1か月以上ぶりのご無沙汰です。
お変わりございませんか?

5月は、日本もゴールデンウイークというものがあり、お休みが続きますが、
フランスは、祭日が点々とあります。
それが例えば月曜日なら、当然、土・日・月の連休、
そして木曜日だと、金曜日も休みにしてしまって、小学校や一部中学校は水曜日もお休みなので、
水木金土日、5日間も休みとなり、そんなカレンダーが毎週続いて、なんだかず~っとバカンス気分。
そして今は6月に入り、大学などはもうテストも終わって夏休みだし、
日差しも暑くなって、もともと仕事をしない人々の気分に、ますます拍車がかかっております。


前回、母がパリに来ていた5月の上旬、お腹の調子が悪いながらも、天気がいいので、
お買い物に左岸に行ったついでに、帰りは歩いて帰ってきました。
左岸、デプレ、カルティエラタン なんて言うと、とってもおしゃれなものを買いに行ったように聞こえますが、
山用のゴムバンド付きヘッドランプ。笑
山にももちろん持っていきますが、ベッドの暗がりで小さい刺繍をする時に、
クマのイビキの横で使います。
お散歩は、おなかの調子と相談しながらで、怪しくなったらすぐにメトロに乗ろうと思っていましたが、
パリ唯一の山道具専門店の店員さんとシャモニの話で盛り上がり、
なんか血が騒いで、なんとか歩ききっちゃいましたっけ…

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セーヌ河を渡り、


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ノートルダム寺院の横を歩いて、


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大好きなバラ窓の写真なんかを撮りながら、


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サンルイ島、シテ島を通って、


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ヴォージュ広場まで意外とあっという間ね~。 …すっかりアルプス歩いている距離感覚になってる。


他の日には、日本に帰ってしまったお友達がちょっとだけフランスに用事で戻ってきたので、
久しぶりに再会、一緒に喋りまくりながら手芸店ものぞきます。

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冬、かぎ針編みに目覚めた時お世話になったこのお店、今はこんなきれいなお花が咲いていました。
そのお友達(って言っても、私の娘と言ってもいいほど年は離れているんです、ずうずうしいわね…)とは
また今度いつ会えるかわからないけど、
このお花の色と共に、いい思い出になっています。
元気でお互い自分を磨いて、今度もニコニコおしゃべりしたいね。


母とはいつものように今回も、

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ここやら、


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ここで、
 
↑ 正面に大きく出ているオペラや、


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美しすぎるほど美しかったこのバレエを堪能しました。
偶然にも、一番私が観たかった男性エトワール(このポスターの人とは違います)の踊る日に当たって、
涙もの! なんとラッキー!
やっぱりオペラよりバレエの方が、私は好きかも?

木曜日のお昼バスティーユ無料コンサートはキュペール氏のコンサートで、
去年田舎のお城まで聴きに行ったのと同じ演目の、ニューヨークジャズ!
母は、今から55年くらい前、
中村八大やナベプロの渡辺さんが組んでいたジャズバンドを
高校の授業をさぼってジャズ喫茶に見に行った思い出が鮮やかによみがえり、
涙していました。
きっと母も好きそうなものだと思っていたので、偶然日程が合って、見せることができてよかった~!
コンサートの後、キュペール氏の出待ちしてたら、額屋に入れてくれて、
準備していたチョコレートも渡せたし… キャ~。
母はすっかりドラム(オケの時はパーカッション)のイケメン、ダミアン・プティジャンさんのファンに。
私のことを去年のお城以来覚えていてくれて、
いつも見かけるとオケボックスから手を延ばして握手してくださいます。
オペラの時は、3時間にわたる演奏中、第1幕でほんのちょっとトライアングルをチリチリと鳴らしたり、
最後にシンバルをジャ~ンジャ~ン だけで、後は眠そうにしているだけなのに、(失礼!)
今回のクラリネットのジャズでは、4本のバチを駆使してマリンバを弾いたり、ドラムをたたいたり、
やっぱりオケのメンバーになれるくらいの方々は、みんな光る才能の持ち主であります。
キュペール氏の横で、プティジャンさんとも長々話してしまって、
彼がバイオリンとのアンサンブルで録音したCDを、後日購入することができました。
コンテンポランなのもありますが、ジャズっぽいのも入っていて、
なかなかのサウンド。 最近毎日かけています。
演奏している方が知っている人っていうのは、また聴いていて気持ちのいいものですね。



母が帰国の日は、クマが娘と一緒にパリまで来てくれました。

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来るのを待ちながら、今やお気に入りとなった、定宿近くのヴォージュ広場前のカフェで、


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モーニングコーヒーがやたらとおいしい。
こういうコーヒーは、なかなかこちらではお目にかかれませんからね。
カップがかわいくて素敵…。
母にはVIN CHAUDを勧めました。 寒かったのです。
目の前の公園の緑が気持ちいいところなのです。


次回は、またもうすぐ、6月19日にパリにやってくる母です。

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by tchierisu | 2009-06-04 02:12 | パリオペラ

パリでのお楽しみ。


今回の母と一緒のパリ滞在。
ひとつ前の記事のように、マニフェスタシオンが行われたりで、私のパリ嫌いに拍車がかかりそうでしたが、
その前の週から始めたかぎ針編みのお陰で、オルレアンでは手に入らないお買いものがしたくて、
パリの手芸店巡りを楽しみにしていた私は、見事にパリ嫌いを返上、楽しく精力的にパリを歩き回ったのでありました。

そうそう、まだちゃんと紹介していませんでしたが、私にとって遠い存在であったレース編みが、にわかに「やってみたい」という衝動までに変わったのは、
こちらにもいつもコメントをしてくださり、去年の年末には、素敵なポーチを作ってくださった、
日本の手芸の先輩、マイミクのYohkoさんから、この素敵なドイリーをプレゼントしていただいたのがきっかけなのです。
今はすっかり気に入っている置時計の下に敷いて、いつも眺めております。


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以前、時計の記事を書いた時と同じ写真ではありますが、今度はこの素敵なドイリーを是非とももう一度皆さまにご覧いただきたくて、またアップしちゃいます。
ね、上品で、すてきでしょう?パイナップル編みだそうです。
こんな大きなものは作れなくても、小さいコースターサイズでも、まずは作ってみたいものです。
Yohkoさん 改めまして、素敵なプレゼントを本当にどうもありがとうございました。


というわけで、今回は母とのオペラよりも、
かぎ針編みの長編みをもっと楽しむために、オルレアンでは手に入らないんだから、もっと糸や針を買いそろえなければ、
世の中の傾向を知らねば…とばかり意気込み、
母を空港に迎えに行く日から、飛行機の到着は夕方なのに、朝からパリに行って、
オペラ地区の手芸の本がたくさん置いていある本屋さんや、
日本のブックオフで、まずはかぎ針編みの本を買い漁りました。

ブックオフでは、レースのモチーフ集、パイナップル編み、あみぐるみなどなど、棚にあったのを、大人買い。
お支払い後に知りました、20%オフセール中で、ラッキーな私…。
日本の本は本当によくできています! 

フランスの本にも「AMIGURUMI」というものが出回っていて、驚きました。
この言葉は今やインターナショナルなのね。

翌日も、パリのユザワヤと呼ばれる、サンラザール駅近くのMODES ET TRAVEAUX という手芸屋さんで、
ステッチ用にもぬかりなく、ツイガード生地や、プリントされたアイーダの切り売りとか、
バンドになっているリネンや、ステッチの本などと共に、
憧れていた (…って、その前の週からだけど) 15号ともう1本7号のかぎ針、
DMCの5番糸は、私の好きなカラフルカラーの他に、やっと白とベージュをゲットしました。
2階の毛糸売り場にも行ってみましたが、私の欲しいものはありませんでした。
というより、まだ私には、知識も技術もないので、いったいどうしたものか、よく分かっていないのです。


他にも、以前は、ボタンや、ガロンなどを買い漁った LA DROGURIE にも行って、毛糸売り場をチェックしてきました。
もっと毛糸以外の、面白素材のヒモなんかがあるかと思いましたが、意外となかった…
探しきれなかったのかしら?

