タグ:パリオペラ ( 13 ) タグの人気記事


参加宣言を果たしたものの、布のことで迷ってなかなか始められなかった、NEEDLE PRINT の MARY WIGHAM SAL。
2週間も前になりますが、期待していたロモランタンで行われたサロンでも、思っていた布はゲットできず、
イギリスからの到着待ちをしておりました。

フランスでは、このSALの指定布、ペルミンが意外と手に入りにくいです。
ZWEIGART の 36カウントEdinburgh (このカウントの呼び方も、フランスではインチじゃなくてセンチが単位なので、これは14fils と呼びます。)の、
SAND は最初にフランスのサイトでゲットできていたのですが、
なんだかやっぱり黄色すぎるような気がして、FLAX をペルミンと一緒に頼んでおりました。
届いて見ると、やはりFLAXはリネン色過ぎ、このSALの見本写真とはかけ離れ過ぎているような気がしていた、折も折、
ジャクリーヌさんの「指定通りで何でいけないことがありましょう。
初心者はまずオリジナルに忠実に刺して、だんだんベテランになるにつれて色のアレンジができるようになる…云々」の記事に触れて、
うん!クエーカーものを今回初めて刺す私、数ある布の中から、ジャクリーヌさんが、みんなが手に入りやすいからと指定したペルミン、
きっとこれで刺すことに他に意味があるのでは?
第一、私がクロスステッチをするのが好きな理由は、美術の点数の悪かった絵心が全くない私でも、
言われた通りに刺していけば、額に入れて飾られるような「作品」ができてしまうところ! と基本のポリシーにうち返り、
ちょっと固めのこのペルミンで刺すことに決めました。
固いのは嫌いではないし、32カウント=12fils の 2over2は、私の大好きな組み合わせで、プレーリーもそうだったし、慣れているのでとても刺しやすい。
大きな出来上がりになってしまいますが、がんばる大作だし、皆さんとステッチする記念のSAL、
大きな額にして、でんと飾るのを楽しみとすることにしました。




ロモランタンのサロンの様子も、途中まで書きかけで下書き状態、ぜひぜひ記事アップしたいのですが、
週末は母とまたパリ、私はよっぽどパリが嫌いとみえて、またもや一昨日帰り道には具合が悪くなり、
今も38度の熱でフウフウしていて、取り急ぎこちらの記事を先に…

と言いますのも、先週、このSALのフランスのヘッドガールPAULEさんから、私のブログにコメントをいただいてしまって、
それが英語で、私はよく意味を把握できなかったので、フランス語でメールをしたところから、やり取りが始まリました。
週末は、母のオペラのお供でパリに出かけて留守をすると言ったら、
「是非とも、オペラ座でステッチの進捗写真を撮って、Saho(narukoさんのもう一つのお名前)を通じてジャクリーヌに送ったら、
彼女も絶対その写真を称賛するに違いない」などと言われてしまったのであります。
ちょっとプレッシャーだけど、SALに対するモチベーションが下がっていたので、いいタイミングで、持ち上げていただけてとっても嬉しかったです。

パリに向けて家を出た時は、まだ最初の一つのモチーフしか刺せていなかったので、パリでも爆刺ししました。

NEEDLEPRINT SAL
MARY WIGHAM 299X289 60cmX60cm
FABRIC : 32COUNT PERMIN LAMBSWOOL
THREADS : DMC
2OVER2
a0091997_16495049.jpg

いつものお気に入りの、ホテル近く、PLACE VOSGES前カフェでの朝食時にも、刺しました。
この時はまだ丸枠を使っていましたが、目がつぶれてしまうのがあまりにも痛々しくて、
ペルミンの布も固いことだし、今では枠なしで刺しています。


a0091997_16511877.jpg

その晩の、バスティーユのオペラは、『ロジェ王』。
ちょっと進んでる?


a0091997_16523814.jpg

2日目のオペラは、ガルニエ宮で。
やっぱりここでの写真を期待されているのでしょうね。
なので、前の晩、がんばって刺しました。まあ、私が爆るって言っても、この程度のものです。
布にもアイロンかけてきました。


a0091997_16542792.jpg

それにしても、ステッチと建物の写真撮るの難しい。
母にも協力してもらっています。


a0091997_1725215.jpg

この日は日曜日で、マティネ、昼間の公演です。


a0091997_1794724.jpg

このSALのオリジナルを220年前に刺した、MARY WIGHAMは、当時まだ13歳だったそうで、びっくりです。
彼女が刺していたものを同じように刺していくうちに、彼女の魂が私にのりうつってくれて、一緒にガルニエ宮の席に連れてこれたような気がします。


a0091997_175258.jpg

ガルニエ宮の中も、刺繍と一緒に撮るのが難しいです。


a0091997_17115475.jpg



a0091997_17123754.jpg

やはり、有名なシャガールが描いた天井画と一緒に撮らないとね~。


a0091997_17204454.jpg

この日の演目は、イタリアのミラノスカラ座で以前は活躍していた、リカルト・ムーティ指揮、
彼の選り抜きの若手歌手とオーケストラによる、『デモフォント』です。
休憩中、ムーティさんの譜面と眼鏡と一緒に。

ガルニエ宮ができたのは、MARYさんが刺繍をしていたころから100年も後のことですが、
今回一緒に観てもらったデモフォント、作曲者JOMMELLIが最終バージョンを仕上げたのは、1770年。
MARYさんがこのサンプラーを刺していた時の20年前、同じ時代です。
母とお伴のオペラもいろいろな種類がありますが、こういう古いものは久しぶり、
これもMARYさんのリクエストによるものだったのかもしれません。


さて、いったいどの写真を選んで、narukoさんに送ったものでしょう?

More
[PR]
by tchierisu | 2009-06-24 17:40 | クロスステッチ


1か月以上ぶりのご無沙汰です。
お変わりございませんか?

5月は、日本もゴールデンウイークというものがあり、お休みが続きますが、
フランスは、祭日が点々とあります。
それが例えば月曜日なら、当然、土・日・月の連休、
そして木曜日だと、金曜日も休みにしてしまって、小学校や一部中学校は水曜日もお休みなので、
水木金土日、5日間も休みとなり、そんなカレンダーが毎週続いて、なんだかず~っとバカンス気分。
そして今は6月に入り、大学などはもうテストも終わって夏休みだし、
日差しも暑くなって、もともと仕事をしない人々の気分に、ますます拍車がかかっております。


前回、母がパリに来ていた5月の上旬、お腹の調子が悪いながらも、天気がいいので、
お買い物に左岸に行ったついでに、帰りは歩いて帰ってきました。
左岸、デプレ、カルティエラタン なんて言うと、とってもおしゃれなものを買いに行ったように聞こえますが、
山用のゴムバンド付きヘッドランプ。笑
山にももちろん持っていきますが、ベッドの暗がりで小さい刺繍をする時に、
クマのイビキの横で使います。
お散歩は、おなかの調子と相談しながらで、怪しくなったらすぐにメトロに乗ろうと思っていましたが、
パリ唯一の山道具専門店の店員さんとシャモニの話で盛り上がり、
なんか血が騒いで、なんとか歩ききっちゃいましたっけ…

a0091997_5195839.jpg

セーヌ河を渡り、


a0091997_5211842.jpg

ノートルダム寺院の横を歩いて、


a0091997_5222360.jpg

大好きなバラ窓の写真なんかを撮りながら、


a0091997_5271133.jpg

サンルイ島、シテ島を通って、


a0091997_5284994.jpg

ヴォージュ広場まで意外とあっという間ね~。 …すっかりアルプス歩いている距離感覚になってる。


他の日には、日本に帰ってしまったお友達がちょっとだけフランスに用事で戻ってきたので、
久しぶりに再会、一緒に喋りまくりながら手芸店ものぞきます。

a0091997_5311982.jpg

冬、かぎ針編みに目覚めた時お世話になったこのお店、今はこんなきれいなお花が咲いていました。
そのお友達(って言っても、私の娘と言ってもいいほど年は離れているんです、ずうずうしいわね…)とは
また今度いつ会えるかわからないけど、
このお花の色と共に、いい思い出になっています。
元気でお互い自分を磨いて、今度もニコニコおしゃべりしたいね。


母とはいつものように今回も、

a0091997_5361080.jpg


a0091997_53746.jpg


a0091997_538621.jpg

ここやら、


a0091997_5384195.jpg

ここで、
 
↑ 正面に大きく出ているオペラや、


a0091997_5404126.jpg

美しすぎるほど美しかったこのバレエを堪能しました。
偶然にも、一番私が観たかった男性エトワール(このポスターの人とは違います)の踊る日に当たって、
涙もの! なんとラッキー!
やっぱりオペラよりバレエの方が、私は好きかも?

