに公開する以外でも、もう一度私の伝手で、
フランス国内の知人に呼びかけています。

またこの度、ボースロン好きのayanonさんが、
ボースロンのよさをもっと多くの人に知ってもらいたいと言う思いから、
ミクシィで ☆ボースロン☆ と言うコミュニティーを立ち上げました。
以前も立ち上げたけれども、一人も集まらず、
一定期間を過ぎ、ミクシィ本部から削除されてしまったそうです。
今度はそんなことにならないように、私もさっそく参加して、盛り立てています。
ミクシィに入っている方は、よろしければのぞいてください。
 
また今回のことを機会に、アーネストママと親しくさせていただき、
今回初めて自分の愛犬について、同じ犬種を飼っている方と、
心置きなく「日本語で」語り合う喜びに浸りました。
なんという快感でしょう!
同じ犬を飼っている方とは、より深く喜びを分かち合えると言うことを初めて経験しました。
今までフランスの景色とそこにいるボースロンの写真しか見たことがありませんでしたが、
懐かしい日本の山や川のある景色の中でのびのび走るアーネストちゃんの姿を、
特別な思いで拝見しています。感無量です。

カナダには歴史的に見ても、きっとフランスからの移民たちと一緒に、
たくさんのボースロン犬が入り、
使役犬として働く姿の写真がたくさん見受けられるようです。
日本語を話す、カナダやアメリカのボースロンのオーナーさんと
ミクシィを通じてお知り合いになれるかもしれません!
たのしみです!

またもや長い記事になってしまいました。
1週間以上もこのことで悩み、メールなどで皆さんに協力していただいておりましたが、
今後はどうぞこの記事を目にしたあなたにも、よろしくお願いする次第であります。
私にできることはこんなことぐらいです。
素敵なご縁が一日も早く舞い降りてきますように...
大切な犬との出会いは「ご縁」という言葉では足りないです。
タイトルの「縁」に、あえて最上級の『えにし』とふりがなふります。(出/chica)
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by tchierisu | 2007-02-28 00:03 | ボースロン


もう1週間も経ってしまいましたが、先週の火曜日、2月6日は
私の愛犬 ボースロン犬の AUKIMI オオキミ の2歳の誕生日でした。

AUKIMI お誕生日おめでと~~~~う!!!

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「ありがとう」って言ってるのかしら?


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猫のラッキーとは、相変わらずです。いったい仲がいいのか、悪いのか?
AUKIMIにとってはラッキーはとても気になる存在で、
ラッキー兄貴が行動をはじめると、いちいち付いて回ります。
ラッキーは迷惑そう。
外に行く時も、オオキミがこうして出入り口で待ち構えているので、
ラッキーも私がオオキミにご飯をあげるタイミングを待っていたりします。


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こんな風にビズされるの、ラッキーはいやみたいです。
この後のおきまりのシーン展開。
オオキミが大きな鼻面でつついて挑発するので、
ラッキーも走り回ってフ~って言ったり、猫パンチしたり 塀に登ったり。
いつも庭でおっかけっこです。
塀を越えてラッキーが畑の方に出かけていってしまうと、オオキミはすごすご帰ってきます。


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でも夜遅くなると、2匹とも疲れて、こうして近くで寝ちゃいます。
ラッキーちゃんも夜、外から帰ってくると、オオキミの歓迎をスリスリして受けています。
猫はその時の気分によるのね。
でも一緒に寝るほどまでの仲にはならないようです。


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これはオオキミへのクリスマスプレゼント。
大きなクッションと骨のガムです。
オオキミがもっと小さい時、クッションはことごとくぼろぼろにされていたので、
買い与えるのを控えていましたが、もうすぐ2歳なので...と思って試しに与えてみました。
最初の2日間はおとなしく、噛んだら「ノン!」といって教え、
ベッドの中に入れてあげたらその上にちゃんと寝ていましたが、
3日目にはもう食いちぎられました。とほほ。
綿を飲み込むと危ないのでおとりあげ。
まだ半分赤ちゃんなのかな~?




そうして年が明け、しばらくしてのことです。
オオキミがうちの中のほうぼうにマーキングをしているのを発見しました。
近所の雌犬や羊のベリベラが発情期だったり、
いろんな理由が考えられますが、
掃除してもしてもいろんなところに跡が残っています。
絶対許されることではありません!
もう赤ちゃんだとは言っていられません。
なんとしても再教育をし直さなければ...!

ここでいう再教育とは、オオキミじゃなくて、飼い主としての私のことです。
今まで甘く許していたのは私なのです。
もっと厳しい態度で接し、修正させないといけないです。
ナタリと散歩をしていても、彼女の言うことはよく聞くのに、
私とはイマイチなのは、やはり私が甘いので、舐められているという事なのです。
これでは主従関係がうまくいっているとは言えず、
いざという時に大きな事故や、人様に迷惑をかける事が起こってしまいます。

マーキングの問題についても、いろいろネットで調べたりして考えました。
去勢手術もひとつの手です。
でも日本でのマンションや、おうちが隣接しているお庭で飼っている訳ではないのですし、
ボースロン犬は今でも農家の中庭や、羊と一緒の原っぱなどで、
雪降る中も外で仕事をしている犬種です。
おうちの中にいて、私に甘えて、マーキングして、それを怒られて、っていうのは
本来のかれのあるべき姿ではないと思うのです。