デモ行進の道を渡って木曜日の夕方歩いて行った、マレ地区のENTREE DES FOURNISSEURS では、
お店の方にアドバイスをしてもらいながら、15号であみあみが楽しそうな、欲しかった極太毛糸を見つけることができました。
一緒にまた本なども買ってしまいます。


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そして、ほうぼうでゲットした、本たち集合。



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欲しい色味がなかったのですが、この糸のムードは私が求めていたもの、迷った挙句こちらを購入。
こういう毛糸に使う とじ針 も一緒に買ってきました。
そういうものこそ、地元では手に入らないですものね。
パリの部屋では、買って来たばかりの本とにらめっこして、この毛糸で、なんちゃってシェル編みをして、私にもできる! と大喜び。
ストールもどきの大きさになって、肩に羽織っては、かわいくフリルのようになった様子を、
真夜中なのに鏡に映しては喜んで、起きてきた母にあきれられました。笑
そしてそれをほどいて、また玉にして、感触を味わって… もうほとんど病気ですね。


こうしてみると、もっと他の毛糸も欲しくなってきて、今度は毛糸専門店なんかもネットで探します。
オペラ地区のいつもお世話になる ULTRA MODE では、毛糸が置いてなくて、歩いて行ける近所の毛糸屋さんを教えてもらいました。
BOURSE近くにある、CAT'LAINE。
小さいお店なのですが、一人しかいない店長と思われるマダムが、編む手を休めることなく、ド初心者の私にいろいろアドバイスしてくださいました。やさし~~~。
田舎生活は絶対にできないと話すマダム、ねこはやっぱり飼っているそうです。
壁に狭しと飾られた彼女の作品たち。
私の欲しいような太い毛糸は、夏を過ぎたころでないと出てこなくて、今は春夏用のコットンやモヘアが主流なのだそうです。
なるほど~~ 毛糸の販売には、季節がかかわって来るのね~。
15号のかぎ針で、ザクザク編めて、目の揃わない私のあらが目立たない糸を選んでもらって、
そのお勧めを買いました。
今それで長編みだけでストールができたらな~と挑戦中です。
カウンターの上の雑巾みたいな私の処女作品が、拡大するだけですものね。
50目くさり編みを作って、3玉分編んだら、長すぎたので、全部ほどきました。3玉を巻いたら、大きな玉で可愛い。
毛糸って、からんで結び目ができちゃっても、刺繍糸と違うんだから、切らなくてもいいのだ、なんて初歩的なことを発見して、喜んだりしています。
こちらもやはりものすごく気に入った色ではないのですが、LAINE FATAISIEと呼ばれて、
今時の、いろんなものがメインの色にくっついているような面白いカラフルな糸で、時々美しい色味が現れて、編んでいてとっても楽しいです。
3玉分編んでほどくのだって、一晩のお話ですものね。なんという達成感でしょう!
いつの日かできた暁には、アップしたいと思いますので、皆さん笑ってやってくださいね。



そんなこんなの私で、母のお供の使命はちょっと怠り気味でした。ごめんなさい。
しょっぱなの空港に迎えに行く時から、飛行機が1時間近くも早く着いた上、
私は悠長に構えてお買い物に明け暮れていた上、そんな時に限って、オペラからのロワシーバスが高速で事故渋滞に会い、一時間も遅れて、
結局は母はARRIVEEの前で、2時間も私を待ってしまったのでした。本当にごめんなさい。

でも、以前出てきた時は、車いすだったり、飛行機の中で気絶したとか言う時もあったのに、今回はなんかとっても元気そう。
200キロもないところから来た私の方が、お買い物した一日で、1万キロ飛んできた母より疲れ果てているありさま。とほほ。
母は、ホテルの朝も、夜更かしして寝こける私を置いて、ひとり、近所のスーパーやパン屋さんに買い物に行ったりできていました。

以前は、食事も、何も食べれない様な時もあったりしましたが、今回は彼女にとってちょっと食べ過ぎ~なんて言っても、体調は崩れず、
オペラも結局2演目になってしまったものの、最終日は重くて長いものだったにもかかわらず、大いに楽しんでいる様子が、私にとっては、とっても嬉しいことでした。

帰国の便が出る日が土曜日だったので、チェックアウト時に、オルレアンからクマに来てもらいました。
普通のスーツケース以外にも、家から食器を洗う洗剤や調味料なんかも持って行っているので、
チェックイン時も、だれかに荷物はパリまで運んでもらい、チェックアウト時もこうして迎えに来てもらえるのが理想です。
クマも土曜日ながら、リボリ通りの現場をのぞかなくてはいけなくて、仕事がらみ、ちょうどよかったです。
チェックアウトは11時、その後はホテル近くの魚介類レストランで、おいしい生ガキでも食べましょうということになっていますが、レストラン開店は12時。
クマの現場を一緒に付き合い、その後お天気の良い土曜の午前中のパリの中をちょっとドライブです。


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毎年何度もパリまでやって来る母ですが、オペラに専念するため、あまり出歩きません。
久しぶりのシャンゼリゼ通り~。
まだ街路樹にクリスマスの電飾がかかっていますね~。
雪が流れ落ちるように見えるこの電飾をクマは気に入っていて、うちにも同じようなのを飾りたいと、探しているそうです。さすが電気屋さん、わ~い。



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あ、長いことファサードを工事中だったルイビトン、シャンゼリゼ店も、いつの間にか出来上がってる~ …って、私も何年ここに来てないんじゃ。




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正面に迫ってくる凱旋門。
一番上のテラスに、たくさん観光客が登ってますね~。




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交通量が多くて、ロータリーから行きたい通りに出れることができなさそうで、私にとって世界一運転するのが怖い場所、
エトワール広場を回りながら、遠くに煙るのはエッフェルタワ~~~。


そして、またサンラザール駅のユザワヤの前を通りながら、バスティーユの方に戻ります。



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その名もずばり、LE BAR A HUITRES 牡蠣バー です。
木曜日に一生懸命デモ行進の人の波をかきわけて渡ったところにある、魚介類のレストランです。
12時から夜中の12時まで、ノンストップで開いているので、オペラが始まる前の早い時間にも、軽食をいただくことができます。
母とよく行くのを覚えてくれているウエイターさんがいて、今回は気持ちがよかった…
その日によるのです。


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寒い外で、こうしてカキをお皿に盛っています。
クマが車を停めている間に、何を食べようか質問しながら品定め。
なかなか戻ってこないクマなので、信号を渡ったところがいつものパン屋さん。
最後にまた、ジプロックに入れて日本まで持ち帰る用のフランスパンを買いに行きました。



母も生ガキを人並みに食べられて、その後には舌平目のムニエルなんかも少しは食べられて、今回は元気で本当によかった、よかった。
おいしく頂いた後は、暮れに日本の友人が来て以来、レストランに行って、あれば頼んで、比較研究しているババをデザートに頼みます。


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最初に撮り忘れて、途中でごめんなさい。
お友達と行ったパリのレストランのは、2種類のラムのビンが出てきました。
先日お義母さんのお誕生日で行ったレストランでは、クハバナのラムが1本だけでした。
今回ここのババに出てきたラムのビンは、自家製のバニラやオレンジピールが入っているものです。
このテクニックは使えそう。
ラムが入っているこのかわいいビンが気に入ってしまいました~。




次回母が来るのは3月。
ラッキーにも、オルレアンのお友達のご主人に、定宿をネットでいつも私が予約する値段よりぐっとお得に、すでに予約していただきました。
ありがとうございました~!
今度は6泊7日、もっとたくさんの演目です。
日曜日には、昼間のマティネのバスティーユでのオペラと同じ晩に、キュペール氏のコンサートもガルニエであり、はしごであります!
母には、体調を整えて、是非ともまた元気にやって来ていただきたいものです。




おまけ!


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ご要望にお応えして、お義母さん=マミ のお誕生パーティーで、レストランに行った折の、デザートのババの写真です。ちょっと暗めだけど…
クレオルじゃなくて、ハバナだったわ。

それから、どこだったか忘れちゃったけど、サーバーの人がかけてくれて、瓶は置いていってもらえなかった時もありました。
でもそれが半端じゃない量のかけ方で… どこだったかな~?