木曜日のお昼バスティーユ無料コンサートはキュペール氏のコンサートで、
去年田舎のお城まで聴きに行ったのと同じ演目の、ニューヨークジャズ!
母は、今から55年くらい前、
中村八大やナベプロの渡辺さんが組んでいたジャズバンドを
高校の授業をさぼってジャズ喫茶に見に行った思い出が鮮やかによみがえり、
涙していました。
きっと母も好きそうなものだと思っていたので、偶然日程が合って、見せることができてよかった~!
コンサートの後、キュペール氏の出待ちしてたら、額屋に入れてくれて、
準備していたチョコレートも渡せたし… キャ~。
母はすっかりドラム(オケの時はパーカッション)のイケメン、ダミアン・プティジャンさんのファンに。
私のことを去年のお城以来覚えていてくれて、
いつも見かけるとオケボックスから手を延ばして握手してくださいます。
オペラの時は、3時間にわたる演奏中、第1幕でほんのちょっとトライアングルをチリチリと鳴らしたり、
最後にシンバルをジャ~ンジャ~ン だけで、後は眠そうにしているだけなのに、(失礼!)
今回のクラリネットのジャズでは、4本のバチを駆使してマリンバを弾いたり、ドラムをたたいたり、
やっぱりオケのメンバーになれるくらいの方々は、みんな光る才能の持ち主であります。
キュペール氏の横で、プティジャンさんとも長々話してしまって、
彼がバイオリンとのアンサンブルで録音したCDを、後日購入することができました。
コンテンポランなのもありますが、ジャズっぽいのも入っていて、
なかなかのサウンド。 最近毎日かけています。
演奏している方が知っている人っていうのは、また聴いていて気持ちのいいものですね。



母が帰国の日は、クマが娘と一緒にパリまで来てくれました。

a0091997_5445993.jpg

来るのを待ちながら、今やお気に入りとなった、定宿近くのヴォージュ広場前のカフェで、


a0091997_559631.jpg

モーニングコーヒーがやたらとおいしい。
こういうコーヒーは、なかなかこちらではお目にかかれませんからね。
カップがかわいくて素敵…。
母にはVIN CHAUDを勧めました。 寒かったのです。
目の前の公園の緑が気持ちいいところなのです。


次回は、またもうすぐ、6月19日にパリにやってくる母です。

[PR]
by tchierisu | 2009-06-04 02:12 | パリオペラ


毎年この時期は、オーべルニュで、ブリュノ主催の、JEEPの祭典があります。
一昨年以来、人が増えすぎてもう廃止 と言う声が上がり、残念に思っていましたが、
やっぱり今年復活です。

一方、パリオペラの予約と言うのは、
毎年3月にプログラムが発表され、翌9月から6月までの分の席を一気にとることになります。
はっきり言って、1年以上も後のスケジュールはなかなか出にくい。
母とのオペラのスケジュールが何事にも優先となってしまいます。
去年の3月の頃はJEEPの祭典はもう無くなったと言う頃だったので、
GWと言うこともよく考えず、5月前半のオペラの席を予約してしまいました。

…と言うわけで、母がまた明日パリにやってきます。
クマは夕べ、友達を連れて楽しそうにオーベルニュに出発しました。

そして私は、明日パリに行かなければいけないというのに、
夕べからひどくお腹を壊して、夜中もトイレに通う始末。
眠れなかったので、こんないいお天気なのに、昼間も昏々と眠れてしまいます。
水分補給が欠かせませんが、飲むと直後にトイレに駆け込む。
熱も微熱があるのかな?
風邪薬も無理して飲んで、ポカリスエットや、葛湯を少しづつしゃぶる様に摂取しては、
寝ています。

本当は今朝はジムに行って、ブログに写真を更新して、HAEDもがんばる~ …
なんていろいろ一人に時間を満喫する予定でしたが、
それどころではありません。とほほ

母は8日に日本へ戻ります。8日はこちらは祭日です。
前日7日から来ているクマの娘を連れて、クマはパリまで来て、
お昼を一緒に食べて、空港まで母を送ってくれます。

今日はそれでも今から近所の畑の、ホワイトアスパラの販売所に行って、
明日母に持って行ってあげようとしています。
パリのお友達のうちに荷物も預かってもらっているので、彼女にもおすそわけです。
それから18時には、オオキミをナタリのうちに預けに行きます。

なんでいっつもパリに行くとなると具合悪くなるんでしょうね?
やっぱり相当嫌なんでしょうね。

a0091997_2223710.jpg

さて、今日は5月1日。
フランスでは、幸せのお花、スズランを森で摘んできて、誰でも町中でも売ってもいいことになっています。


a0091997_2243146.jpg

これは先日、クマのお父さん、パピが、
もう花開いたというので、一足早くプレゼントしてくれたものです。
お部屋に置いておくと、とってもいい香り。

幸せなパリ滞在となりますように…



そんな訳で、撮りためた写真をお見せできるのは、5月10日以降になってしまいます。
みなさま、よいゴールデンウイークをお過ごしください…

[PR]
by tchierisu | 2009-05-01 22:10 | フランス生活


4月に入って、もう数日が経ってしまいました。
前回の記事がお雛さまで、もう1か月以上もブログを放置のまま。
私って、ブログ書くの飽きてきちゃったのかしら?
お友達のブロガーさんがとっても増えて、
そちらにお邪魔しては、コメント欄に自分の日々のことをちょこちょこ書いて、
それだけで満足してしまっているようです。

3月はなかなかに忙しかったこともあります。
まず風邪が全然治りませんでした。 年かしら?
こんなに長いこと咳と鼻水が止まらないのは、ここ何年も無い、もしかしたら人生で初めてだったかもです。
その原因の一つは、母と一週間またパリにおりました。
いつもは無菌の田舎暮らし、
都会に行って、メトロや劇場に行けば、治りかかった風邪も悪くなるというものです。


今回は、
a0091997_23383875.jpg

このオペラと、


a0091997_23392338.jpg

このバレエと、


a0091997_23402185.jpg

このオペラなどを楽しみました。


1つ目のIDOMENEOは、CUPER氏がクラを吹いていましたが、なんか体調がお悪いご様子でした。
出番も少なくて、ずっと沈思黙考していらっしゃいました。(決して寝ているのではない!)
テノール歌手も、母に言わせるといつもは素晴らしい歌い手だそうですが、なんかお風邪気味?
それに合わせて他の出演者も全体的になんか抑え気味? 残念です。

2つ目の前に、ポスターがなかったので写真がありませんが、もうひとつ 
LE PARC というバレエを見ました。
これはもうパリバレエが何年も前から上演しているもので、十八番なのか、
すごくまとまっていて素晴らしいものでした。

そして写真2つ目の「マーラーの交響曲第3番」は、今回初めての新しい演目。
前日LE PARCで主役を務めたエトワールの男性が、この初日を見事に演じ切りました。
連日なのに、すごいエネルギー! なんて美しい体なんでしょう。それをライトが美しく照らすのです。
バレエを美しく踊るダンサーたちを見ると、
「風邪なんか引いてるばやいではない! ジムにでももっと通って、身体を作らなければ~!」と
比較するにも値しない自分の身体なのに、おこがましくも(その時だけ)思うのでありました。
特にこの作品は、パリオペラ座が力を入れただけあって、もう音楽もダンスも素晴らしい! 
オーケストラは人数が多くて、たくさん入りきれるように床を下げているそうで、
オケのメンバーは舞台が見えないそうです。
いつもの一番前の席は取れなかったので、
第一バイオリンのフレデリック・ラロックさんのソロを弾いているお姿が拝見できず残念。
でも、一番前とは違って、舞台全体が見廻せて、それはそれでとっても良かったです。
本当に全てがよくまとまった作品で、もう感動しまくりでした。
私は、チュチュを着た古典的な有名な作品より、
以前東京で見た、山海塾のような、ちょっとモダンな要素が入っているものの方が好きだ、と
改めて実感できました。