外で犬を飼うことについても、日本ではいろいろ賛否が分かれるようです。
私は最初から犬は、特にオオキミのような大型犬は外で飼うものと思っていました。
(一部の犬種は大きくても弱いので、
家の中で飼ってあげないといけないのは最近知りましたが...)
子犬の頃はガレージなどで飼っていても、大きくなったら外に出したかったです。
でもクマが、泥棒が来た時に毒を与えられるから と言って、
夜はうちの中に入れることにしていました。
でも入れたり出したりは、雨の降る日など、家の中と外の区別か付かないくらいよごれます。
結果、雨降る日は外にあまり出さなくなったりします。
その度に足を拭いたりも、ここで生活する上でどうでしょうか?
だんだん疑問視するようになってしました。
一緒にい過ぎるから大人になれないんじゃないかとも思いました。
私が甘やかしてしまうのは、
一緒にいると、ついかわいがりすぎてしまうからではないでしょうか?
ナタリはオオキミのママや他のメスたちを絶対にうちには入れません。
見ていてかわいそうなくらい、厳しいです。
私がかわいがりすぎるのを「現実的でない」と言って批判的です。


いろいろなことが頭の中で錯綜し、悩みました。
マーキングと泥で汚れた壁や床の連日の大掃除にも疲れ果ててしまいました。
ペンキを塗った白い壁に付いたおしっこの痕は取れず、
何度拭いても臭いが残るのは、猫がその上におしっこをまたするからでしょうか?
ラッキーちゃんじゃない猫が入ってくることもあります。
ペンキを塗り直そうと思っています。

そして結局、たどり着いた考えは、
飼い主は私で、私のライフスタイルに合わせた犬の飼い方が、
一番みんなの幸せだということ!

オオキミの誕生日の1週間前の1月30日から、オオキミをうちの中に入れない外犬として
窓のすぐ外のテラスの小屋で寝させることにしました。
おとりあげしていた中身が出ていたクッションは、手縫いで穴をふさいで、
犬小屋の中に入れてあげました。
かみそうになったら、もう一度厳しく教えました。
夜近所に吠えに行ったら、呼び戻し、長いリードでつなぎ、
深夜は遠くに行けないようにしました。

折りしも夜の気温は氷点下。何もこんな時から始めなくても...。
目を合わせると、入りたそうにしています。
お仕置きだと思って、何で出されたのか、反省しているように見えます。
上の写真の様に、
小さい時から彼の定位置だった、ソファーの足元で彼が寝ることはもうありません。

つらかったです。
シャッター式の雨戸をさすがに全部下まで下ろすことはできません。

かわいそうと思ってつらい時何度も考えたこと。
ナタリのうちに今ボースロンの子犬たちがいますが、
すでに3ヵ月経っているとはいえ、まだまだ小さいです。
でもその子達も夜はオオキミと同じ様に、外の小屋の中に一緒になって寝ているのです。
それくらいボースロン犬は強いのです、
それが彼らにとっての自然な生活で、バランスが取れているスタイルなのです。

どんなに寒い晩でも、小屋の中は暖かく、その温度で充分大丈夫のようです。
クッションと小屋の床の間に水分がたまるので、毎朝小屋を解体して干して、
クッションも日中裏表ひっくり返して干します。
夜になると、また組み立ててクッションを入れて、寝床を作ってあげます。

2夜3夜経って、私が慣れてきたように、彼も慣れてきました。
いえいえ、私が慣れてきたのです。
彼は環境が変わったことをそんなにショックに受け止めてないかもしれず、
つらくて悲しかったのは私の方だったと思われます。



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外で寝るようになって2週間が経ちます。
もう夜になると自分で小屋に入って、近所に吠えに行ったりもしなくなってきました。
クッションを噛んだり、子供じみた態度はほとんど見られなくなりました。
でも時々調子付く時は、私が厳しく声を発すると、
前よりよく聞くようになったように思います。気のせいかしら?
バランスが取れて、静かになったとも思います。
ボール遊びに疲れて、ヘソ天姿でお日様の下で寝ているオオキミの姿を見る限り、
かれは不幸じゃないよね。

当初庭のちょっと離れた場所にケージを作ろうと思っていましたが、
オオキミが吠えたらすぐ聞こえる今のテラスの方が、
泥棒が毒を与える、と言う怖い話に対しては私達が気づくので、安全だと思い、
ケージつくりは見合わせて、様子を見ています。
でも夏になってきて、お客様もテラスで食事したりするようになったら、
ちょっと離れた場所にケージを作って、その中に入れた方がいいかもしれません。
犬が嫌いな方だっていらっしゃるのだし。

ケージ作りの代わりに、オオキミが外犬になったので、私もなるべく外にいたいと思うので、
今テラスの一部に屋根を作る工事をしています。
屋根ができれば、少しくらい雨が降っても、
私も外で刺繍をしたり、ご飯食べたり、お茶飲んだりできるし、
オオキミも私の足元来れます。
結局犬離れできないのは私なのです。