追記
この記事を書いた2月10日は、ニットの日 だったって、奇遇です~。

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by tchierisu | 2009-02-10 20:58 | パリ


もう、先々週のことになってしまいます、母とのパリ滞在。
木曜日キャンセルになったオペラは、JEUDI NOIR と呼ばれた大きなマニフェスタシオン、
デモ行進と交通機関のストが原因でした。

いつもパリのデモの様子は、テレビのニュースで観ているだけで、遠い田舎からは、想像するだけでしたが、
今回は、13時にバスティーユ広場で集会があり、その後レピュブリック広場経由、オペラ座までの行進だそうで、
私はその真っ只中にいることになります。
クマからは電話で、そういう時は、デモとは関係ない不敬の輩がシチュエーションを利用して、暴動を起こしたりすることがあるから、
朝ならいいけど、午後はなるべく部屋にいて、出歩かないように… と言われていました。

歩いてオペラバスティーユまで行ける、私たちがいつも定宿にしている、CITADINE BASTILLE MARAISは、
キッチンがついていて、お掃除も頼まないと来ないし、お掃除の人に気を使うことも邪魔されることもなく、大いに気に入っております。
前の通りでは、木曜と日曜には朝市が立ち、母はそこでの新鮮な野菜やチーズを買って、自分で調理して食べるのを楽しみにしています。
滞在中に食べきれなかったものは、ジプロックに入れて、スーツケースに入れてお持ち帰りです。

なので、木曜日の朝は、朝市。
すでに、デモに参加の人たちが集まってきています。
車いすのグループが準備中で、黄色い風船をふくらまして、それがたくさん飛んで行っちゃって、
冷たい風は吹けど、美しい青空に映えてとてもきれい。
なんともお祭り気分です。

部屋に戻り、おいしいものを食べて、うだうだしてた私も、メトロに乗らないで行けるマレ地区の手芸店に繰り出すことにしました。
大通りに行ってみると、もう16時近いというのに、デモ行進は、今始まったばかりの様相です。


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お~~~~ スゴイ参加者の数!


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サルコジ大統領が打ち出す、これからの新しい政策を「恐れて」、それに反対のデモだそうです。
でも、私は言いたい。
まだ行われていないことを恐れるだけで、こんなにエネルギー使えるなら、チャレンジしてみれば?
意外といい方向に向かうかもしれないよ!

…なんて、ここで言おうものなら、袋叩きに会うことでしょう。


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タクシー会社のあなた方、今日は交通機関が止まって、稼ぎ時なんじゃないの?


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皆さん、ベビーカーを押したり、家族ぐるみで、本当にお祭り気分のようであります。
でも、私はこの通りを渡りたいのよ~。



やっとの思いで通りを横切り、喧騒を離れ、ボージュ広場まで来ると、
今日は学校も機能していないので、公園内では、親子連れがたくさん遊んでいて、ほのぼの日曜日の感じです。

お買い物を済ませ、その晩の「マダム・バタフライ」の返金に、バスティーユ広場の方に向かいます。
遠くからもその喧騒が聞こえて、ちょっと行くのがためらわれましたが、怖いもの見たさで近づきます。


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広場中央では、まだ煙モクモク、音楽ガンガン、お祭り騒ぎが続いています。
でももう時間は17時過ぎ。薄暗くなってきています。
もうおしまいだよ~ とばかりに、清掃車が出て、お掃除を始めています。



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地面には、ビール瓶、メルゲーズソーセージのホットドック、食べ物の袋など、これでもかとごみが散らばっていて、
それを掃除機車が吸い取って、水をまいて流しています。



広場を注意しながら渡り、オペラ座に行って、お金を無事に返金してもらって、やれやれ。
レセプションに聞いたら、もちろん木曜日お昼の無料コンサートも、その日は中止だったそうです。
母を連れて、無理に行こうとしないで、よかった。


後からクマにこの写真を見せたら、こう言う時間帯が一番危ないんだよ~! と怒られました。
遠くにいるだけだと、様子がわからなくて、余計心配しちゃうものですよね。
でも、今度から気をつけます。



この先、パリのお楽しみのことを書いていたら、
1時間くらいかけていた記事アップ作業が全部消えてしまったので、涙
今回はここでひとまず〆ます。

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by tchierisu | 2009-02-09 20:45 | パリ


4演目のオペラ鑑賞を終えて、母は土曜の晩に飛行機に乗って、
日曜に無事自宅に着いた模様で、ホッとしています。
9月に事故を起こした時は、
今回の母の渡仏時は、一人で行動してもらうことになるかと思いましたが、
なんとかいつも通り同行できて、よかったです。
でも事故後初めての、人ごみの中での本格的活動、
予想を裏切らず、風邪をひいて具合が悪くなり、今はお休みモードです。
パリの前半はお天気がよかったのですが、後半は雨と冷たい風、
何よりもお部屋の空調の風が乾燥していて、それにやられてしまったようです。
上からと下からのトイレ通いで、ダウンな私、
娘を連れてクマが迎えに来るまで、
最後のお掃除やごみ出しは、母にやってもらう始末でした… やれやれ。

体調のことを除けば、Y嬢とのさよならもゆっくり言えたし、
4つのオペラも4つともそれぞれ違ったムードで楽しめて、
大変よかったでした。

いつも3月に1年分の席をまとめて頼むのですが、
「高齢の母がわざわざ日本からやってきて、それだけが楽しみで生きているので、
なんとか母の願いを叶えて、一番前の席を取ってやりたい」 
と毎回涙ながらにしつこい手紙を書き、
小澤征爾氏のような日本人の指揮するものなど、よっぽど混んでいるもの以外は、
なんとか希望通り、最前列をゲットできています。
でもこのお願いの言葉はいまや決して大げさではなくて、
母は、パリまでの一人旅、無事にいい席でのオペラが観れるように、
プールに通って水の中で歩いたり、万難を排して臨んでいるようです。

私はパリが大嫌いなので、母がもうすぐ来ると思うと毎回憂鬱になるのですが、
一体いつまでこれを続けられるかと思うと、
やっぱり喜んで帰ってもらいたいと、萎えた気持ちを奮い立たせるのであります。

母に付き合う、このオペラ三昧ももうかれこれ3年目。
いつも最前列の私は、中学高校とクラリネットを吹いていたので、
自然とオケの方に目が行きます。
そして昨年から、クマに似た風貌がきっかけで(動機が不純よね~)
クラリネット奏者のフィリップ・キュペール氏のファンになり、
彼の個人的なCDを買ったり、6月には、田舎のシャトーで行われるコンサートにも
お友達を誘って行ったりしました。
彼も情報提供のために、私にメールアドレスや携帯の電話番号まで下さって、
なんかとっても恐縮なのであります。
他にも第一バイオリンのフレデリック・ラロックさんは私のことを覚えていてくれています。
ネットで検索すると、パリ国立オペラ管弦楽団の日本人バイオリニスト
大島莉紗さんのブログにも行きつきました。
こちらでいろいろ裏事情を知ることができて、ミーハーファンの私は本当にうれしいです。
今回初めてお声をかけさせていただきました。
こうして、だんだんオケのメンバーの皆さんと顔見知りになってきてしまっています…

初日に見たのは、お馴染ヴェルディの「リゴレット」。

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パリのいわゆるオペラガルニエ宮で上演されるオペラは少なく、
この日も、集客数の多い、バスティーユの方でした。

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最前列で開演を待つ母。

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最後のカーテンコール。
クラシックな演出で、正統派なヴェルディが満喫できました。
衣装がとても美しかったです。

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指揮者の譜面台に残る、楽譜最後の部分。
カラフルな書き込みで、おもわず写真撮っちゃいました。


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2日目は、「かしこい女ぎつね」。
子供たちに大好評。大人が席を取ると子供の分はプレゼントというキャンペーン中でした。
小さい子が多いのに、みんな叫んだりしないで静かに観ていられて偉いな~と思いました。

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2枚目の幕にこうして絵が描かれていて、お話の進む具合を、説明してくれています。

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この日の席については、オペラ座よりお便りが来て、
私達の席に撮影のためカメラが入るので、移動してほしいということでした。
一瞬見られないのかとどきりとしましたが、席の移動だけでよかったです。
そして代わりのチケットがなかなか送られてこなくてハラハラ、
私が家を出る前前日にやっと届きました。
上の写真の会場中央にもカメラが据えられているのがお分かりでしょうか?
全部で10台くらいありました。
ハイビジョン用のカメラで、バイクのハンドルのようでした。

代わった新しい席は、指揮者の真後ろ。
フランス国営放送局フランス2とNHKによる撮影なので、
来年日本でもテレビでやると思われますが、
指揮者が映る時があると、母や私の顔がよく見えてしまうかも~~~~!!!