そして3つ目の写真は、あの「若きウエルテルの悩み」のお話がオペラになっているものです。
超人気テノール歌手、ロランド・ヴィラゾンの出演です。
私が初めて、クマも一緒に、両親がパリに来て、母は着物を着てトラヴィアータを見た時、
その時もテノールはヴィラゾンだったのでした。そんなことはずっと後に気がついたのですが…
ちなみにその日もCUPER氏は2番目のクラリネットで吹いていました!
ヴィラゾンは、両眉毛が真ん中でくっついてしまいそうな濃い顔で、
パリオペラ管バイオリニストの大島さんは「ミスタービーンに似てる」なんてブログに書いてらっしゃって、
確かに…
ラジオクラシックの番組の彼のインタビューを偶然聴いたことがありますが、
なまりのある、でも上手なフランス語で、ユーモアたっぷりにお話をする本当に陽気な人。
ますます好きになりました。
でも、その陽気な彼が、自殺するほど悩む男を演じるのですが、なんかコミックのようで笑えてしまって…
初日はキャンセルしたほど調子が悪かったようですが、私が見た日は満足できる素晴らしい出来でした。
その後、母は、一昨日までNYで、またヴィラゾンの公演があったそうですが、
彼はキャンセルだったそうです。
なんか調子悪いようですね。私は見れてラッキーでした。

このマティネのオペラと同じ日、夜はガルニエで、CUPER氏と弦の、コンサートでした。
もちろん私も持っているCUPER氏のDVDのブラームスのクラと弦楽器。
いつも聞いている曲ですが、やっぱり生は素晴らしい!
いつも上からのぞいているオケのメンバーたち、
こうして室内楽を演奏するひとりひとりの才能に、あらためて感動なのであります。
一番前の席で、楽譜もよく見えて、その難しそうな様子もひしひしと感じました。

満足した母が日本に帰ったのが16日。
ラッキーにも帰りの便はビジネスクラスに案内されました。
私もその週は、パリから戻って、どっと疲れて休養なのでありました。
パリのアパートホテルの部屋の空調がとても部屋を乾燥させるので、
日本からの濡れマスクがのどに気持ちがよかったな~。


3月後半に続く…

[PR]
by tchierisu | 2009-04-05 23:16 | パリオペラ


もう、先々週のことになってしまいます、母とのパリ滞在。
木曜日キャンセルになったオペラは、JEUDI NOIR と呼ばれた大きなマニフェスタシオン、
デモ行進と交通機関のストが原因でした。

いつもパリのデモの様子は、テレビのニュースで観ているだけで、遠い田舎からは、想像するだけでしたが、
今回は、13時にバスティーユ広場で集会があり、その後レピュブリック広場経由、オペラ座までの行進だそうで、
私はその真っ只中にいることになります。
クマからは電話で、そういう時は、デモとは関係ない不敬の輩がシチュエーションを利用して、暴動を起こしたりすることがあるから、
朝ならいいけど、午後はなるべく部屋にいて、出歩かないように… と言われていました。

歩いてオペラバスティーユまで行ける、私たちがいつも定宿にしている、CITADINE BASTILLE MARAISは、
キッチンがついていて、お掃除も頼まないと来ないし、お掃除の人に気を使うことも邪魔されることもなく、大いに気に入っております。
前の通りでは、木曜と日曜には朝市が立ち、母はそこでの新鮮な野菜やチーズを買って、自分で調理して食べるのを楽しみにしています。
滞在中に食べきれなかったものは、ジプロックに入れて、スーツケースに入れてお持ち帰りです。

なので、木曜日の朝は、朝市。
すでに、デモに参加の人たちが集まってきています。
車いすのグループが準備中で、黄色い風船をふくらまして、それがたくさん飛んで行っちゃって、
冷たい風は吹けど、美しい青空に映えてとてもきれい。
なんともお祭り気分です。

部屋に戻り、おいしいものを食べて、うだうだしてた私も、メトロに乗らないで行けるマレ地区の手芸店に繰り出すことにしました。
大通りに行ってみると、もう16時近いというのに、デモ行進は、今始まったばかりの様相です。


a0091997_20272978.jpg

お~~~~ スゴイ参加者の数!


a0091997_20281476.jpg

サルコジ大統領が打ち出す、これからの新しい政策を「恐れて」、それに反対のデモだそうです。
でも、私は言いたい。
まだ行われていないことを恐れるだけで、こんなにエネルギー使えるなら、チャレンジしてみれば?
意外といい方向に向かうかもしれないよ!

…なんて、ここで言おうものなら、袋叩きに会うことでしょう。


a0091997_20302020.jpg

タクシー会社のあなた方、今日は交通機関が止まって、稼ぎ時なんじゃないの?


a0091997_2031173.jpg

皆さん、ベビーカーを押したり、家族ぐるみで、本当にお祭り気分のようであります。
でも、私はこの通りを渡りたいのよ~。



やっとの思いで通りを横切り、喧騒を離れ、ボージュ広場まで来ると、
今日は学校も機能していないので、公園内では、親子連れがたくさん遊んでいて、ほのぼの日曜日の感じです。

お買い物を済ませ、その晩の「マダム・バタフライ」の返金に、バスティーユ広場の方に向かいます。
遠くからもその喧騒が聞こえて、ちょっと行くのがためらわれましたが、怖いもの見たさで近づきます。


a0091997_20352848.jpg

広場中央では、まだ煙モクモク、音楽ガンガン、お祭り騒ぎが続いています。
でももう時間は17時過ぎ。薄暗くなってきています。
もうおしまいだよ~ とばかりに、清掃車が出て、お掃除を始めています。



a0091997_20382374.jpg

地面には、ビール瓶、メルゲーズソーセージのホットドック、食べ物の袋など、これでもかとごみが散らばっていて、
それを掃除機車が吸い取って、水をまいて流しています。



広場を注意しながら渡り、オペラ座に行って、お金を無事に返金してもらって、やれやれ。
レセプションに聞いたら、もちろん木曜日お昼の無料コンサートも、その日は中止だったそうです。
母を連れて、無理に行こうとしないで、よかった。


後からクマにこの写真を見せたら、こう言う時間帯が一番危ないんだよ~! と怒られました。
遠くにいるだけだと、様子がわからなくて、余計心配しちゃうものですよね。
でも、今度から気をつけます。



この先、パリのお楽しみのことを書いていたら、
1時間くらいかけていた記事アップ作業が全部消えてしまったので、涙
今回はここでひとまず〆ます。

[PR]
by tchierisu | 2009-02-09 20:45 | パリ


先週は、母のパリオペラにお付き合いの1週間でありました。
まずはメインのオペラの話題。
今回は3つの演目。
前回ご好評だったので、またガルニエで撮ったポスターでご紹介。

a0091997_20313944.jpg

これは、今回初めてOPERA NATIONAL DE PARIS のために
1936年生まれのボースマンによって作られたオペラです。
Le MONDE 紙 にも、写真入りで、「成功!」と大きく取り上げられていました。
歌詞はみんなフランス語で、字幕も出るので、とってもわかりやすかったです。
去年6月(5月?)、Y嬢と母と3人で観た、
"Iphigénie en Tauride" のソプラノ、Mireille Delunschが出演。
あの時、観終わって、ガルニエ横のカフェで、お茶をしていたら、
いま出演していた人たちがぞろぞろ入ってきました。
主役よりも2つ目の役のテノールの人の方がイケメンだったねと言っていた矢先、
その彼もカフェに入って来たので、狂喜して握手を求めた、Yann Beuronさん。
今回は彼が主な役で、またお声が聞けて、とってもうれしかったです。
密かなファンになりそう…
主役のYvonne役は、セリフを数回しゃべるだけの
Dörte Lyssewskiというドイツの女優さん。
ソプラノで歌うわけではないのです。
でもセリフの少ない彼女の演技のお陰で、
この作品が本当に素晴らしいものとなっているのです。。
アーティストの税金を安くするなど、昔からクリエイターには寛大な国フランス、
そのパリオペラの、このように新しい試みをどんどんさせるところに、
今後も大いに期待したいものです。


