タグ:かぎ針編み ( 1 ) タグの人気記事

かぎ針編み、事はじめ。


パリに母のお供で行く前の週の木曜日、Kさんのおうちをお借りして、
私もパリに1週間出かけるし、その後、日本にご帰国されて、1か月くらい当分会えそうもない
日本人のお友達のCさんから、
かねてからお約束の、かぎ針編みを教えていただきました。

クロスステッチだって、こんなにできるようになって驚いている私、
たくさんのステッチャーさんが、ドイリーや、あみぐるみを作っているのを見ては、
私は到底無理… とあきらめて、ただただ憧れの眼差しを投げておりました。
一昨年のステッチのクリスマス作品が、レース編みドイリーのモチーフだというのも、
その憧れの表れなのでありました。

でも、去年の秋にお知り合いになったCさんは、もう長年手芸を手掛けるベテラン。
もちろん最初は、刺繍の話で盛り上がっていましたが、
彼女のおうちに飾られている作品を目にして、ため息をつく私に、「簡単よ~」のお言葉。
その一言で、無謀にも少し前から心が動いて、基本を教えていただくお約束なのでありました。

若かりし頃は、この私もご多分にもれず、
自分や、当時の彼氏に、棒針編みで、マフラーやセーターなんかも編んでみたこともあります。
亡くなったおばあちゃんに、やり直してもらったりもしましたっけ…
でも、出来上がっても、およそ身につけたいと思う代物にはならない。
それ以来、苦労しても甲斐がない編み物、というセオリーが、私の中に出来上がっておりました。
でもステッチするようになって、手芸に目が向くようになり、
身につけるものでなくて、インテリアものをあみあみできたらかわいいかもな~、と最近思うようになってきました。
生活スタイルが変わってきたことも、多いに影響しています。
長い人生、趣味嗜好って、変わって来るものですね。

Kさんのお宅に伺うにあたり、C先生からは、「とりあえず糸も針もあるから、来てください」とおっしゃってくださいましたが、
なんでもスタイルから入る私、やっぱり自分のお道具と材料を調達しなければ…
それで街まで出かけて、一番大きな手芸店に…

もう数十年続いてきた、オルレアン唯一の手芸店。
ボタンも古いものがたくさんあって、とっても気にいっていました。
お教室なんかも開いていて、新しくかぎ針を始めるにあたって、アドバイスを受けるのは持って来い、
フランスの傾向を探ることもできます。
これからきっとたくさんお世話になることでしょう。


ところが…お店の前まで行くと…?
閉まってる、お休み?
え~、な・なんと!!!
去年の11月22日で、閉店していました!!!!!
お気に入りだった刺繍屋さんに引き続き、その1年後、今度はこの手芸店までもが…
オルレアンの人は、これからいったいどうすればいいのでしょう?
近郊の町にも、一切手芸店が無くなってしまっているのです。
全てネットでお買い物しなきゃいけないの?

意気消沈して、お向かいのコーヒー豆と紅茶の葉っぱ屋さんに入ったら、
杖をついているおばあさんが、やっぱり手芸屋さんに来たらしく、
「こんなボタンを買うには、どこに行ったらいいのかね~」と自分の着ているを見せて尋ねていました。
もう一軒洋服屋さんに買収された、BOUCHARAの名残がありますが、
店内のつくりが複雑で、エスカレーターで上がってから階段で降りていかねばならず、
きっとエレベーターもあるでしょうけど、いったいどこ? 誰かの助けが必要ですね、
おばあさんはとてもボタン売り場までたどり着けないとのことです。

私もそのBOUCHARAの名残にもう一度行ってみました。
売れ残った様なキチャナイかごに入ったDMCのレース用糸。
ターコイズブルーとか、蛍光みたいな黄色とか、濃いピンクとか、変な色ばっかり~。
イメージしていた、白や生成り、ベージュなんて全くありません。
糸の太さもまちまち。
でも練習のためにはとりあえず何か買わないと…。
針も電話で何番を買ったらいいか売り場から先生に伺って、なんとかゲット。
1回のレジがまた、いつものごとく、一人しかレジ係がいなくて、10人くらいの長蛇の列。
Kさんのお宅に着いた時は、くたくたになってしまっていました~。

そして、C先生のお持ちだった本を見ながら、まずは長編みというのを教わりました。
ターコイズブルーの5番の糸と、2.5番の針です。
まずはくさり編み。なかなか均等にできません。
そして長編みの編み方に入るのですが、糸を繰って行く左手が、不自然で、指がつりそう… 爆
2目いっぺんになかなか針が抜けなかったり…
まあ、最初編んだものの、ぶちゃいくなこと!
でも、ほんの2時間程度で、なんとか長編みのやり方が分かって、
「後は精進あるのみですね」 ということでその日はお開きになりました。
C先生がおっしゃるには、長編みができれば、後は簡単。
他の編み方もすべてそのアレンジだから、もう何でもできる!なんておだてられ、
無謀な野望が果てしなく頭の中を駆け巡ります。

うちに帰ってからも、なんだかもっと続けたい!
でも所詮長編みしかできません。
それにもう細かいレース用の糸は疲れちゃいました。
それで、なんかないかな~ と思っていたところ、荷造り用のひもが目に入ります。
綿でできたとても太いものです。
それで長編みするとどんな風になるか無性にやってみたくなります。
でも持っている針は、2.5だけです。

細い針で、なんてきつくて大変なんでしょう。針折れそう…
針を抜くのに左手が必要な力仕事です。
1列くらい編んで、あまりに肩や背中が痛くなって、やめました。
そして翌日、4号針を買ってきてました。
あ~ らくちん。
でもやっぱり最初にきつく編み始めたから、急に大きくなって、扇のように広がってしまいます。
なんとか長方形のものに仕上がって、きつかった最初の部分をうんと引っ張って、形を整え、
カウンターの上に置いてみます。


意外とかわいいじゃない!
初めての作品にしては上出来! 自画自賛。
その上に、また今年も始めた大好きなヒヤシンスの水栽培を乗せてみます。
きゃ~ とっても日本のシンプルな手芸雑誌風。
フランス風じゃないんですよね。

いびつで恥ずかしいですが、記念なので、写真アップします。
ベテランの皆さんばかりがご覧になってますよね~。どうぞ笑ってやってください。


a0091997_20544922.jpg

短い方の辺の線がガタガタですよね~。ははは。
雑巾みたいよね~。でもいいのです。私にもできた~ ということで…



その後、身につけるものはやめておきたかった私ですが、
棒針じゃなくて、かぎ針で、ストールなんかも作りたくなってきています。
毛糸屋さんなんか、今まで全く興味なかったのですが、ここのところ気になる気になる。
次の週パリに行ったら、手芸屋さん巡り決行。
久しぶりに LA DROGUERIEなんかにも行ってみて、糸売り場がどんなかチェックしてこよう。
いままで手芸屋さんに行っても、ボタンや、ガロン、リボンや刺繍コーナーばかりで、
毛糸のコーナーなんか足を踏み入れたことなかったもんな~。



こうして、翌週のパリ行きが、がぜん楽しくなってきたのは、
やっぱり、先日手に入れた、パワーストーンのカーネリアン効果なのかもしれません。

[PR]
by tchierisu | 2009-02-07 21:02 | 手芸