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3日目が、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」。
7月に日本にも行って上演されたものです。

オケには緑組と青組みがあるそうなのですが、
今回前半2つは、もう一つのグループで、
後半2つが、やっと私のお目当てのキュペール氏、ラロック氏、大島さんの演奏です。


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左から2番目が、準備をするキュペール氏。
彼らがオケボックスに入ると、私はもうオペラに目がいかなくなっちゃって、
対訳も一番前の席からだとものすごく上を向かないといけないので、
読んでいることもできず、ストーリーになかなかついていけません。
世界でその名の通った有名な歌手が歌っているというのに、それも上の空で、
オーケストラばっかり見ちゃいます。

前日パリからアップした前回のブログでは、
これは長い演目と書きましたが、
休憩時間は40分と30分で、60分というのはウソでした。
この日は初日に当たるので、みんな緊張気味。
最初キュペール氏は私を覚えてくれてなくて、涙
幕間に私が叫ぶと、じっと私を見て考えてくれて、
やっと私のことを思い出してくれました~♪ 笑
夏には、日本にも行ってらっしゃるし、いったいどこのアジア女性だっけ? 
と 思ったのでしょうね。

スクリーン映像とオペラの共演=競演。
日本でも批評は賛否に分かれていました。
演出の、ピーター・セラ-ズ。今回、初日とあって、カーテンコールに登場。
いつもブーイングの嵐ですが、ブーイングと同じくらいブラボーも聞かれたので、
評価も高かったものだと思われます。
私はとにかくオケも見なきゃいけないし、歌も聞かなきゃいけないし、
抽象的なスクリーン映像が表現しているものについても考えなければいけないしで、
5時間以上の上演があっという間でした。

ただ言えるのは、ワーグナー鑑賞は、ほんと、エネルギーがいる、疲労困憊… 
というのは確かですね。

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そして最終日は、オペラ喜劇の「売られた花嫁」。

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バスティーユでなくて、オペラガルニエでの上演でした。
いつもプログラムを入り口で買って、その日のオケのメンバーの名前をドキドキしながら見て、喜んだり、がっかりしたりしています。
この日もキュペール氏たちでした~♪
前の晩の真夜中までのトリスタンの演奏の翌日で、私たちも疲れていますが、
お仕事とはいえ、オケの皆さんも大変ですね~。
でも今日はとっても陽気な楽しい演目。
オケがボックスに入って来る時からして、雰囲気が違います。

ガルニエの最前列は、バスティーユよりもオケに近くて、うれしいです。
舞台を見ずに、キュペール氏ばかり眺めている私の熱い視線は、
第一バイオリン、ラロック氏の上を通ることになります。
ラロック氏の位置からは私は指揮者と反対方向、振り返ることになるというのに、
彼は何度も私の方を向いて、目くばせやウインクをしてきます。笑
ラテン系の典型、陽気な性格の方なのね~。
キュペール氏はいたって真面目な方で、そんなことしてくれません。

幕間でキュペール氏が近寄って来てくれて、
前の晩、すぐに私のことを思い出せなかったことを謝ってくれました。
そんな~。恐縮です~。

この「売られた花嫁」は、私にとって、
去年の「愛の妙薬」と同じくらい楽しいすばらしい作品という印象が残りました。
去年も重いワーグナーは「タンホイザー」を観ていますが、
ああいうどっしりものもいいですが、
こういう軽いのもとっても楽しめて、とても好きです。
でもこの序曲はコンクールの課題曲にもよくつかわれる有名なもの。
速いテンポでとても難しいフレーズを、いとも簡単げに、弾いてしまう
オケのメンバーはさすがです。素晴らしかったです!
みなさん、国際的なコンクールで数々の賞を取り、
個人的にCDを出したり、コンサートをしたり、音楽学校の先生をされている方々。
その人たちの音が一つになるのですから、素晴らしいのは当たり前ですよね。
その上に国際的なオペラ歌手が歌をのせて、
有名な指揮者がそれをまとめて、
多くのアーティストたちによる、衣装や舞台装置が加わって…
オペラは本当に芸術の総合ですね。
毎回本当に感動なのであります。


この4回目を観ている時から、私の体調はますます悪くなってきて、
その晩は苦しみました。
翌朝クマが迎えに来てもらうまでは頑張らねば~、と思うも、
身体はいうことをきかず、
クマの娘もパリでパパにお買い物をしてもらうのを楽しみにしていたので、
それになんとか付き合い、母を空港に届け、
今回は免税品もないので、ANAのチェックインが始まる前に、
彼女を残してオルレアンに向かう帰路に着かせてもらいました。

昨日今日と薬を飲んで、ゆっくり静養しています。
美術館に行く時もそうですが、芸術の鑑賞は、
スポーツをする以上に、体力、気力勝負ですね。
スポーツは力の出し加減を自分でコントロールできますが、
芸術は相手からのパワーの強さがどんなものかわからないので、
相当構えて、それを受け止められないといけないですからね。

うちに帰って、オオキミとラッキーちゃんとベラちゃんに癒してもらって、
暖炉の前でのぬくぬくが本当にありがたくシヤワセです。
今週はちょっとゆっくりすることにいたします。

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by tchierisu | 2008-11-04 02:18 | パリオペラ



9月最初の事故以来、あまり活動していなかった私ですが、
先週には車も来て(しまい、お姫さま生活にもピリオド)、
自分で行動するようになっています。
さっそく、ねこサンタも額屋さんに自力で持って行ったので、
ミクシイのクリスイベントに参加宣言を果たしました。

ジムの会費の期限も切れていて、ずいぶん考えましたが、
やっぱり元気になってきて、身体も動かしたいかな~?と感じてきたので、
久しぶりに行って、更新してきました。
私の担当のサンドリンヌ先生ともバッタリ会えて、
事故のため来れなかったことを報告。
またこうして会えて本当によかったと、ビズしてくれました。

そんな風にだんだん元の生活に戻りつつある私を、クマが本当に喜んでくれています。
ほんと、よかったよかった。




オペラ好きの母のために、毎年恒例の3月、
2008年~2009年パリオペラの18演目の席を予約済みでした。
そして、今週の月曜日に、まず最初の1週間、4演目を観るために、
母は、パリまでやってきました。
私も5泊、バスティーユ近くのアパートホテルでの宿泊を付き合っています。
今夜で2夜目だったので、半分をこなしました。

それとちょうど時期を同じくして、
2年間、オルレアンでフランス語をお教えしてきた博士Y 嬢が、
フランス政府の研究所との2年の契約を終え、
日本に帰国する便の機上の人となるのが、30日。
オルレアンのアパートも引き払い、車も返して、
最後の2泊のパリ滞在、
今日昨日は、一緒にパリを満喫しています。
母は夜のオペラに備えてエネルギー温存のため、部屋に残っています。


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いい機会なので、Y嬢のリクエストで、
私も入ったことのないリュクサンブルグ公園に行ってきました。
お天気はいいですが、風が冷たいです。
クマに電話をしたら、夜はオルレアンでは氷点下になりそうなので、
オオキミをうちの中に入れて寝かせているそうです。過保護~~~!


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夏時間からまた日本との時差が8時間の冬時間に変わった、先週末を含む、
今週から来週にかけてのフランスは、トゥサンのバカンス。
公園内は、日差しを求めて、子供づれのパリジャンがたっくさん!