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天気のいい昼間は、
日照時間の一番長いテラスの先まで、小屋とクッションを持っていて干します。
でもクッションの上にはこうやってオオキミがすぐ来て寝てしまうので、
なんかクッションはいつも湿った感じ...。
今は全く、噛み千切らなくなったから不思議です。
右後ろの、糸杉の木の根元が見えますか?
茶色くなってしまっています。
みんなオオキミのおしっこのせいです。
何か囲いをしないと、木がかわいそうです。
見た目も美しくありません。


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まだまだ、完全に大人になったとはいえない、2歳になりたてのオオキミ。
外犬になって、いつもちょっとばっちいワンちゃんになっちゃったけど、
つらいことを経験して(ちっともつらくないかもしれない)
こうして少しづつ大人になっていくのですね。

...こうして、私が大人の飼い主になっていくのでした。


そう言ってる間にも!
ほらほら!または入りたそうにしてぇ!
右手の先っぽが、ちゃっかりおうちの中に入ってるわよ!

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by tchierisu | 2007-02-14 01:02 | AUKIMI・犬

去年の初めに、パリのブティックの仕事を辞めてから、
今までの人生で、一番ゆっくり時間の流れる日々を送っている私ですが、
珍しく、先週はちょっと忙しかったでした。
...といっても、東京でのあの生活から比べたら、全く何でもないことなのですが、
久しぶりにたくさんのことをしたので、
なんか1週間なのに3週間くらい時間が経ったように感じます。

前回お送りした、お誕生日会2日目の午後を家族で過ごした後の晩は、
ナタリとフレッドで、オルレアンのパークエキスポで行われている
サロン・ド・ガストロノミに行きました。
前日4人でチーズと一緒に飲んだワインを造っている
ジープ友達のブルグイユのクリストフが毎年出展していて、招待状を一枚送ってくれます。
フレッドのうちにも今年は送ってくれたので、4人で半額払って行くことにしました。
...と言っても、入場料1人2ユーロですけど。


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クリストフと奥さんのサンドリンヌ。
サンドリンヌも、自分の畑で、クリストフとは違うワインを造っています。


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ナタリとスタンドを見て回ります。
日本で言うジュンサイ?を見つけました。
こんなのこちらで初めて見ました。
酢漬けになっているようで、サラダなんかに入れるようです。


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バスク地方名物の大きな唐辛子。
でもこの中に詰め物した料理は、唐辛子の味はしても、
次にものすごい辛さが来るぞ!と脳が過去に学習した記憶により、
私の身体を構えさせたものの、全く辛く無くて、
肩透かしを食らった、へんなセンセーションだったのを思い出します。
おいしかったので、また食べたいです。


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このかわいい箱には、いろんなミックスのスパイスが入っています。
主にオリーブオイルに入れて、オイルに香りをつけるものの様です。
そのうちのにんにくやハーブやこしょうなんかが入ったのを買いました。
でもオイルに入れずに、ゲランドの粗塩と混ぜました。
お肉の塊の上なんかに食べる時にかけると、香り高くて、おいしいのです。


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パン屋さんが売っているこのお菓子は、まるで羊肉のシシカバブみたいな形です。


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はちみつ屋さんには、本物のみつ蜂がいました。


この日は土曜日のノクチューンで21まで開いていて、
その後からピザ屋なんかに行って夕食でした。




日曜日はフレッドとナタリが来て、ベリベラの敷地の柵つくり。
フレッドはフォックスのママ、ネルラを、
ナタリはオオキミのママ、タミーズを車に連れてきて、
オオキミ一日中興奮しまくりでした。


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なぜタミーズはカメラを向けると、毎回ナタリの後ろに隠れてしまうのでしょう?(笑)
オオキミはママのお尻を嗅いでは、その度ガルルと怒られていました。


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こう見るとオオキミはママよりずいぶん体が大きくなりました。
大きさは違うとはいえ、目の感じやしぐさとか表情が、
オオキミはママにそっくりです。




翌月曜日は、お休みデーでした。
でも朝から冷凍食品屋が来るので、寝坊はできません。
翌日は京子食品の11月締め切りなので、みんなに注文取りの連絡をします。
月曜日に決まってやることは、火曜日が唯一のごみ屋さんが来る日なので、
庭のオオキミのフン拾いです。




9月末からミクシィに招待されて入り、
このオルレアンがあるサントル地方のコミュニティーに参加しました。
そこでお知り合いになった方と、火曜日は初めて会う約束をしていました。
その方も「夕べ興奮して眠れませんでした~」なんて開口一番おっしゃってくださって。(爆)
初めてお目にかかったとは思えないほど、共通の知人達の話で盛り上がったりで、
いつになく、とてもエキサイトした午後を過ごしてしまいました。

そして夜はオーベルニュの友人のブリュノが突然来て泊まる事に。
彼はパリダカなどのラリーに参加する優秀なコ・パイロットのメカニックで、
今年来年はトヨタチームです。
去年はカテゴリー優勝を果たしました。
トヨタの人とパリで会って、前日は日本食レストランに行ったそうです。
そのレストラン、地図を書いてもらってもどうしてもピンと来ません。
しばらくパリを離れている間に、私の断り無く、(笑)
オペラ地区に新しい日本食レストランが出来たようです。
うーん 私としたことが... 
次回しっかりチェック入れなければ...。 