a0091997_21314171.jpg

もう一つ観たこれは、1934年にレニングラードで初演されて2年後、
あまりに過激な内容で上演禁止になってしまったというもの。
今回の演出は、日本でもDVDが出ている、
2006年アムステルダムで上演されたものと、配役もほとんど同じものでした。
私たちが今回観たのは、たったの6回しか上演されないうちの最終日。
全ての出演者の演技が練りあがっている感じです。
主役のカテリーナを演じるソプラノ、Westbroekは、本当に実力があって、
一昨年暮れに観た小澤征爾氏指揮のワーグナーのタンホイザーの時同様、
鳥肌が立つ声でありました。
この作品自体が、3時間半に至る長編で、ワーグナーよりももっとハードな音で、
ほんと、オペラを堪能した~ という感想です。
金管楽器が舞台の横に登場して、クライマックス時にはそこで鳴り響くので、
一番前の右端の私たちにも、オケのメンバーと同じく、耳栓が欲しかったです。
でもその轟音にも勝る、彼女の声に脱帽でした。


a0091997_2215342.jpg

オーケストラの楽譜の表紙も、こんなイラスト入りで、素敵…


私のこんなミーハーなコメントよりも、
パリオペラ管弦楽団の日本人バイオリニスト、大島莉紗さんのブログをぜひお読みくださいませ。
母は、最近自分のパソコンの調子が悪く、私とスカイプするのもままならず、
もうパソコンも疲れて煩わしいので、やめちゃおうか…と言っていたのですが、
大島さんのブログを拝見するのが一番の楽しみなので、
最低限にパソコンを修理してもらって、楽しくこちらのブログを読んでいます。
私のブログよりも大島さんのブログが大切なのです。笑

ミーハーな私は、クラリネットのキュペール氏が今回も演奏しているので、喜んでいました。
オケのメンバーの裏話が知ることができる大島さんのブログには、
実は私も本当にありがたく思っているのであります。


a0091997_21344748.jpg

大島さんの情報によると、オケは青組と緑組と2つにグループ分けされていて、
私がお慕いするキュペール氏や、第一バイオリンのラロックさんは、
どうも青組の方らしいです。
ラロックさんの名前はリストに載っていたものの、今回はいらっしゃいません。
今風邪が流行っているから、具合が悪かったのかも~。残念。
毎回一番前に陣取って、オケばかり見ている私なので、
オケのメンバーの方も、うすうす私を覚えてくださっているようなのがうれしい…(錯覚?)
フルートのカトリーヌさん、クロードさん、ピッコロのサブリナさん、
3人とも、本当に上手なのです。
クロードさんと目が合って、微笑んでくれました~♪
写真は、いつもの青組のメンバーたち。いつもの顔ぶれで嬉しくなります。
中央にキュペール氏もいるのですが、遅れ気味に入ってきて、準備に余念がありません。
そして、しょっぱなから、クラのソロだらけで、たくさん聴けてうれしかった~。

去年6月にオルレアンから割と近いVENDOME近郊のお城で
キュペール氏のコンサートが行われました。
その折、パーカッションで参加していた、プティジャンさんとは、
会場で、ちょっとお話をさせていただきました。
今回、たくさんのパーカッションのパートが必要なこの演目で、彼は小太鼓担当でした。
いつもオケの一番後ろで出番を退屈そうに待っているパーカッションの方たちですが、
6月以来その後一度も顔を合わせていないのに、
なんとプティジャンさんが私を見つけて、手を振ってくれるではないですか~!
私を覚えてくれているようで、1幕が終わった時近づいて、握手してお話ししてしまいました~。
う・うれしい・・・。

そして、休憩時間の終わり、2幕が始まる前は、キュペール氏の登場を待ちます。
私を見つけて近づいてきてくれたので、
「3月のガルニエの日曜日のコンサートに行きますよ~」 とお伝えします。
そしたら、「5月には、木曜のお昼の無料コンサートもやるし、
また去年みたいにVENDOMEの近くで、
同じオーガナイザーによるコンサートの企画がありますよ~。」と教えてくださいました~。
私はいつも彼と話す時、私らしくもなく、大緊張で、
言っている意味がおぼろげで、正確さに欠いてしまいます。
その後そのオーガナイザーを検索してもどうも見つけられず、
思い切って彼にメールして訊き直してしまいました。
翌朝すぐにお返事をくださって、今後のSAISON2009の演奏される演目と、
他のベルサイユでのコンサートの企画を教えてくださいました~。優しい…♪ 
VENDOMEは、2月じゃなくて、6月でした…
木曜日の無料コンサートは、ちょうどその時母が来ている時なので、聴かせることができます。
演目は、去年のVENDOMEと同じもので、プティジャンさんのビブラフォンも聴けます。
なんといっても、クラシックだけじゃなくて、ジャズやラテン、
トム・ハンクスとゼタジョーンズが共演した、
映画LE TERMINALEのテーマも演奏してくれたのが、とっても良かったのです。
今度も演奏してくれるかな~?
VENDOMEのシャトーの方は、「オルレアンから近いからまた来てね」と言われちゃったし、
ぜひお友達を誘って、駆けつけなければ!!!




実は今回私が楽しみにしていたオペラは、2つ目の、お馴染『蝶々夫人』でした。
お話は有名で知っているし、テレビでは何度も観ていますが、本物をまだ見たことがありません。
ところがところが、上演初日の木曜日は、フランス中で大きなストライキとデモ行進がある日なのです。
嫌な予感がしましたが、歩いて行けるバスティーユだし、オペラ座のサイトでもなにも言われないので、
まあ、予定通り上演されるのかな~と思っていましたが、
やっぱり!
前日の夕方になって、私の携帯電話に、オペラ座からメッセージが入りました。
翌日はキャンセル、返金についてはサイトをご覧ください、というものです。
お客さん全員に電話連絡しているのでしょうか? すごい!
その後メールも2回来ました。


覚悟していたものの、やっぱりがっかりでした~。
一昨年10月にもトスカとトラビアータが、オペラ座のテクニシャンたちのストのためキャンセルとなり、
私はほんとプッチーニに縁がないようです。
でも母はあまりプッチーニが好きでないようで、私が観たいから付き合ってくれるという感じなので、
そんな意気込みだから、毎回観られないのかも・・・


長くなったので、パリのお話をいったん区切りますね。
次回は、オペラの他に、私が楽しんだパリ のお話です。

[PR]
by tchierisu | 2009-02-02 20:25 | パリオペラ


4演目のオペラ鑑賞を終えて、母は土曜の晩に飛行機に乗って、
日曜に無事自宅に着いた模様で、ホッとしています。
9月に事故を起こした時は、
今回の母の渡仏時は、一人で行動してもらうことになるかと思いましたが、
なんとかいつも通り同行できて、よかったです。
でも事故後初めての、人ごみの中での本格的活動、
予想を裏切らず、風邪をひいて具合が悪くなり、今はお休みモードです。
パリの前半はお天気がよかったのですが、後半は雨と冷たい風、
何よりもお部屋の空調の風が乾燥していて、それにやられてしまったようです。
上からと下からのトイレ通いで、ダウンな私、
娘を連れてクマが迎えに来るまで、
最後のお掃除やごみ出しは、母にやってもらう始末でした… やれやれ。

体調のことを除けば、Y嬢とのさよならもゆっくり言えたし、
4つのオペラも4つともそれぞれ違ったムードで楽しめて、
大変よかったでした。

いつも3月に1年分の席をまとめて頼むのですが、
「高齢の母がわざわざ日本からやってきて、それだけが楽しみで生きているので、
なんとか母の願いを叶えて、一番前の席を取ってやりたい」 
と毎回涙ながらにしつこい手紙を書き、
小澤征爾氏のような日本人の指揮するものなど、よっぽど混んでいるもの以外は、
なんとか希望通り、最前列をゲットできています。
でもこのお願いの言葉はいまや決して大げさではなくて、
母は、パリまでの一人旅、無事にいい席でのオペラが観れるように、
プールに通って水の中で歩いたり、万難を排して臨んでいるようです。