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アヒルの泳ぐ、噴水のあるお池の上に浮かべる小さなお船は、時間制で貸出しています。
1922年からあるそうです!
棒でつつくと、風を受けて遠ざかって行く船、
でも、どうやってこっちに引き寄せて回収するのかは、謎のまま…


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TOUSSAINTS=すべての聖人が集う=死者を想う=お墓参り 
日本のお彼岸みたいな時期で、
お墓にお供えをする菊の花が、公園内だけでなく、町中に咲き乱れています。
アメリカから来た、ハロウイーンは、10年くらい前から入ってきましたが、
最近はその流行も下火になったようで、
パリの中では、あまりオレンジのカボチャはお見受けしませんでした。
カトリックの色の濃いフランスでは、聖人が集まる聖なる時期に、
お化けや魔女や悪魔のいるイベントなんてけしからん…! と解釈されています。

自然の中を歩くと、Y嬢と一緒に何度も参加した、
うちの近所の田舎の森の歩け歩け大会を思い出します。
本当に素敵な思い出です。
彼女がいなかったら、あんなに歩けなかったし…
2年って、本当にあっという間。
私がミクシイを始めたので、それでオルレアンで検索してヒットして
コンタクトをとってきてくださった方です。
不思議なご縁です。
いろいろふつふつと考えると、しんみりしちゃいます。

あまり左岸に来たことのなかったY嬢と共に、
いつも前や横を通っているものの、中に入ったことが無かった
サンジェルマン教会と、サンシュルピス教会にも入ってみました。

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サンシュルピス教会の中には、映画「ダヴィンチコード」でおなじみの
レッドライン?でしたっけ? がちゃんと存在していました。
思わずパチリと、観光客気分。
追記:梨華ちゃんからのご指摘で、「ローズライン」の誤りでした~。訂正いたします!


最近、うちにずっといた私。
まずは電車でパリに行き、空港まで母を迎えに行き、
パリの中でうろうろ歩きまわるのは、以前のように調子がでません。
だいぶおつかれです~~~。
スクロールパネルについているHAEDではない、他の刺繍も持ってきていますが、
なかなか刺す元気が出ません。
まあ、日ごろできないことをしてせいぜい楽しむことにしましょう。

明日は木曜日で、このアパートホテルの前の通りの朝市です。
母がそこでの買い物を楽しみにしているので、早起きして付き合い、
そのあとはY嬢のホテルに行って、一緒にラストランチ、
オペラの空港行きのバスに乗り込むところで、お見送りになります。
きっと、泣いちゃいそうです。

オルレアンに赴任されるY嬢のようなフリーランスの方や、
日本企業勤務の駐在員の奥さまたちとは、
今までもたくさん親しくお付き合いさせていただいてきましたが、
必ず数年後にはご帰国されてしまうので、毎回毎回さみしい思いをしています。

浦島花子の私に、今の日本の文化を教えてくれたり、
本当にいろいろな意味で、お世話になりました!
でも、元気でいれば、また会えるものね。
京都に行った時は遊んでね~。

明日の夜のオペラは、ワーグナー。
18時はじまりで、途中60分と40分の休憩をはさみ、
夜中の12時近くまで続くお弁当持参の長丁場です。
オペラの話題を含む母の話は、また次回にでも…

アパートホテルのネット環境が安定しないのと、
ばたばた忙しくして、皆さんのところに遊びになかなかいけていませんが、
また来週うちに戻ったら、(最初はダウンかな?)
ゆっくりコメントさせていただきます!

パリが大嫌いな私ですが、今回はY嬢のお陰で、
私も束の間ゆっくり楽しむことができてうれしいです。









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by tchierisu | 2008-10-30 10:09 | パリ

先週はパリに4泊5日でした。
はじめて泊まったバスティーユ近くの4星は、
従業員がなかなか4星の教育を受けていない感はありましたが、
逆に取ればアットホームで清潔でよかったです。
有名なホテルで高い金額払うこと思えば、これで充分です。
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今回母はちょっと体調が悪かったようで、
でもシェイファーのガルニエでの『椿姫』の席一番前だし、
万難を排しての渡仏でありました。

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去年の10月はあの部屋に泊まったね。

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早く着いたので、ちょっと前で写真なぞ...

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さあ、そろそろ入ってみましょうか...

...とこの時点までは何も知らなかった私たち...
入り口前の立て札は何でしょう?目もくれずに入り口に。
いつものようにバッグの中をチェックされると思いきや、

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こんな紙をいきなり渡されます。

そして耳に飛び込んだ言葉は!!!
ANNULEEEEEEEEEE!!!!!!!!!
=キャンセルのこと。

- Pourquoi?
- C'est la grêve...
- de qui?
- des techniciens...
- C'est pas vrai....

キャンセルだということが分かった母ですが、
彼女は主役のシェイファーが風邪でも引いて、そのためだと思っていたので、
照明さんとか大道具さんとか、舞台の技術担当の人たちの年金に対する要求で
ストライキのために今日の公演はキャンセル! と教えてあげました。
すかさず明日のバスティーユは?と聞くと、明日の午後にならないとわからないけど、
まあ今の予定ではやるでしょう..とのこと。

なんというショック!!!!!
最近はパリに仕事で通ったりしていないので、
国鉄のストも被らずいい感じで生活していたのに、
こんなことになろうとは想像もしていませんでした。
その前の週の国鉄のストと、エアフランスについては大きくニュースになっていましたが、
オペラ座に関しては何も知りませんでした。
確かに夏のバカンスが明けて仕事モードになった10月11月は
フランスではいろんな人たちがストをする月ではありますが、
パリオペラ座の今回のストは、後から分かったところによると、
10月27日・29日・30日・31日の4日間。
私が席を取った日は、30日と31日、見事にドンピシャリだったのです。
オペラ座からは30日と31日2日間の夕方16時頃、
やっと対処に間に合ったのか、メールでお知らせが来ていました。
でもホテルで無線ランが無料で使えるという触れ込みでしたが、
1・2日目は調子が悪くてそのメールを受け取れていませんでした。

私もすごく期待していたシャエイファーの歌声と、
まだ観たことのない『トスカ』で、
ソプラノは去年『サロメ』に出演していてすばらしかったカトリーヌ・ナグレスタッドなので
本当にがっかりであります。
私もですが、何よりかわいそうなのは母でありまして、
もちろんそのショックの言葉の後に、右奥のチケット売り場に行って、
お金を返してもらいましたが、
日本からの飛行機代やホテル代などは返してもらえないのか!と
私は思わず係の人に言ってしまいました。
お席の分しかお返しできません...とその人も律儀に申し訳なさそうに言ってくれました...
今回はこの日にあわせて、食べるものも制限して、結構フラフラ気味で出向いてきた母。
最初はもう来ないと言っていたのだけれど、なんとか薬飲んだりして体調を整えている状態。
それなのに...。
いったい何のためにパリまで来たんだか...

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技術関係以外のオペラ座の従業員は、手に手にさっきのお手紙を持って、
入り口前にちゃんと制服を着て待機していました。

返金窓口が開くのを待つ列で、私たちの前にお着物をお召しの女性とご主人の日本人ご夫婦。
(こんな早くから来ているのは私たち日本人だけ...)
彼らはベルリンからわざわざ前日の『トスカ』とその晩の『椿姫』のためにパリにみえていて、
その方の言葉を伺ったら、私も怒りが治まってしまいました。
「以前ベルリンで同じようなことがあった時は、コンサート形式となって、
歌手達もよりいっそうがんばってくれて、かえってよかった ということがあったけど、
今日はそんなことはないですね。
昨日もストで、今日はやるかも とネットではあったので、
重い思いで持ってきた着物を着て来てみたけどやっぱりだめでした。
これならベルリンにいればよかった、あそこなら何かしら他で演っているから、
今パリではシャトレ座とか他の劇場では何もやっていなくて...
もう、パリが大嫌いになりそうです...今夜はヤケ酒です。」
と本当に涙を流しておっしゃっていました。

もうほんとうにさんざんでありました。
こんなドンピシャリに当たってしまって、私の日頃の行いが そんなに悪いのかしら...?
と落ち込みましたが、
全てのアンラッキーをオペラのキャンセルという事実が吸い取ってくれて、
もしかしたら母が観劇の途中で病院送りになる とかいう不幸を回避できたのかも...と
ポジティヴに考えるようにしました。

オペラがなくなって、でも帰りの便は金曜日。
母は大半をホテルで過ごしていました。
時々レストランに行って、ほんのちょっと生牡蠣食べたり、
お友達に頼まれたバッグを免税で買いにいったり。
母も帽子をまた1つ買っていました。
いつもはガルニエの近くのホテルですが、今回はバスティーユの近辺で、
レストランにも本物のパリジャンがいました。