来年のダカールは年末やお正月でなくて、
1月6日ポルトガルのリスボンからのスタート。
その前のノエルから新年の間、4泊ほどブリュノはまたうちに来て、
ばらばら部品の状態で何年も放ってあったジープの組み立てを、
まずはどの部品が足らないかのチェックからしてくれるそうです。
以前はそんなに忙しくなくて、少しずつ組み立てるのを楽しんでいたクマでしたが、
最近黒のピックアップや、ドイツ行ってオートマのラングラーも買ったことだし
忙しくて、組み立てはもう出来ないし..とほとんどあきらめて、
部品のまま売ってしまおうとしていたところでした。
でも、ブリュノが手伝ってくれるなら...と、
徐々にモチベーションが上がってきているようです。
その後部品が揃って、ダカールが終わった後、
ブリュノがまた、今度は2週間くらいうちに来て、組み立てを手伝ってくれる約束です。
それはとっても嬉しいことですが、予定は未定であって決定ではなくて、
いつもころころ変わるので、どうなるでしょうか?
でもブリュノが滞在ということで、2階のお風呂場の工事がにわかに進んできています。
まずはいい効果であります。




火曜日までの締め切りの京子食品の注文ですが、
突然のブリュノの来訪でメールが送れず、
水曜日の朝、ブリュノに朝食を出して、彼が出た後、やっと急いで注文完了。
そしてこの日、またもやミクシィで私にたどり着いてきてくださった方に、
昨日に引き続きまたもや、初めてお目にかかることになりました。
女性お一人で、フランス政府のため、2年間オルレアン勤務なのだそうです。
お仕事の内容を伺っても私にはチンプンカンプン。(笑)
すごいな~ と感動だけです。
その方のすごいところは、フランス語が全くできないのに、
引越しやらお買い物やら電話の手続きやらをこなされていること。
私は、数年前=パリで仕事をする前 までは、オルレアンの日本人の方々に
フランス語をお教えしていました。
日本でも10年以上も家庭教師をしていたので、
今までの人生で一番長い職種が、どうやらフランス語の家庭教師...と言えるようです。
今回もそのすごい女性から頼まれて、久しぶりに再開することになったという訳です。
なんか嬉しい。私、お教えするの好きみたいです。

その方とお目にかかったのは彼女のお昼休み。
その後うちに帰って、15時過ぎからは、毎週水曜日のお楽しみ、
日本時間23時過ぎの『オーラの泉』を、
実家のテレビにスカイプウエヴカムを向けて、見せてもらいます。
他のいろいろな番組も両親に頼むことができますが、
結局これだけは欠かさず見るようになっています。
ゲストの陣内さん、確かに、とっても頭くるくる回りすぎで
一緒にいても疲労が伝わってきそうなもの発してるな~ 
と、私も番組の冒頭から感じていました。
その後は、前日から忙しくてゆっくり話せなかったパリのお友達と長電話。




木曜日は、またお友達と会いました。
東京の日仏に通っていた時の私のクラスメートの、
ニース留学時のクラスメートで、
その後みんなとよく会うようになった、数多いフランス語つながりの友人の1人です。
私が日仏に通い始めたのは、かれこれ16・7年位前?
正確には何年だったか?どなたか教えて。みんなとも長いんだな~。
で、その彼女も素敵なフランス人の今のご主人を見つけて
彼の実家のあるアルデッシュで結婚式。
パリとイギリスの生活を経て、今はタイのバンコクで暮らしています。
今回はご主人の仕事にくっついてパリまで来たと、
先週1年以上ぶりに電話をもらいました。
本当なら私がパリに行かなければいけないところですが、私、何せパリ嫌い。
たとえ今回会えなくても、元気でいればまたいつか会えるし...と思う私ですが、
こんな時じゃないとなかなか会えないから...と
なんと彼女が電車で朝パリから来てくれました!
ぺちゃぺちゃおしゃべりして、お昼に、炊き込みご飯とお味噌汁なんか食して、
時間はあっという間に経ち、パリに戻る電車の時間が気になって、
なんかちっとも話したいこと話せなかった感じです。
知り合ったきっかけの先程出た共通の友人、
私の日仏の、彼女のニースのクラスメートが、
いよいよ今度結婚するというおめでたいビッグニュースもありました。
夜クマにもそれを伝えると、良かった良かったと喜んでいました。
スカイプで、東京の友人のところにコールすると、
そこにたまたま他の友人も遊びに来てて、はからずも4人で話せたし。
グーグルアースでバンコクの住んでいる建物も見せてもらったし。
今度スカイプで、東京とフランスとバンコクで3者通話するのが楽しみです。




金曜日はまたもや早起きでした。
クマがメラノームで今年3月に手術をして、
その後3ヶ月毎の定期健診で皮膚科に通っています。
私もいつもちゃっかり一緒に行って、いろいろ見てもらっています。
何でちゃっかりかと言うと、なかなか予約が取れないからです。
前前回の5月に背中に出来ていたにきびの大きいののようなのが腫れて痛かったのが、
8月にはだいぶひいていましたが、でもこれは袋状になっていて、
放っておくとまた腫れてきてその繰り返しになるから、
次回取ることにしましょう、ということで、
局部麻酔で手術することになっていたのでした。
まずはクマの身体をリンパ腺など、触診してもらって、
ほくろも異常がないかよく診てもらい、なんとも無くてほっとしました。
それから私の番ですが、私をリラックスさせるためにか?
先生がクマにいろいろ話しかけ、クマがそれに応えます。
2人の会話は白熱して来て、
私は先生が手元に集中していないようで気が気でなくて、余計緊張します。
そんな私の様子を見て、「あなたも何か話しさい」なんて言ってくれますが、
麻酔の注射を何度も刺されて、痛くてそんなにリラックスなんて出来ませんよ~。
痛がると、敏感ですね~ なんて言われるし...。
そして切り取って、糸で縫って、大きなばんそうこうを張ってもらって、おしまい。
でも痛み止めも何にも出ません。
案の定午後は麻酔が切れてきて、痛かった。
夜は仰向けになれないので、よく眠れなかったし。