私はパリが大嫌いなので、母がもうすぐ来ると思うと毎回憂鬱になるのですが、
一体いつまでこれを続けられるかと思うと、
やっぱり喜んで帰ってもらいたいと、萎えた気持ちを奮い立たせるのであります。

母に付き合う、このオペラ三昧ももうかれこれ3年目。
いつも最前列の私は、中学高校とクラリネットを吹いていたので、
自然とオケの方に目が行きます。
そして昨年から、クマに似た風貌がきっかけで(動機が不純よね~)
クラリネット奏者のフィリップ・キュペール氏のファンになり、
彼の個人的なCDを買ったり、6月には、田舎のシャトーで行われるコンサートにも
お友達を誘って行ったりしました。
彼も情報提供のために、私にメールアドレスや携帯の電話番号まで下さって、
なんかとっても恐縮なのであります。
他にも第一バイオリンのフレデリック・ラロックさんは私のことを覚えていてくれています。
ネットで検索すると、パリ国立オペラ管弦楽団の日本人バイオリニスト
大島莉紗さんのブログにも行きつきました。
こちらでいろいろ裏事情を知ることができて、ミーハーファンの私は本当にうれしいです。
今回初めてお声をかけさせていただきました。
こうして、だんだんオケのメンバーの皆さんと顔見知りになってきてしまっています…

初日に見たのは、お馴染ヴェルディの「リゴレット」。

a0091997_1144691.jpg

パリのいわゆるオペラガルニエ宮で上演されるオペラは少なく、
この日も、集客数の多い、バスティーユの方でした。

a0091997_1163161.jpg

最前列で開演を待つ母。

a0091997_1171261.jpg

最後のカーテンコール。
クラシックな演出で、正統派なヴェルディが満喫できました。
衣装がとても美しかったです。

a0091997_1185148.jpg

指揮者の譜面台に残る、楽譜最後の部分。
カラフルな書き込みで、おもわず写真撮っちゃいました。


a0091997_128228.jpg

2日目は、「かしこい女ぎつね」。
子供たちに大好評。大人が席を取ると子供の分はプレゼントというキャンペーン中でした。
小さい子が多いのに、みんな叫んだりしないで静かに観ていられて偉いな~と思いました。

a0091997_130269.jpg

2枚目の幕にこうして絵が描かれていて、お話の進む具合を、説明してくれています。

a0091997_132050.jpg

この日の席については、オペラ座よりお便りが来て、
私達の席に撮影のためカメラが入るので、移動してほしいということでした。
一瞬見られないのかとどきりとしましたが、席の移動だけでよかったです。
そして代わりのチケットがなかなか送られてこなくてハラハラ、
私が家を出る前前日にやっと届きました。
上の写真の会場中央にもカメラが据えられているのがお分かりでしょうか?
全部で10台くらいありました。
ハイビジョン用のカメラで、バイクのハンドルのようでした。

代わった新しい席は、指揮者の真後ろ。
フランス国営放送局フランス2とNHKによる撮影なので、
来年日本でもテレビでやると思われますが、
指揮者が映る時があると、母や私の顔がよく見えてしまうかも~~~~!!!

a0091997_1383935.jpg

3日目が、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」。
7月に日本にも行って上演されたものです。

オケには緑組と青組みがあるそうなのですが、
今回前半2つは、もう一つのグループで、
後半2つが、やっと私のお目当てのキュペール氏、ラロック氏、大島さんの演奏です。


a0091997_1521884.jpg

左から2番目が、準備をするキュペール氏。
彼らがオケボックスに入ると、私はもうオペラに目がいかなくなっちゃって、
対訳も一番前の席からだとものすごく上を向かないといけないので、
読んでいることもできず、ストーリーになかなかついていけません。
世界でその名の通った有名な歌手が歌っているというのに、それも上の空で、
オーケストラばっかり見ちゃいます。

前日パリからアップした前回のブログでは、
これは長い演目と書きましたが、
休憩時間は40分と30分で、60分というのはウソでした。
この日は初日に当たるので、みんな緊張気味。
最初キュペール氏は私を覚えてくれてなくて、涙
幕間に私が叫ぶと、じっと私を見て考えてくれて、
やっと私のことを思い出してくれました~♪ 笑
夏には、日本にも行ってらっしゃるし、いったいどこのアジア女性だっけ? 
と 思ったのでしょうね。

スクリーン映像とオペラの共演=競演。
日本でも批評は賛否に分かれていました。
演出の、ピーター・セラ-ズ。今回、初日とあって、カーテンコールに登場。
いつもブーイングの嵐ですが、ブーイングと同じくらいブラボーも聞かれたので、
評価も高かったものだと思われます。
私はとにかくオケも見なきゃいけないし、歌も聞かなきゃいけないし、
抽象的なスクリーン映像が表現しているものについても考えなければいけないしで、
5時間以上の上演があっという間でした。

ただ言えるのは、ワーグナー鑑賞は、ほんと、エネルギーがいる、疲労困憊… 
というのは確かですね。

a0091997_156673.jpg

そして最終日は、オペラ喜劇の「売られた花嫁」。

a0091997_1565714.jpg

バスティーユでなくて、オペラガルニエでの上演でした。
いつもプログラムを入り口で買って、その日のオケのメンバーの名前をドキドキしながら見て、喜んだり、がっかりしたりしています。
この日もキュペール氏たちでした~♪
前の晩の真夜中までのトリスタンの演奏の翌日で、私たちも疲れていますが、
お仕事とはいえ、オケの皆さんも大変ですね~。
でも今日はとっても陽気な楽しい演目。
オケがボックスに入って来る時からして、雰囲気が違います。

ガルニエの最前列は、バスティーユよりもオケに近くて、うれしいです。
舞台を見ずに、キュペール氏ばかり眺めている私の熱い視線は、
第一バイオリン、ラロック氏の上を通ることになります。
ラロック氏の位置からは私は指揮者と反対方向、振り返ることになるというのに、
彼は何度も私の方を向いて、目くばせやウインクをしてきます。笑
ラテン系の典型、陽気な性格の方なのね~。
キュペール氏はいたって真面目な方で、そんなことしてくれません。

幕間でキュペール氏が近寄って来てくれて、
前の晩、すぐに私のことを思い出せなかったことを謝ってくれました。
そんな~。恐縮です~。

この「売られた花嫁」は、私にとって、
去年の「愛の妙薬」と同じくらい楽しいすばらしい作品という印象が残りました。
去年も重いワーグナーは「タンホイザー」を観ていますが、
ああいうどっしりものもいいですが、
こういう軽いのもとっても楽しめて、とても好きです。
でもこの序曲はコンクールの課題曲にもよくつかわれる有名なもの。
速いテンポでとても難しいフレーズを、いとも簡単げに、弾いてしまう
オケのメンバーはさすがです。素晴らしかったです!
みなさん、国際的なコンクールで数々の賞を取り、
個人的にCDを出したり、コンサートをしたり、音楽学校の先生をされている方々。
その人たちの音が一つになるのですから、素晴らしいのは当たり前ですよね。
その上に国際的なオペラ歌手が歌をのせて、
有名な指揮者がそれをまとめて、
多くのアーティストたちによる、衣装や舞台装置が加わって…
オペラは本当に芸術の総合ですね。
毎回本当に感動なのであります。


この4回目を観ている時から、私の体調はますます悪くなってきて、
その晩は苦しみました。
翌朝クマが迎えに来てもらうまでは頑張らねば~、と思うも、
身体はいうことをきかず、
クマの娘もパリでパパにお買い物をしてもらうのを楽しみにしていたので、
それになんとか付き合い、母を空港に届け、
今回は免税品もないので、ANAのチェックインが始まる前に、
彼女を残してオルレアンに向かう帰路に着かせてもらいました。