11月1日は祭日ということもあり、
私は一人でセーヌ川沿いの近代アートの展覧会に行ってきました。
お金を払って切符を買おうとしていたら、見知らぬ女性が招待券のあまりをくれて、ラッキー。

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セーヌに沿ってたくさんのテントが並んでいるでしょう?
そぞろ歩きが楽しかったです。

数えられないくらいの個性あふれる作家たちの作品をみて、
ルーブル行くより面白かったかも。
そばに必ず作者がいるので、その人たちの様子を見るのも楽しかったです。
唯一、瀬戸物を焼く作家のスタンドで買ったイチョウの形のブローチ。
アトリエの場所を聞いたら、オルレアンの郊外、なんと言う奇遇!
あんまりぴんと来ないおじさんだったけど、
作品は美しくて、欲しい感じのボウルなんかも30ユーロくらいからであったので、
いつか近いのでアトリエに遊びに行ってみようと思っています。

さあ、日本帰国に向けての荷造りです。
たのしみ!
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by tchierisu | 2007-11-06 20:15 | パリオペラ

明日からパリです。

またなかなか更新できませんでした。
何をしていたかというと、たいしたことではありませんが、
ジムにコンスタントに週に3回せっせと通っています。
ちゃんと続けられてて自分で自分を褒めています。
体重や体脂肪の数字が変わらないのがちょっと悲しいですが、
筋肉が付いてきてるから...と自分を慰め、
汗をかかないと気分が悪く感じたり、いつもどこかが筋肉痛なのがうれしいです。

日曜日にも16キロとか12キロとか歩いたりもしてました。
森で栗も何度か拾って、暖炉で焼いたりしてます。

明日から、金曜日まで、パリに4泊5日です。
母がオペラにまた来るので、そのお供です。
トラビアータとトスカです。

その後、11月9日から、いよいよ待望のクマと一緒の日本行きです!
わ~~~い。
今からとっても楽しみです。
そのためたくさんの友人とコンタクトを取っって会う約束をしたり、
行く先々のホテルを検索して、予約したりと、それが忙しかったかな?
でもそれが楽しいんだけど。
24日にフランスに帰って来るので2週間ほどですが、
2週間目はフランス人の友人夫婦が来て、一緒に旅行します。
日本初心者なので、何を紹介しようか、
お魚が食べられないので、ちょっと困っちゃいますけど...
でもなんとか全ての宿泊場所を確保することができて、ほっとしています。

明日からのパリは、バスティーユにあるまだ泊まったことのないホテル。
無線ランが無料で使えるというのが、フランスにしては珍しく素敵なサービス。
なので時間があったら、子羊ちゃんたちのその後の記事でもアップしたいと思っています。
フィットネスサロンもあるので、続けてがんばります。

まずは近況でした。
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by tchierisu | 2007-10-29 10:02 | フランス生活

3月29日の木曜日は、パリオペラガルニエの
市川團十郎、海老蔵、亀治朗を中心の、市川家歌舞伎公演、
『勧進帳』・『口上』・『紅葉狩り』 を観に行ってきました。

挿入の写真は、私が撮ったもので、暗いのでピンボケばかり。
何とか加工しなおしましたが、お見苦しくてスミマセン。
雰囲気が伝われば...と思います。

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私の歌舞伎との出会いは、
中学か高校の時、学校主催で国立劇場に連れて行ってもらった時がはじめて。
それ以来、大人になっても時々チケットが手に入ると、国立劇場に行ったりしていました。
フランスで暮らすようになってからは、よりいっそう日本の文化に惹かれて、
日本に帰国の際には、必ず歌舞伎座に行く私であります。
数年前のパリシャトレ座、2005年のシャイヨ宮も漏れなく行きました。
フランスで徐々に認められるようになった歌舞伎が、
今回いよいよパリオペラ座、それもガルニエでの初公演!
この記念すべき歴史的イベントを日本人として何としても観たい!と、
インターネット予約開始日に、必死に挑んだにもかかわらず、
希望の日時やいい席はあれよあれよと言う間に売り切れて、
この日の2階の横からの席になってしまいました。
でもまあ、その場にいて観れればいいので、大満足であります。

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歌舞伎のどこがいいのか?
まずやはり着物や舞台背景の色でしょうか?
どよんと曇ったような日本の薄い日の光の下でだからこそ美しい、
なんともあいまいな色。
ヨーロッパの強い太陽光線の下ではちっとも映えないあの色が
日本の美のひとつだと私には思えます。
それから、人間国宝になるほどの人達による、究極の芸。
小さい頃から一筋に磨いてきた芸には、やっぱりうなってしまいます。

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全般として見ていて気持ちがいいので好きな歌舞伎ですが、
おっかけをするほど内部事情に詳しいわけでなく、
この度も、亀治朗が誰なのか、ちっとも知らない有様。(恥)
今の大河ドラマ『風林火山』に出演の方だったのですね。
レギュラーを持ってお忙しいのに、パリ公演に参加で、すごい!
と知る人はおっしゃっていたようですが、私はキョトンでした。
海老蔵のプレイボーイぶりも全く知らない私。
別れたはずの女優さんがお母さんと一緒に、團十郎の奥さんの隣でパリ講演を観ていて、
よりが戻るのか....と、いろいろ噂されているのも、後から知った次第です。

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團十郎はがん治療を克服されての公演。
『勧進帳』は義経や弁慶が何なのかをよく知らない外人には、分かりにくい出し物で、
今まで取り上げられなかったそうですが、
市川家のお家芸なので、あえて今回演じられることになったそうです。
そんなことがないと祈るばかりですが、
病気だった團十郎の弁慶はパリで今回限りかも...
なんていう声もないわけではありません。
海老蔵の声の張りに比べて、團十郎の声に元気が無い様に思ってしまいました。
やはりお疲れだったのでしょうか?

前回のシャイヨ宮以来、なんと言っても目玉は、フランス語による口上。
シャイヨ宮の時はフランス語を話さない人もいましたが、
今回は全員フランス語で、一人ひとりが長く述べていました。
あれは亀治朗だったのかな? 歌舞伎の歴史を長々とフランス語で説明していました。
途中で間違えた時も、「Oh Pardo~n!」 と落ち着いて言い直して見事なものでした。
彼らのフランス語の台詞が同時に上の電光掲示板に字幕で出るのですから、
台詞を覚えるのが商売の役者さんとはいえ、やる方は完璧に覚えてないといけません。
『...私は暁星高校を卒業し、高校でフランス語を学んだので、
私のフランス語を皆さんが分かってくださるとうれしいです...』
と述べた方はどなただったでしょう。
確かに私の行っていた学校と姉妹校だったこの学校には、
歌舞伎のうちの子弟がたくさん通っていたのを思い出しました。

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パリの初日の様子はいち早く日本のNHKBSハイビジョンで放送され、
母が録画して送ってくれました。
初日は團十郎が弁慶を演じていましたが、
私が観たのは、海老蔵が弁慶でした。
健康に配慮して、一日交代だったようです。
なので、お芝居最後での「にらみ」は海老蔵のもの、
口上では團十郎の、2つの違った「にらみ」を観れたことになります。
日本からツアーできている方達が、2回講演を観るのは、そのためだったのかもしれません。

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それから團十郎の弁慶は、にらんだ後、幕に下がりましたが、
私の観た海老蔵の弁慶は、舞台の真ん中正面に作られた花道に下がっていきました。
客席に入るところに小さな扉も付いているし、坂道にもなっているし、通路も狭いのに、
長い棒を持って、片足で降りていく時、お客さんに棒が当たらないかと、ひやひやしました。
紅葉狩りで山の神様の役を演じた亀治朗も、花道から出て、花道から去っていきました。
普通花道はちょっと横にあるものですが、まん真ん中だし、
舞台との境には敷居もあるので、ピョンと飛び越えなければならないし、
團十郎には難しかったのでしょうか?