そして土曜日。
朝方は大雨で、外の作業は無し。
ブリュノが来るかも...のモチベで、
2階のお風呂場の水道工事をクマは仕上げます。
午後はちょっと晴れたので、フレッドとフレッドの叔父さんに手伝ってもらって、
ベリベラの柵を完成させます。
2階のお風呂場の方は、一日の終わりに水を開通させると、
以前工事した場所から水漏れ発見。
明日は日曜日でお店はみんなお休みで部品が買えなので、
また来週以降に...ということになりました。




日曜日は晴れたので、私は暖炉用のまきを外からガレージに運ぶ力仕事、
クマは前庭の芝生の水撒きスプリンクラーの設置、
午後はフレッドとナタリのうちに行って、
ベリベラのママたちに虫下しを飲ませるため、
みんなで草原で羊追い。
まあこれが結構大変なのです。
でも何とかうまく行きました。
オスを飼い始めて、生まれた子羊が今4頭。
そのうち2頭はベリベラと同じママからの子で、どことなく似ています。
でも来週業者に売ってしまうそうです。
私はその肉食べれません。
悲しくなるので、あんまり子羊のことは見ないように、考えないようにしています。
みんなそれぞれ違った運命なんだし。




そんなこんなで今日は月曜日。
なんかやっぱりちょっと疲れています。
背中の傷はぴりぴり痛がゆいです。
明日は京子食品の配達で、また日立さんの門の横に取りに行きます。
その後はフランス語の授業...と思っていたら、ご都合が悪いそうで、
木曜か金曜に延期ということで、どうせまたオオキミが汚すので、
掃除機かけだけにとどめ、床の吹き掃除はやめにしました。
その後、先週火曜日にはじめて会った友人にお届けがてらお邪魔して...。
クロスステッチも、クリスマス用なので、ぼちぼちエンジンかかってきました。




ミクシィとブログ始めてから、以前と比べて身辺やっぱりちょっと忙しくなったのは確かです。
でも新しい人との出会いも、ご縁だし、ありがたいこと、
大切にしないと...と思っています。
そういう細く長くが、10年20年続くかけがえのない友情になっていくのですものね。
フランス語をまたお教えできることも、そんなチャンスを与えられて感謝です。
自分に自信が無くなった時に、こういう定期的な活動って、
心のバランス保つのにとっても必要だったりします。



先週に引き続き、またたくさんお誕生日プレゼントいただいちゃったみたいで
幸せ感が広がって、その中で今夜は良く眠れそうです。
あーあ また長くなってしまった...。
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by tchierisu | 2006-11-28 11:18 | フランス生活

うちの羊 べりとベラ

このお話は、もっとずっと前に紹介したかったのですが、
何せお見せしたい写真が多くて、その準備でなかなかアップできず
やっと今となりました。
立ち上げるの重くてスミマセン。
お付き合いください。


去年2005年の2月6日。
ボースロンのブリーダーをしているナタリの愛犬タミーズが
5匹の子犬を産んで、そのうちの一番大きい子が後にAUKIMIと名づけられ
3ヵ月後うちに来ることになるのですが、
そんなことになるとはまだ誰も夢にも考えていなかった、
そのちょっと後の、2月14日、バレンタインデーのできごとです。
当時ナタリとフレッドは、カールした角の生えたピレネー羊を
メスばかり12頭飼っていました。


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いつもこんな感じで、遠くからみんなで一斉にこっちを見ています。
近づくと同じ距離だけ遠のいて、一番古参の歯の無いおばあちゃん以外は
特別な餌をあげるとき位しか側にやって来ません。

このズームの写真は最近撮ったものなので、実はよく数えると12頭以上います。
今年になってオスを飼って小羊が生まれたからです。
でも絶対近くで見ることはできません。

話は去年のバレンタインデーの早朝に戻ります。
寒い朝から屋根の工事で高いところに登ったフレッドが、
原っぱの遠いところに白いものを発見。
雪が降ったりしていた頃なので、その跡かと思いましたが、
どうも様子が違うので、降りて行ってみると...

なんと!!!