昨日今日と薬を飲んで、ゆっくり静養しています。
美術館に行く時もそうですが、芸術の鑑賞は、
スポーツをする以上に、体力、気力勝負ですね。
スポーツは力の出し加減を自分でコントロールできますが、
芸術は相手からのパワーの強さがどんなものかわからないので、
相当構えて、それを受け止められないといけないですからね。

うちに帰って、オオキミとラッキーちゃんとベラちゃんに癒してもらって、
暖炉の前でのぬくぬくが本当にありがたくシヤワセです。
今週はちょっとゆっくりすることにいたします。

[PR]
by tchierisu | 2008-11-04 02:18 | パリオペラ



9月最初の事故以来、あまり活動していなかった私ですが、
先週には車も来て(しまい、お姫さま生活にもピリオド)、
自分で行動するようになっています。
さっそく、ねこサンタも額屋さんに自力で持って行ったので、
ミクシイのクリスイベントに参加宣言を果たしました。

ジムの会費の期限も切れていて、ずいぶん考えましたが、
やっぱり元気になってきて、身体も動かしたいかな~?と感じてきたので、
久しぶりに行って、更新してきました。
私の担当のサンドリンヌ先生ともバッタリ会えて、
事故のため来れなかったことを報告。
またこうして会えて本当によかったと、ビズしてくれました。

そんな風にだんだん元の生活に戻りつつある私を、クマが本当に喜んでくれています。
ほんと、よかったよかった。




オペラ好きの母のために、毎年恒例の3月、
2008年~2009年パリオペラの18演目の席を予約済みでした。
そして、今週の月曜日に、まず最初の1週間、4演目を観るために、
母は、パリまでやってきました。
私も5泊、バスティーユ近くのアパートホテルでの宿泊を付き合っています。
今夜で2夜目だったので、半分をこなしました。

それとちょうど時期を同じくして、
2年間、オルレアンでフランス語をお教えしてきた博士Y 嬢が、
フランス政府の研究所との2年の契約を終え、
日本に帰国する便の機上の人となるのが、30日。
オルレアンのアパートも引き払い、車も返して、
最後の2泊のパリ滞在、
今日昨日は、一緒にパリを満喫しています。
母は夜のオペラに備えてエネルギー温存のため、部屋に残っています。


a0091997_9574454.jpg

いい機会なので、Y嬢のリクエストで、
私も入ったことのないリュクサンブルグ公園に行ってきました。
お天気はいいですが、風が冷たいです。
クマに電話をしたら、夜はオルレアンでは氷点下になりそうなので、
オオキミをうちの中に入れて寝かせているそうです。過保護~~~!


a0091997_1004950.jpg

夏時間からまた日本との時差が8時間の冬時間に変わった、先週末を含む、
今週から来週にかけてのフランスは、トゥサンのバカンス。
公園内は、日差しを求めて、子供づれのパリジャンがたっくさん!


a0091997_10162218.jpg

アヒルの泳ぐ、噴水のあるお池の上に浮かべる小さなお船は、時間制で貸出しています。
1922年からあるそうです!
棒でつつくと、風を受けて遠ざかって行く船、
でも、どうやってこっちに引き寄せて回収するのかは、謎のまま…


a0091997_1044031.jpg

TOUSSAINTS=すべての聖人が集う=死者を想う=お墓参り 
日本のお彼岸みたいな時期で、
お墓にお供えをする菊の花が、公園内だけでなく、町中に咲き乱れています。
アメリカから来た、ハロウイーンは、10年くらい前から入ってきましたが、
最近はその流行も下火になったようで、
パリの中では、あまりオレンジのカボチャはお見受けしませんでした。
カトリックの色の濃いフランスでは、聖人が集まる聖なる時期に、
お化けや魔女や悪魔のいるイベントなんてけしからん…! と解釈されています。

自然の中を歩くと、Y嬢と一緒に何度も参加した、
うちの近所の田舎の森の歩け歩け大会を思い出します。
本当に素敵な思い出です。
彼女がいなかったら、あんなに歩けなかったし…
2年って、本当にあっという間。
私がミクシイを始めたので、それでオルレアンで検索してヒットして
コンタクトをとってきてくださった方です。
不思議なご縁です。
いろいろふつふつと考えると、しんみりしちゃいます。

あまり左岸に来たことのなかったY嬢と共に、
いつも前や横を通っているものの、中に入ったことが無かった
サンジェルマン教会と、サンシュルピス教会にも入ってみました。

a0091997_1012591.jpg

サンシュルピス教会の中には、映画「ダヴィンチコード」でおなじみの
レッドライン?でしたっけ? がちゃんと存在していました。
思わずパチリと、観光客気分。
追記:梨華ちゃんからのご指摘で、「ローズライン」の誤りでした~。訂正いたします!


最近、うちにずっといた私。
まずは電車でパリに行き、空港まで母を迎えに行き、
パリの中でうろうろ歩きまわるのは、以前のように調子がでません。
だいぶおつかれです~~~。
スクロールパネルについているHAEDではない、他の刺繍も持ってきていますが、
なかなか刺す元気が出ません。
まあ、日ごろできないことをしてせいぜい楽しむことにしましょう。

明日は木曜日で、このアパートホテルの前の通りの朝市です。
母がそこでの買い物を楽しみにしているので、早起きして付き合い、
そのあとはY嬢のホテルに行って、一緒にラストランチ、
オペラの空港行きのバスに乗り込むところで、お見送りになります。
きっと、泣いちゃいそうです。

オルレアンに赴任されるY嬢のようなフリーランスの方や、
日本企業勤務の駐在員の奥さまたちとは、
今までもたくさん親しくお付き合いさせていただいてきましたが、
必ず数年後にはご帰国されてしまうので、毎回毎回さみしい思いをしています。

浦島花子の私に、今の日本の文化を教えてくれたり、
本当にいろいろな意味で、お世話になりました!
でも、元気でいれば、また会えるものね。
京都に行った時は遊んでね~。

明日の夜のオペラは、ワーグナー。
18時はじまりで、途中60分と40分の休憩をはさみ、
夜中の12時近くまで続くお弁当持参の長丁場です。
オペラの話題を含む母の話は、また次回にでも…

アパートホテルのネット環境が安定しないのと、
ばたばた忙しくして、皆さんのところに遊びになかなかいけていませんが、
また来週うちに戻ったら、(最初はダウンかな?)
ゆっくりコメントさせていただきます!

パリが大嫌いな私ですが、今回はY嬢のお陰で、
私も束の間ゆっくり楽しむことができてうれしいです。









[PR]
by tchierisu | 2008-10-30 10:09 | パリ


暮れに入院となった父の様態も落ち着いて、
節制の日々を送っているようです。
糖尿病用のお弁当の配達サービスなんかも見つけて、
母は、予定通り、今回はパリのオペラを見に来ることにしました。
父にずっとくっついていたって、どうでもないし。
今まで通りの生活も続けて、生きていかなきゃいけないし、
それには楽しみも謳歌しないとね。

もう母は成田行きのバスに乗り込んでいます。
私は明日電車でパリオステルリッツまで行って、
今回の宿泊場所、バスティーユの近くまでメトロかな?
大きなスーツケースがあって大変だけど。。。
クマはパリまで来てくれようとしましたが、
オルレアンの人達の冬休みが始まる土曜日で、渋滞が予想されるので、
私の方からお断りしました。

いつもはガルニエに便利な方のホテルとか、
10月ストで何にも観れなかった時は、バスティーユ近くのホテルでしたが、
同じ値段出すなら・・・ということで、今回は初めて、
アパート式のホテルに泊まってみることにしました。
パリの中にもたくさんあるチェーン店です。
知人が日本から、サロンなどの仕事がらみで来る時は、
このチェーンのアパートホテルをみんなでシェアして使っていましたが、
自分が泊まるのは初めてです。
ホテル泊の時は、母のために、いつも湯沸しのゲットに苦労していましたが、
ここなら電子レンジや食器洗いまであって、便利です。
ただシャンプーなどのアメニティーがどの程度かは、明日行ってみてからのお楽しみ。