紅葉狩りでは海老蔵の女形役には惚れ惚れしました。
でも最後にその姫は実は人食いの化け物~というお話で、
最後の荒々しい獅子のようなあの長い髪を振り回すシーン、圧巻でした。
衣装も、「こんな色、普段歌舞伎座で使うかな~」と思わせるような、
ブロンズともゴールドとも言えるオレンジ系のキラキラで、
オペラ座のキンキラキンの内装に決して負けない、
オペラの衣装みたいな派手さ、豪華さでありました。
稲光に見立てた照明も、歌舞伎座では多分行わない、
現代のお芝居で使う光り方でした。
後から見た母からの録画の解説で、
照明は普段の歌舞伎よりも暗めにしてあると聞きました。
フランス人って、目が青いせいか、まぶしいの弱いですものね。
そんなところも、オキシダンタルなテイストを私に感じさせたのかもしれません。

NHKハイビジョンで、パリ公演の準備のドキュメンタリーや、
口上・紅葉狩りも含めた全ても、これから放送されるそうです。
また母に録画を頼んで送ってもらいます。
それを見るのが楽しみです。

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私が行った日は、半分くらいが日本人。
ざっと数えて、50人くらいの女性がお着物でした。
私の隣の席の日本人女性も着物姿でした。

去年10月母が来た時以来半年振りのパリで、しっかり美容院にも行きました。
着物も持っていけば、そこで着付けていただけるということも知りました。
私の美容師さんも、ちょうど同じ日に歌舞伎にいらっしゃるそうで、驚きでした。
歌舞伎に行くのに、自分で着付けた着物で...なんて全く自信ないです。
次回は美容室で着せていただこうかしら?
前の方の席の日本人女性の着付けが、きっとパリだしドレス感覚だからいいのでしょうけど、
まるで芸者さんのように襟をものすごく抜いていらっしゃって、
やっぱりあれはよくないですね。

一緒に観たお友達とも久しぶりに会えたし、お寿司もおいしくいただいて、
泊めてもらっておしゃべりもして、翌日のお昼は新しくできたお好み焼き屋にも行って、
久しぶりに日本を堪能した2日間でありました。
今度の帰国にもやっぱり歌舞伎に行こうっと。
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by tchierisu | 2007-04-11 00:23 | パリ歌舞伎

CDGアエロガール1の到着口に現れたリス母は、
すでに1週間以上もウイーンとベルリンをうろうろしていた割には、
相変わらず元気いっぱいそうでありました。

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ロワシーバスでホテルに戻り、チェックイン。
部屋はまだ用意ができていないので、
隣のバーでまずビール。

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指定された時間に行ってもまだ部屋が準備されていず、
しょうがないので、着替えもできずに、お買い物開始。
朝、田舎の駅は寒かったけど、都会は暑い。

↑とりあえず、この建物の近くの店へ。
めずらしく親切な日本人の店員さんのお名刺をいただけた。
これは今後に繋げます。
以前にも当たった事のある、
ちょっとひと癖あるフランス人店員さんのご機嫌取りもうまく行ったようで、
好感を持ってもらえたのか、少しずつ欲しいものも出してもらえて、
目的のものをゲットできて、ほっ。
何よりもここが一番プレッシャーであったので、
無事に終えて良かった良かった。
しかし、毎回思うが、
何で客が店員のご機嫌を取らないと、見せてももらえない、
こんな買い物しなきゃいけないのだろう?
でも、私もだんだん戦略を飲み込んできて、
この店の買い物が上手になってきてしまった。
...なんかトホホである。

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ホテルに戻って、やっと部屋に入れる。
↑外の景色はこんな。
なんてうるさい大都会。

トントンとノックの音がしたので、バゲージが届いた、やっと着替えられる・・・と思いきや、
さっきのお買い物が先に着いたよ~。
これまた驚きの早さ。

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↑お部屋もこんなにキンキラキン。

ホテルのある地区は、以前私がパリで仕事をしていた時の生活の場。
なので晩ご飯は、よく行っていた中華屋さんに。
パリコレの時期なので、日本人がたくさん。ほぼ満席です。
店のお客さんが外を歩く人に手を振る、六本木か青山状態。
すごく久しぶりに行ったのに、扉を開けたとたん、
「マ・ダ・ム!」とお店のマダムにまず言われ、
ウエイターやウエイトレスさんみんな私のことを覚えていてくれて、歓迎してくれました。
うれしいな~。
お味は相変わらずフランス中でここしか食べられない味。
あまりお腹が空いていないはずの母も、「食べ過ぎてしまった」。

今回自分がつくづく田舎のリスだと感じた出来事は、
夜寝れない。
こんないい部屋の、こんなにいいベッドなのに...。
それというのも、外が明るすぎる。
大都会で、夜中まで外で人が騒いで、パトカーなどがひっきりなし。
そして、メトロの音がものすごく大きくて、振動がすご~い。
東京の池尻にいた頃は、地下鉄、国道の地下トンネル、普通の国道、高速の陸橋と
何層もの道路脇で、揺れようがうるさかろうが明るかろうが、いくらでも寝れたのに、
今じゃ田舎で、キーンと耳鳴りがするような静けさと、漆黒の闇の中での夜を過ごす毎日。
当然かもね~。

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また食べる話ですが、
翌朝のプチ・デジュネはホテルの下で。
日曜は11時まで居られるので、元を取るようにゆっくり時間をかけて長居しました。
ご飯と味噌汁、しば漬けに牛肉の和風煮込み
クロワッサンにメイプルシロップに日本茶とコーヒー。
お昼ご飯分もしっかり。

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この日のオペラは2時半からのマティネ。
ホテルの隣ならいいのに、バスティーユです。

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今回私の分のチケットはインターネットで購入。
オペラ・ドゥ・パリのお得意さんとなり、顧客番号ももらえて、
郵送されたチケットには、今期のカレンダーや会員カードが同封されていました。
開演の3日前には、
『もうすぐあなたが注文したオペラの日ですよ、お忘れなく...』と、メールも届きました。
親切~。
驚いたことに、母は日本のエージェントに席を取ってもらったのに、
前から13番目の2人の席が隣同士!
なんという偶然、こんなことってあるのでしょうか?

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この日の演目は『サロメ』。
前もって母から送られていたDVDで予習もばっちり。
でもそのどのDVDよりも、この日の生が一番で、大満足です。

というのも、サロメには、
以前はヌードダンサーにすり替わることもあった程の踊りの見せ場があって、
ソプラノ歌手が、どこまで脱ぐか、くらいは見張っても、
上手に踊ることなんか誰も期待していません。
なのに、この日のソプラノ、キャトリーヌ・ナグレスタッド。
声がしっかり出ています。か細過ぎません。
いよいよ注目の踊りの場面!
なんと、指の先までしっかり演技できていて、本格的ダンス。
そして、最後は一糸まとわぬ状態まで脱いでしまいました。
そんなハードなサロメなので、エネルギー配分が大変なのだそうです。
でも彼女は踊りの後でも、最後まで、
それはそれはものすごく上手で、声もしっかり出切っていました。
感動でした。
心から「ブラボー!」でありました。


その後あまりのすばらしい演技に当てられてか?
カードの暗証番号がわからなくなってしまいました。(爆)
フランスのほとんどの銀行のカードは、暗証番号を自分で決められず、
銀行からのあてがいぶちを覚えなければなりません。
1回目でだめで、もう少し経ってから、今度は絶対大丈夫と自信を持って2回目。
それもだめ。
昨日までしっかりいつものように使えていたのに....。
3回目はもうカードが手元に戻って来なくなるので、辞めました。
クマに電話で頼んで、うちにある大昔の書類を調べてもらいました。
3桁までは合っていたのに...。
笑いごとではありません。
すっかり自信喪失。落ち込みました。
頭の中がきゅーううっと小さくなっていた感じがしました。
だいぶ疲労していたみたいです。

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その晩は久しぶりにお友達にも会えました。
前から伺いたかった彼女の叔父さんのおすし屋さんに、やっと行くことができました。
噂に違わぬおいしさで、
これなら日本にいちいちおいしいものを求めて帰ることもないわ!