生まれたばかりの、へその緒もまだついている子羊が2頭、
首をうなだれて死にそうになっています。
ナタリもあわてて駆けつけましたが、2頭とももう冷たくなって、あんまり動きません。
女の子(おばあちゃんもいますが)ばっかりの群れなので、子供が生まれる心配もなく、
それ用に餌をあげていなかったので、母親からはお乳が出ないようです。
群れをチェックしてみると、上の写真の一番左にいる、
1頭だけまだらの羊がママだと分かりました。
フレッドは「もうどうせだめだから放っとけ」なんて残酷にも言いますが、
ナタリはまだ生きているものをそのまま黙って死なせるなんてできないので、
うちに連れて帰り、2頭をダンボールに入れて暖炉の前に置いておきました。

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羊に飲ませるお乳はもちろん牛乳でなくて羊のお乳でないとだめです。近所の羊のチーズを売っている農場に、羊の粉ミルクを買いにナタリは走りました。もしかしたら死んじゃうかもしれないので、とりあえず少しだけでいいと言うと、農場のマダムはお金をとらずに粉ミルクを分けてくれました。お湯に溶かして哺乳瓶で子羊にあげてみますが、あんまり飲みません。ナタリは暖炉の前で身体をさすってあげました。
そして私に電話が来て、私が着いたのがお昼前。

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確か私が着いたとたんに、1頭がよろよろと立ち上がったんだったと記憶しています。またすぐしゃがみこんでしまいますが、またミルクをしゃぶらせたりして、だんだん身体も暖かくなってきました。「いけるかも!」「がんばるのだよ、2人とも、生きてみなさいね! いいことあるから」って声をかけて励ましました。(笑)



そんなことを続けるうちに15時くらいでしたか?
いきなり一頭が驚くような大きい声で

『べ~~~!』

と叫びました!
なんかその声がおかしかったのと、うれしかったのとで、
ナタリと2人でげらげら笑ってしまいました。

そのうち2頭ともよく鳴く様になり、ミルクもだんだんたくさん飲む様になりました。
そのまま夜になってきたので、私はクマに電話しました。

「今日はバレンタインデー。プレゼントがあるの、ナタリとフレッドのうちに来て。
新しい芝刈り機なの。でもちょっと珍しくて、ガソリンじゃなくて、ミルクで動くんだけどね。」

何のことやらさっぱりだったクマも、来て見て納得。
私は冗談で言ったのに、
クマはうちの草刈機として雇い入れるのに結構乗り気のようです!


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その後すっかり元気になった2頭はダンボールからバリケンに移され、
そこも窮屈なので、数日後、うまやの方に引っ越しました。
私も頻繁に行ってはナタリを手伝います。
何せ4時間毎にミルクをあげてましたから...。


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最初ほんのちょっともらってきた粉ミルクも、
大きなドラム缶くらいのケースに満杯になるほど買ってきて、
それをスプーンに何杯って毎回で測って哺乳瓶に作っていました。
でもなかなかとけないので、熱いお湯でつくり、それをよく冷まさないといけません。
喧嘩になったので、2本目の哺乳瓶を買ってきてしばらく与えていましたが、
農家で使う、四角いバケツの下に動物のママのおっぱいのように
ゴムの吸い口のついている、家畜用の黄色い哺乳バケツを購入。
そこにミルクを作ってうまやに持って行きます。
あわてるあまりなかなか吸い口をしゃぶれなかったり、
吸い口の穴が小さすぎるとゴムの部分がつぶれて出が悪くなります。
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そんな時気をつけないと、バケツごと下から強く頭突きされて、
バケツがひっくり返って中身がたくさん出てしまいます。それを防ぐためにあげてる間はずーっと押さえてないといけません。でも毎回一気飲みなので、あっという間に終わってしまいます。飲み終わっても「もっともっと~」とズボンや靴をしゃぶってきます。

昔から子羊って、無力とか罪のないって言う形容詞で表現される様に、
本当にいたいけないと言うか、か弱いと言うか守ってあげたくなる。
特にこの足の様子が、なんとも言えないです。


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お日様の出る暖かい日には、 原っぱに連れて行きます。   早く草を食べてくれるようにならないかしら~。
夕方うまやに戻す時のテクニックは簡単。例の黄色いバケツを見せれば2頭ともベーベー言いながらすっ飛んできます。





その後すくすくと育った2頭は、
私がいつも一緒くたに「ベリベラ」と呼んでいたので、べりとベラと命名されます。
人懐っこく積極的にこっちに来るのが「べり」。
ちょっと怖がり、触られるのがあんまり好きでない方が「ベラ」です。

AUKIMIが5月にうちに来て、
その後しばらくして、クマはやっぱり草刈機として雇うのに乗り気で、柵を作り、
うちに2頭がやってきます。


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これは6月中旬。
もうずいぶん大きくなって、毛もたくさん生えて丸々です。
身体を撫でると、手芸屋さんの毛糸売り場の匂いが手に付きます。
ウール100パーセント 正真正銘のウールマーク!