母が到着して、カードでお支払いをしないと部屋に入れないので、
明日はまずフロントに荷物を預けて、水などの買い物をして、それもフロントに預けて、
それからANA便を迎えに、CDGのターミナル1に向かいます。
ロキシタンがあったから、そこでシャワー用液体石鹸VERVEINEの香りを買おうっと。

オペラは『影のない女』『カルディヤック』『ルイザミラー』の3演目、全てバスティーユです。
その他開いている日に、ガルニエでの『オルフェとユリディス』のオペラバレエなるものを
先日急遽追加でゲットしました。
一番前じゃないし、補助椅子だけど、まあいいか。
その他に、たぶん木曜日には、
バスティーユのバックステージを見学するツアーにも参加しようと思っています。
母の強いリクエストです。

その他に私は美容院に行ったり、
京子食品に行って、翌週のオルレアン配達時に運んでもらうものを物色したり、
手芸店に行って、お友達のリクエストのボタンを探したりするつもりです。

10月は母が具合がいまいちで思い切り食べれなかったので、
そのリベンジで、バスティーユ近くの魚介類のレストランで、
生牡蠣も食さなければいけません。
ネット環境がどんなかわかりませんが、パソコンも持って行ってみましょう。
盛りだくさんだな~。

新年以来久々のパリで、支度などでストレス気味、
今おなか壊しています。(笑)
パリ嫌いだからな~。
田舎でゆっくりの方が好きなのです。
でも、せっかくだからせいぜい楽しんできま~す♪

[PR]
by tchierisu | 2008-02-09 07:22 | パリオペラ


今週から学校も始まり、やっとフランスもいつもの生活リズムになってきた感です。
去年のクリスマス前から、私は、
父の入院に伴い、母がパリに来れなくなって、
一人でパリでホテル住まいしながら、オペラとバレエを観たりで、
気持ちは暗かったですが、
年明けと共にやっと気分が上向いてきました。
よかった!

カメラの中の写真を整理しました。
フォトショップでやっと小さくしたので、少しお見せします。

a0091997_223306.jpg

父が入院してすぐ、外の景色は、寒くて、こんなに真っ白になりました。
なんとももの悲しかったでした。

a0091997_2242984.jpg

母が来れなくて、でもホテルはキャンセルできなくて、
オペラ「ALCINA」と、バレエ「PAQUITA」を観にパリに。
クマも仕事が入って、ホテルを使える日もありました。

「ALCINA」は、日曜日の昼間の公演だったので、
オルレアンのY嬢にわざわざパリまで出てきていただいて、一緒に行ってもらいました。
朝から一緒にデパート巡りと、
サントノレ通りのいつものおいしい中華屋さんのお昼もご一緒できました。
14時からガルニエで、演出も美しくて、すばらしかったです。
今期のパリオペラで唯一のバロックだったようです。
指揮者がバイオリニストでもあって、いきなりソロも弾いてしまうのが、
とっても印象的でした。
日本人女性の奏でるチェンバロが美しかったです。

バレエは私は全くの素人ですが、
翌日夜のやはりガルニエの「PAQUITA」は
衣装が美しくて、私でもとっても楽しめました。
これは最初から母ひとりの予定だったので、私ひとりで観ました。

週中にいったんオルレアンに戻り、金曜日にまた、パリに行きました。
またもや無理やり、今度はパリのHさんを誘って観たのが、
バスティーユでの、小澤征爾指揮のワーグナーの「タンホイザー」!
母のリクエストでパリオペラの会員になってまとめて席を予約する時、
私自身が年間を通じて一番期待して、一番観たかったのがこれです。
もう、もんのすごく良かったです~。
小澤さんは病後と聞きましたが、元気いっぱい、ミュージシャンに気配りいっぱい。
指揮棒を持たない繊細な指先のほんの小さな動きから、
音が細~く出て広がる感じが、すばらしかったです。
私が小澤さんの登場に感動していると、隣の席のマダムが、私を日本人と認めて、
うれしがる私に「良かったわね~」というように、私の腕をさすってくれました。
日本の東京上野でやったものに、よりいっそうのディティールが加えられた演出で、
歌手やコーラスの人々が客席から登場するなど、
何から何まで良かったです。
私より少し前、オペラ座のストの解除の直後にY嬢が観たものは、
衣装や証明の細かい点がそこまでまだ出来上がっていなかったそうです。
まあ、私は10月のトラビアータとトスカが全く観られなかったのですからね・・・
パリでの小澤さんの人気の高さにも驚きました。
こんなに長くて感動的なカーテンコールは今まで見た事がありませんでしたね。

最近良くオペラを鑑賞するようになって、いつも一番前の席なので、
パリ管弦楽団を観察する機会が多くなりました。
中学高校の頃私はクラリネットを吹いていたので、
クラリネット奏者に自然と目が行きます。
以前にも書いた、クマに似た、
私の中で徐々にアイドルとなってきたそのクラリネット奏者は、
クラリネットのシェフのようです。
参加している日のプログラムをあわせて見比べてみて、その奏者の名前が、
フィリップ・キュペール PHILIPPE CUPER だということがわかりました。
きゃ~ フィリップ~~~!!!
(単なるミーハーファンの私)

グーグルで検索したら、やっぱり彼はしっかり有名人で、
LILLES生まれで私の4つ年上、
ソロのCDもたくさん出しているし、2つの音楽学校の先生だし、
ベルリンフィルから欠員が出た際は要請されて行くとか、
なかなかのキャリアの持ち主。
小澤さんも、最後、カーテンコールで舞台に上がる前、
第一バイオリンの後に、いの一番でフィリップに握手をしに行っていました。
日本人の方が書いていらっしゃる彼に関する記事もネットで発見できました。
グーグルで画像で検索すると、彼の写真も数々出てきます。
まだ髪の毛のある若い頃のも・・・(失礼)
今度彼のソロのCDをネットのフナックで買おうと思っています。

a0091997_2254274.jpg

そんな頃、ガルニエを出た後、
裏のオスマン通りの年末恒例のショーウインドーの撮影に行きました。
毎年おんなじですが、プランタンのショーウインドーの方が今年は私の気に入りました。

23日は、小さい頃からバレエを続けているクマの娘が、
まだパリのバレエを観たことないというので、それはいけないと思い、
私の提案で、25日にはテレビでも放映される、
「くるみ割り人形」をバスティーユで観ました。
日曜の昼の部だったので、子供たちも多く、最高のダンサーたちではなかったようでした。
プログラムにはクラリネットに、フィリップさんの名前もありますが、その日は違いました。
25日にテレビで放送されたのは、エトワールのダンサーさんでした。
たぶんクラもフィリップさんだったと思います。
でもまあよくできていました。
衣装がウツクシ~ レースやビーズ、あれ全部手縫いよね~ はぁ~
クマの娘も喜んでいたし、楽しめたし、3人でいい時間が持てたし、よかったよかった。


a0091997_2264672.jpg

クリスマスはフランスでは一年で一番大事な行事です。
24日のレヴェイヨンは、家族で過ごします。
日本のお正月と反対ですね。
去年もご馳走いっぱいの様子を記事にしました。
今年もまるっきり同じです。
気になる方は去年の記事をご覧ください。


a0091997_2273952.jpg


最近はクマのお母さんももうミサに行かなくなりまして、
お陰で本当は真夜中の12時過ぎから始める食事も、早くから始められるようになりました。
子供たちも大きくなり、ペールノエルを信じない年にもなったし、
12時を待たずにみんなプレゼントをサパンの足元において、
子供たちがそれをすぐ開けるようになりました。
メンバーが10人のうちの家族。
それぞれがそれぞれにプレゼントするので、本当に大量です。
子供たちは大喜びで包みを破り開けます。


a0091997_2283136.jpg


今年は24日は、クマの両親のうち。
25日のお昼は、クマの妹のうちでお食事というプログラムになりました。
25日に食べるはずだった薪のかたちをしたケーキ、ビューシュドノエルを
お父さんお母さんは 妹のうちに持ってくるのを忘れました。
両親のうちにまだまだたくさん残っていたご馳走は、
木曜日に再び全員揃って(クマの娘だけ家に帰っていていませんでしたが)平らげました。
ケーキはその際に、やっと食べました。


a0091997_2305513.jpg


ご馳走はたいてい、こんな風な海の幸に
生牡蠣や、フォアグラです。
これは私が11月に日本に一時帰国した際、
常滑焼の作家の方の窯元を訪ねて求めたお皿に盛ったものです。
クマと2人で暮れに静かに過ごした晩の様子です。
でもこんなに盛ったら、お皿の様子がちっともわかりませんね。


a0091997_2315170.jpg


ノエルは家族で過ごしますが、大晦日からお正月は
友人たちが集まってパーティーをするのがフランスです。
今年は、ナタリとフレッドのうちでみんなで過ごしました。
生牡蠣は96個開けました。
フォアグラ、海の幸、ご馳走盛りだくさん。
シャンパン、辛口白ワイン、フォアグラ用甘口ソーテルヌ白ワイン・・・


a0091997_2322731.jpg


近所にエスカルゴの養殖場でおいしいのを売っているという情報を得て、
この日はこれがメイン。
本当はつぶした子羊もありましたが、もうみんな食べられませんでした。
私はエスカルゴでさえも、12個全部食べられませんでした。
でもフレッドは人の分までもらって、こんなに一人で食べてました~~~~
赤ワインと一緒でした。