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彼女の赤ちゃんも、もう赤ちゃんではなくなっていました。
でも、はじめましてなの。

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帰りのタクシーがエッフェル塔の前を通った時、偶然にも丁度時報。
電飾がピカピカ点滅し始めました。

翌日は高い朝食はやめにして、デパートに直行。
母のスーツケースの鍵がひとつ壊れてしまったので、新しいのを買うためです。
壊れた方のは私が持って帰ります。
他に母の香水や、私のサングラスも、しっかり免税で買ってもらっちゃった~。
デパ地下ならぬデパ2階で、食料品を買って、ホテルで荷造りしながら食べます。
あまりの疲労に1時間ほどぐっすりお昼寝しちゃいました。

2日目の夜のオペラは『ラメルモールのルチア』でした。
そこらの気の強そうなパリジェンヌみたいで、顔見た限りではあまり好きでない、
母がおっかけをやっている、ナタリー・デッセーのソプラノでしたが、
う~ん 流石、美しい透き通った声でありました。
茶目っ気たっぷりの彼女、今が元気いっぱいという感じです。
でも私は、前日のちょっと太目の声のソプラノ、
キャトリーヌ・ナグレスタッドの方が好きかな?

私がネットで取った席は前から6番目。
母のは2階席の2番目。
なので交換してあげました。
高いところからは、昨日と違って、オーケストラもよく見えて面白い。
ホルン吹いてる若者が美しかった...。
この日は演出が面白かったです。
オペラグラスでひとつの所を見ていると、
他でも数箇所で人が演技しているので、面白いところを見逃してしまいます。
舞台装置が大掛かりで、出演者が高いところで歌います。
なので、2階席の人のまん前まで来る感じ。
音がとてもよかったです。

メインのオペラも2つともよかったし、
お買い物もちゃんとできたし、
ここまでは何とかうまく行きました。
でもその安堵もつかの間でした。
空港に行く最終日の朝、
霧のため大型トラック2台の大事故のため、なんと高速が閉鎖。
もう絶対飛行機に間に合わない...と、タクシーの中ではすごい緊張。
でも2日前バスティーユに行く際、感じがよかったので予約してあった運転手さん、
とてもがんばってくれました。
バスを使っていたら、もっともっと遅れたことでしょう。
結局、予定より15分しか遅れないで到着することができました。

急いで免税手続きへ。
ラッキーにも前に2人しかいません。
1月は長蛇の列でしたからね~。
いつもの黒人の女性係官です。
案の定、全部見せろと要求され、スーツケースを全部開ました。
「お母さんが持って帰るのよ、あなたへのプレゼントは無しよ」と釘を刺されたので
「私の趣味じゃないわ。日本人はブランドが好きよね。
私もう日本人じゃなくなってるから...」
と冗談言って笑わしてあげました。

封筒を投函して、やれやれで、ルフトハンザへチェックイン。
ところが、飛行機は1時間遅れ!
そんなに焦らなくてもよかった~。
フランクフルトでの成田便への乗り次には十分間に合うので、
安心するように...ということです。
母には時間がありますが、私はまだパリで予定があるので、
コーヒー飲んで、母と早めに別れました。
気をつけてね~。楽しかったよ~。

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上りの高速の状態をさっき見て知っていたので、RERで戻ることに。
何よりも、母が無事に中に入って行ってくれたのでほっとしました。
緊張がほぐれていきます。
なかなか来ない電車をいらいらしながら待って、
メトロを乗り継いで、ホテルの地区に戻り、日本食材屋さんに行って
「わー、お久しぶり~。お元気でした~」とまたひとしきり。
今度オルレアンまで配達が来てくれるかも...ですって。期待。
お米と揚げせんべ、あぶらげ、トンカツソースなどなど買い込んで、
何故か手元にあるさっきのかばんに詰めるだけ詰めて、
大急ぎでホテルに戻って、預けます。
宅急便なんかないフランスです。
午後クマの仕事仲間がホテルまで私の荷物を取りに来てくれる段取りです。
一人でとてもこの荷物、電車で持って帰れないもの。
ありがたいな~。

そしてまた駆け足で、予約している美容院へ。
ちょっと遅れてしまいました。ごめんなさい。
なんと3年ぶりで髪の毛切ります。
3分の2の髪を切った感じです。 
髪の毛無いみたいに軽い!
肩こり治りそう。体重減りそう。
お掃除を最後までしないでもらって、床に落ちた切った髪の量を見て、
「かつらが2つ作れそ~」。

そこへ母から電話。なんとまだパリ。
飛行機1時間じゃなくて2時間以上の遅れ。
ドイツも霧で、飛行機が飛ばなかったようです。
やっとフランクフルトへの便に乗るところです。

せっかく3年ぶりなので、パーマ・ブローもお願いしました。
なかなかかからないです。
すごく時間かかります。
この後会う約束の友人、待たせてます。
結局16時過ぎ、爽快に美容院を出ました。
お値段は爽快じゃなかったけど...。

久しぶりに会う友人は、
パレロワイヤルの公園で、しびれも切らさず私のことを待っていてくれました。
元気そうで、以前より若々しい感じです。
いつものように優しくて、こんなに待たせても怒ってませんでした。ごめんなさい。
髪の毛褒めてくれました。
近くのカフェでお茶。
この本面白いから、って貸してくれました。
ぺちゃぺちゃおしゃべり。
お互い年齢なので、健康のことが中心です。
朝から、空港のコーヒーとカヌレだけだったので、
サンドイッチ食べました。

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オステルリッツからの電車の時間が近づいたので席を立つ前、
母にもう一度電話。
フランクフルトでは乗るはずだった成田行きは当然もう出た後。
一緒にいた日本人グループも
名古屋便に走ってあっという間に掻き消えて、母は日本人で一人残され。
一生懸命片言で説明して、何とかANAの席が取れて、
17時に窓口が開くのを待って、切符を取り替えてもらって、
出発はなんと20時45分。
かわいそうに...。
苦労して、最終的にやっと通路側に取り替えてもらえてよかったけど...。

オステルリッツからの電車の中では
クロスステッチ刺繍をちょっとして、目が痛くなったので、
さっき友人が貸してくれた本をかんかん読んでしまいました。
1時間弱。
来た時乗った田舎の駅まで行く電車はもうあまりないので、
オルレアン・レ・ゾブレまでクマが迎えに来てくれました。
なんと車にはAUKIMIも乗っています。
髪型が変わって、別人みたいだと言ってくれます。
その言葉もうれしいけど、帰って来れてもっとうれしいよ~。
当分パリに行きたくないよ~。
うちにやっとたどり着いて、もう一度母に電話。
彼女もやっと今から成田行きに乗り込めるところでした。
うちに着いた1時間半後、私の荷物も届きました。
めでたし、めでたし。

こんなに長くなって、もっと切ってもよかったんだけど、
この話題はもう終わりにしたかったので、一気にがんばって完結しました。
お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
こんな風に長い方が、私の疲労感が伝わると思って...。
フ~~~~~。
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by tchierisu | 2006-10-14 08:58 | パリ

先週末から、3泊4日でパリに行って来ました。
オペラが大好きな母が、ウイーン・ベルリンと廻って、
今回はパリにも来るので、お供です。
私がパリに行くのは今年1月以来の9ヶ月ぶり。
できることならなるべく行きたくない大都会。
おとといの晩帰ってきたのですが、疲労がまだだいぶ残っております。
4日行ってたから、4日経たないと回復できないのです。
少しずつ報告することにします。


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それでも、去年までの3年間、
週4日パリ、週末は自宅という、2重生活を続けていました。
毎週この駅からSNCFに乗って、自分でも良く通ったと思います。
その生活があったからこそ、今の田舎暮らしを幸福だと喜べるようになったのです。

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でも、この田舎の駅は好きです。
いつも吹きっさらしで寒いです。
こっちのホームには駅員さんも誰もいません。

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↑こんな電車が来ます。

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電車がホームに入ると、高い位置の扉を一生懸命自分で開けて
よじ登るように電車に乗ります。

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今回新たにうれしかったこと。
いつもは表示をよく見て禁煙席を探すのですが、
フランスは今年からパブリックスペースは全て禁煙。
電車の席はどこにでも座れるのでした。

次の停車駅オルレアンでは10分停車。
一番前の機関車をはずして、一番後ろに新たに付いて、
進行方向が逆になります。
なので私は一番後ろの車両に逆向きに座っていたのです。

1時間半電車に揺られて、パリ・オステルリッツ駅に到着。
メトロで1回乗り換えてホテルに行って、荷物を預かってもらって、
ロワシーバスでシャルル・ド・ゴール空港アエロガール1へ。
フランクフルトからの便の到着出口に、何とか母より先に到着。
なんかもう疲れちゃったよ~。

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by tchierisu | 2006-10-13 04:27 | パリ