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庭の芝を刈ると、芝刈り機にたまった草をベリベラの敷地に捨てに来ます。
ベリベラにとっては大ご馳走。
なので芝刈り機のモーターを始動するとベーベー鳴きます。
向こう三軒両隣のお宅の芝刈り機が動き始めてもやっぱりベーベー鳴きます。


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来た頃は裏のべりベラの敷地の丘の上にも、まだ緑がありました。



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羊って、こんなに世話要らずとは知りませんでした。羊に必要な栄養分も入った羊専用の塩とお水を置いておくくらい。干草を食べる季節以外には、お水もあんまり飲みません。ただ年に1度毛を刈るのと、年に2度虫下しを飲ませます。毛を刈る時は、トラックに積んで、ナタリとフレッドのうちにお里帰り。そこに業者さんが来て、毛をあげる代わりに、無料で刈ってくれます。1年目はまだ刈りませんでしたが、これは今年の6月。ヤギみたいになって帰って来ました。(爆)
身体は脂分でべたべたです。これで雨もしのげるのです。同時に虫下しも飲ませました。


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ナタリとフレッドのうちの羊達は絶対人について来たりしませんが、ベリベラは人間に育てられたので、とっても飼い慣らされています。私が呼べばすぐ来ちゃいます。近所のお母さん達も子供を連れて動物園よろしくよく来ます。パンなんかもよくもらっちゃっているようです。おなかが膨らんじゃうからたくさんあげないでね。

私がビニール袋なんか持ってようものなら、このひずめのある前足で
私のひざ上によじ登ってきます。おかげでももに筋状に青あざです。(涙)


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この夏には、途中いろいろな人に手伝ってもらいながらも、
基本はクマと私で、とうとうベリベラ用の手作りの小屋も完成いたしました。パチパチパチ。
中は2部屋に分かれていて、ベリベラの部屋と、庭いじり用品の物置です。
炎天下の日、一人で門を黒く塗ったのは、私です。

オオキミがベリベラの敷地に入ってしまうと、本犬は遊ぶつもりで追っかけるのですが、
ベリベラの方はパニックになって、時々怪我してしまいます。
だから今はまだ絶対入れられません。
そのうちオオキミが大きくなって、落ち着いて、入れても大丈夫な日が来るのだろうか?

この写真は最近ですが、丘は今年禿山です。
ミルクで動く草刈機の威力はすごいものです。
この禿山、景観がよくないので、今、内側に柵を作って、
ベリベラが入れないようにして、植栽をしようと思っています。
○○と煙は高い所が好き と言う私が登るために作った丘ですが、
ベリベラのせいで禿山となり、滑って今は登れません。
植栽の後、階段なぞも造る予定です。


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よく見えませんが、左の緑色のものは、
羊が鼻でつつくと水が出てくる仕組みの蛇口付き、羊用水のみです。
でも今まで自分達で押して飲んだ形跡がないのは、
私が押して水を出してあげちゃうからかもしれません。
過保護にし過ぎかも。反省。



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オオキミはベリベラのふんが大好きで、食べてしまいます。
犬にとって草だけ食べてる羊のふんはいいにおいで、飴玉みたいなものだとナタリの説。
でも ゲ~。
威嚇のウオンウオンではなくて、キャンキャンと吠えて、
オオキミは柵から顔を突き出してベリにしょっちゅうビズを求めます。
ベリの機嫌がいいと、お耳をハグハグさせてくれる時もあります。
時々お尻も舐めます。
外から帰ってきたオオキミが近づくと、ウールマークの匂いがします。
その口でこっちの顔舐めてくれてるかと思うと....
やっぱり ゲ~。



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これでもオオキミはベリベラを護っているつもりなのでしょうか?
ボースロンはシープドッグでもあったのですものね。
朝起きて間もない頃、きっとオオキミもまだ目が覚めていない時、
庭でオオキミが何しているのかな?と探すと、
ベリベラが座って草を反芻している横で、
静かに長いこと一緒にいることがよくあります。
同い年同士 いったい3人(頭)で何話しているんでしょう?
「大体あなたは何でそんなに騒がしいの? 全く子供ね!」 
って女の子達にたしなめられているのかな?



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あの時、がんばって生きる方を選んで、うちに来てくれたかわいいベリとベラ。
生きてみて、いいことあった って思ってくれてるかしら?

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by tchierisu | 2006-11-21 22:04 |

以前我が家は、オルレアンの街中のアパートでしたが、
20キロ弱離れたここ Mézières Lez Cléry に土地を見つけ、自分達で家を作って、
お湯が出て、トイレができたところで、引っ越しました。
その後も少しずつ工事を進めていますが、住めてしまうと、なかなか捗らないもので
いつも工事現場で暮らしている感があります。
今は2階のお客様用のお風呂場などを手がけているのですが、
クマは、フランスの週労働時間35時間制の法律を則ったサラリーマンではないので、
週中早く帰ってくることもないし、週末はいろいろと他にお楽しみもあって、
2階は遅々として進みません。
我々の辞書に『完成』という文字は無い とでも申しましょうか。(笑)

でもこの度、PAYSASISTE とか JARDINIER と呼ばれるプロに来てもらって、
家の周りを一気にこぎれいにしようということになりました。
数週間前に打ち合わせに来たきり、急に寒くなったり、雨が続いてりでなかなかでしたが、
今週いよいよ始まりました。
毎朝早くに来てくれるので、私はいつものようにパソコンの前で夜更かしすると
翌朝朝寝坊はできないので、ちょっと寝不足気味です。

2人の庭師さんは親子です。
自然相手にしているせいか、とっても穏やかで物静かな性格。
私の要望をよく聞いてくれます。


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いろいろやってもらうのですが、
最初は、地下駐車場の入り口の上に作ったプレオの両側の、プランテーションの植栽。
お父さんがトラックから土や植木を息子に渡します。


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息子が受け取ります。


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プランテーションに土を入れます。


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AUKIMIは最初ワンワン吠えていましたが、すぐに慣れて、
自分のテリトリーで働く優しい人達に大喜び。