翌日、元旦の晩、子羊を食べにまた彼らの家に行きました。
私はまたフォアグラを食べてしまいました~~~~(涙)
バンデピスと、ソーテルヌと、オニオンやエシャロットやイチジクのジャムと一緒に食べると、
数年前には一切れでアップアップだったフォアグラが、
今やペロッと食べられるようになってしまいました。
あ~あ 私のDNAはしっかりフランス人になってしまったか~ と感じる一瞬です。

1月5日の土曜日は、先日のパリバレエに続き、私がクマの娘に見せたくて、
ガルニエでの、ボリショイバレエ「LE CORSAIRE」を観に、またもやパリに行きました。
日本でもおなじみの「海賊」ですね。
聞くところによると、その中の2幕の一部を、クマの娘は以前踊ったことがあるそうです。
そんな演目を偶然にも観ることができてよかったです。
ボリショイは今回3つの演目を持ってきましたが、
バレエフリークのパリのお友達、Cさんに意見を求めて、
やっぱり海賊が14歳のクマの娘に見せるには
衣装もきれいだし、お話もわかりやすくて、一番いい 
というお勧めの元にこれを選んだのでした。

実は暮れからクマが、その後フレッドが、次々と
日本で言うノロウイルスのような、吐き気、下痢、発熱症状で具合悪くなって、
クマの娘も正月明けから確実にうつって、
パリに行った日は、とうとう途中でもどしてしまいました。
錠剤を一切飲み込めない彼女。
舌の下で溶かすタイプも、ちっともにがくはないのに 全くだめ。
粉の薬を、ジュース、それもオレンジジュースが嫌いなので、
りんごジュースに溶かしたものを時間をかけてしか飲めなくて、
途中薬局や、サンドイッチ屋さんにに何度も通って、
ジュースやコップやストローを調達、 
何とか風邪薬というか、頭痛薬というか、ドリプランヌといういつもの薬の服用に成功。
でも吐き気を止める薬はどうしても無理でした。

オペラの近くに着いて、
私たちが日本レストラン、きんたろうでとんかつ定食を食べている最中も、
もちろん何も食べずに車の中で静かにしていました。
その後も、最初は車に残っているとごねていましたが、
まだオペラガルニエに入ったこともないんだから、
ちょっと行くだけでも行って、覗いてみたら? とだましだまし。
母親からも電話がかかってきて、怒鳴られて叱られたらしくて、
何とか車から降りてそろそろと3人でガルニエに入りました。
でもだんだん症状が良くなってきたのか、
観劇に気を紛らせたのか、私の隣で毎回拍手もたくさんして、
2回の休憩時には、一番上の階まで上ってみて、
「一番前の方の席でやっぱり良かった あんな上じゃあ何にも見えなかった」 
と喜ぶほどになりました。
肝心のバレエの方はというと、
クマさえもわかるほど、先日のパリのくるみ割とは大違いのレベルの高さ。
これがプロのお仕事でしょう!
この日が初日だったこともあって、本当の本当にすばらしかったです。
やっぱり招待されて来たというプライドもあるんでしょうね。
オペラ並みに長くて、11時までかかりました。
ただ、オーケストラがパリ管ではなかったので、音楽がちょっといまいちだったかしら?
生意気言ってごめんなさい。
真ん中の席じゃなかったので、右の方と左の方と 音が揃わなくなることがありました。
それって良くある普通のことなのでしょうか?

3人とも良かった良かったの連発で、大満足で車でオルレアンの家に着いたのが
もう朝の1時。
翌日の朝はけろっと良くなったかに思えた娘でしたが、
お昼の電車でお家に帰る頃になると、吐きそうの連発、寝たい・・・とか始まって、
また薬を飲まないの大騒ぎ。
クマとしのごのやっていましたが、もう私が有無を言わせずに
明日学校なんだから、帰らないっていうわけに行かないでしょ。
いずれにせよこの病気は3日間は苦しむんだから、
明後日までしょうがないのよ。
さあ駅に行きますよ~ と促して、オオキミを連れて、何とかオルレアン駅まで行って、
電車に乗せました。
おうちにも無事に着いたようです。

バカンス中はクマが寝てから、私に電話を寝室に持って行ってもいいかと頼むので許すと、
その後3時間も長電話をしているので、さすがの私もクマを起こして知らせたり、
翌日の晩はまたクマが寝てから私に頼んでくるので、
「30分だけ!その後受話器は返しに降りてくること!」と条件をつけて貸し出すと、
「27分だったよ~」ともって来たり、
朝も昼も夜も、2分毎にSMSを携帯から送っていたり・・・
そんなお年頃でしょうがないとは言え・・・
今週は、それらすべての相手と思われる、女の子のお友達Dちゃんと、
学校でキャピキャピやっているようです。
体調も元に戻った様で良かった良かった。
でももしかしたらボーイフレンドかもしれませんけどね。
クマの娘と同じ年で、11月に一緒に日本を旅行したカップルの娘は、
今時のその年齢の女の子にしたら珍しく、
デジタルカメラも携帯電話ももまだ買ってもらえないのに、
母親が彼女を婦人科に連れて行って、もうピルを飲ませているそうです。
フランスってそんな国です。

12月中旬~暮れ~お正月にかけての これらの出来事。
やっと一区切りついて、今週はどっと疲れていました。
私一人が例のウイルスらしきものに感染していないので、怖かったし、
薬飲んで月曜日はジムもお休みしたり・・・
しかしながら、なんだかとっても大きな変化があった時期でした。
以前だったら、クマの娘があんなに薬を飲めないでいたり、
クマでなくて私に直接電話機のことを頼んできたりしたら、
もう私は爆発しているか、彼女のいないところに逃避して、別行動をとるかしていました。
今回、なんか憑物がとれた様に、とっても自然に接することができたのはなんででしょう?
でも、電話の時はかなりぎりぎりの状態で、自分を抑えるのに緊張して
翌朝まで尾を引いていましたけどね。
そんな状態なので、また再発する可能性は十分大。
油断はできません・・・って
自分の中のことなのに、コントロールでききれないところが辛いです。

それからこの時期の、このご馳走続き。
特にフォアグラはいけませんね~。
ジムに行かねば・・と焦るのも 無理からぬことでしょ?
昨日貧血になりながらも、筋トレのクラスに出て、今日もまた筋肉痛であります。
週に一度じゃなくて、もうちょっとやらないと、毎週この有様ですね。
でも3ヶ月続けてきた太極拳は、昨日あたりでは、
お手本を見ないで自分ひとりでも
ずいぶん上手に動けるようになって来ました。
うれしい。きもちいい。

いつもブログの更新がなかなかな私。
でも一度書き始めると、ついいろいろ書き留めておきたくなって、
こんなに長くなってしまいます。
特に今回はいろいろあった1か月分だから余計です。
ここまで読んでくださった方、お付き合いくださって、ありがとうございました。

[PR]
by tchierisu | 2008-01-12 03:32 | フランス生活