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でも、AUKIMI~。
はっきり言って、あなたは相当作業のお邪魔。
庭師さん達はニコニコ笑って許してくれてますが、しばし家の中に幽閉です。
水が撒かれた新しい土の庭からの出たり入ったりが激しくて、
今週家の中はAUKIMIのせいで泥だらけです。
また汚されるので掃除機かけにとどめ、床拭きはしていないので、すごい状態です。


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コニファーと、なにか垂れ下がるものを、ということで、
葉っぱと実が赤い、垂れ下がりものを、交互に植えてもらいました。
ノエルの雰囲気でかわいいです。


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作業は続きます。


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出来上がり。
今はまだ小さいですが、来年にはもっと大きくなることでしょう。

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by tchierisu | 2006-11-14 20:03 | フランス生活

おとといの日曜日、
うちから一番近い村 MAREAU AUX PRES で植木市があったので、
クマとナタリとナタリのだんなフレッドと、AUKIMIを連れて行ってきました。
木を植えるには、冬前の今の時期が理想だそうで、
毎年この時期にはほうぼうでよく見受けられます。

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最初オオキミは しっぽをお尻に隠して、焦って走り出しそうになります。
以前はこんなことなかったのに...
散歩以外、最近あまり連れ歩かなかった、飼い主の私のせいです。
もっとブロカントとかに頻繁に連れて行って、人ごみに慣れさせなければ。

ほんの数秒目を離した隙に、よそのおばさんがオオキミにクッキーなんかあげちゃって
慌てて 「Non merci!」。 本当に困ったもんです。
人間が食べるいろんなもの、勝手にあげて欲しくないです。
餌付けして慣れさせて、なでなでしたいんでしょうけど、
ラブラドールなんかとは違うんですから、噛まれても知らないですよ。
案の定その後吠えられて、「まあ、おいしいものあげたのに...」なんて言っています。
でも噛まれたら噛まれたで、責任とれってこっちが言われるので、
いろんな人がいるので、本当に気をつけないといけません。

オオキミのリードは、いろいろ試しましたが、この馬用が一番です。
強く引かなければならない時、この太さが私の手になじんで、扱いやすいです。

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今週水曜日から、TOUSSAINT=万聖節 のバカンスで、
フランス中の学校は10日間お休みです。
日本のお彼岸みたいに、お墓参りに行きます。
その時のお供えにはやっぱり菊です。
私はお供えという訳ではありませんが、この鉢植えの菊が好きで毎年必ず買っています。
いい香りだし、見た目が私にとっては仏壇に飾る様な抹香臭さがないし(笑)
丈夫で長持ちだからです。
この日はさすがに植木屋さんの直売で、
いつも買っている大型ガーデニングチェーン店の半額のお値段でお買い得。
いつもより大きくて、丈夫そうです。
フレッドもナタリに、黄色とボルドーの2色が一緒に大きな鉢に入っているのを
プレゼントしていました。
このあいだまで喧嘩していた2人だったので、私もクマと顔を見合わせて、ホッ。

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各植木屋さんがお店を出しています。
これかわいかった。

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こんな陶器屋さんも出展。手書きのモチーフが美しかったです。
ジアン焼きのさくらんぼのモチーフのコピーみたいなのも、ちょっとあったけど...。

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いつも買っている、この広場の向かいの蜂蜜屋さんも出展。
おじさんのセーターが蜂蜜色に妙にマッチ。(笑)
クマの朝食用の蜂蜜が少なくなってきたので、買いました。
おじさんはAUKIMIを見て、いつかボースロンが欲しいとしきりに言っていました。
ブリーダーをやっているナタリを紹介しました。商売商売。

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地元のワイン醸造屋さん。
ベルナッシュという、発酵させてワインになる前の
ぶどうジュースとワインの中間ものを売っています。
今の時期にしか飲めません。
白ワインになりかけはよく見ますが、赤のは割と珍しい。
実は前の週末に、隣村 CRERY ST ANDRE の りんご祭りにも出展していたので、
買ったのですが、とてもおいしかったので、毎週買ってしまいます。
「ファンタグレープみたい」と言うと、
「そんなのと一緒にするな」と周りのみんなに言われました。
アルコール度弱いので、シュワシュワぶどうジュースみたいで、とってもおいしくて、
3本も買ったので、ついぐいぐい飲んじゃいました。
でもその後、前の週は大丈夫だったのですが、
おなかの中で発酵が続いている訳で、トイレに籠もることに。
本当に、人が大丈夫なものでもすぐ下ってしまう、とっても弱い私の腸です。

うちの近所では、夏にホワイトアスパラを道端でよく売っていますが、
こんな瓶詰めもありました。
クリームスープ状になっているのも、おいしそ~。

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この実の生り方がかわいかったです。

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こんな風車みたいなものも売っていました。
風が強くてよくくるくる回ります
オオキミが驚くのがおかしかった。

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買ってきたのはこの2鉢。
色味が違うので、隣り合わせには飾れませんが、両方とも好きな色なので、選びました。
あっちの窓辺とこっちの窓辺に、離して置いて飾っています。
おうちの中、またもや秋満喫です。

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by tchierisu | 2006-10-24 23:18 | 生活