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日本は日が変わってしまいましたが、
こちら今日17日は私のお誕生日です。
こんな歳になると、お誕生日はうれしくない… とおっしゃる方がいらっしゃいますが、
私はいくつになってもお誕生日が嬉しいです。
この一年も、健康で、いいことがいっぱい起きる素敵な1年でありますように…
…と自分でお祝いしちゃいます。

ミクシイやメール、携帯のSMSにも、たくさんの方からお祝いの言葉をいただき、
本当にうれしいです。
皆さん、ありがとうございます!
私はほんと、幸福者であります。

母がパリから日本へ帰ってから、風邪気味でしたが、なかなか治りません。
それもそのはず、結構夜更かしが続いています。
=ネットでいろいろ検索の日々でした。
今のうちを建ててから、9年近くなりますが、
図面を引いている時から、ここに置きたいと思っていたものが、
今回、誕生日とクリスマスプレゼントも兼ねて…ということで、
買ってもらいました~~~~!
わ~~~い!

それは、ピアノです!

3歳から、15・6歳の頃まで、時には、結構いやいや習っていたピアノ。
フランスに移り住んでからは、パピマミのうちでちょっと触る程度、
家を建てたら欲しいと思っていて、月日があっという間に経ちました。
うちに全く楽器が無い生活は、なんともさみしいもの。
最近、オペラでオケを見たり、キュペール氏のソロCDを聴くにつれ、
その美しい音色の、中高時代4年間吹いていたクラリネット、
どっちか欲しいな~と思っていました。
クラリネットについては、キュペール氏のコンサートの折にお知り合いになって、
いろいろキュペール情報でお世話になっている、
世界的に有名なフランス?のリード屋さん「バンドラン」のポール氏に、おこがましくも、
私のような素人が吹く楽器を扱うパリのお店をたくさん紹介してもらっていました。
欲しいタイプは結構お高いし、たかが楽しみにそんなお金出すのもな~。
それにやっぱり、まずはピアノがうちにないとね。

ネットで調べると、楽譜はダウンロードして、たいていのものはゲットできるご時世で、
プリントアウトしては、久しぶりに楽譜を眺めて、
これ弾けるようになりたい!と、ここ数日一人盛り上がっていました。
だから風邪が治らなかったのです~!

そんな私を見て、この度、クマも自分の楽しみの大きな買い物をしたこともあって、
私にも長年希望のピアノを買ってくれると言い出してくれたのでした。

本物のアコスティックの、状態のいい中古を
何年も前から、ピアニストの友人などに声をかけて、探してはいましたが、
やっぱりお高いのよね~。
長年私の頭の中にはアコスティックしかありませんでしたが、
1週間前、楽器屋さんに行くと、
最近のヤマハの電子ピアノは、同じ「クラビノーバ」という名前でも、
20年前私が持っていたものとは大違いで、とても性能がいいそうです。
実際に、鍵盤を触ると、タッチが… なるほど~違いますね~。
時代は変わってきているのね~。

確かに、もうシンセとは呼ばず、デジタルで、
ヤマハの最高級グランドピアノの音をとったものだそうで、
店長さんがちょろちょろって弾いてくれた音が、とても素敵でした。
他にも沢山、エレピやオルガン、ギターやコーラス、オケなどの音が多彩だし、
いろんなジャンルのデモ演奏や、基本のクラシック練習曲50曲とその楽譜もついてきます。
パソコンにつないで、ネットでさらにいろいろゲットできるそうです。ふ~ん。
そういう使い方を想像していませんでした。
1週間前にお店に行って、カタログをもらってきて、
中古でもさらに値段が高い、搬送も大変、
調律師さんを定期的にこんな田舎まで呼ばないといけない、
湿度や日射に注意、夜クマが寝ている間は弾けない、
などなどアコスティックのネガティヴ部分を列挙し、
クラビノーバの方が良いのだと、48時間かけて自分を納得させました。
何よりも、クマが電子ピアノのいろんな種類の音を気に入ったのです。
音楽は、みんなで楽しまないとね。

フランスで何かものを買う時は、私はもう何も期待していません。
在庫が無いのは当たり前、予定通りの納期ではまずこない、
来てもどこか壊れていたりで、返品、再発送、
物を手にするまでに数か月かかるものと踏んでいます。
この電子ピアノだって、今注文して、まずは来年になるだろうと思っていました。

それで、1週間後、先日の土曜日、
久しぶりのスカイプでの、半田のMさんとのフランス語のレッスンを終えた後のお昼前、
もう一度お店に行きました。
前回提案してくれたものより1ランク上、
鍵盤に木を採用して、汗をかいても吸収してくれて、より本物に近いというものについて、
割引金額をきいて、その値段をクマが承諾。
わ~い。
まあダメと分かりつつ、配達はいつ? と聞くと、ものは今すぐあるというので、驚きです!
倉庫に見に行くと、意外とコンパクト。
事故後私が乗っているジープのチェロキーの、後ろのシートを倒せば入りそう。
お店の人とクマで重さ110キロの箱を、私のシートを目いっぱい前に押して、
後ろに詰め込むことに成功。
ピアノの椅子と共に、なんとその日のうちに持って帰ってきました~~~!
日本の方にはこの喜びはわからないでしょう、
こんなにすぐにその日のうちに持って帰って来れるなんて、もう大感動なのです・・・!

降ろすのには、クマと私ではちょっと無理。
映画のロケから戻ってきているフレッドがナタリと一緒に駆けつけて来てくれて、
運び込みました。


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運び入れた箱。

急きょ私が簡単なお昼を作って、4人でいいランチタイムも過ごせました。
その後、クマと私は、家の外回りで昼間のうちにやらないといけないことをして、
夕方から、室内作業に取り掛かります。
まずはピアノを置く予定になっていた場所に置いてある、洋服ダンスを、
解体して、2階に運び、組み立て直します。
引き出しに、祖母~母~私へ受け継がれた着物が入っているので、
他に入れる場所もなく、この家具を使うしかないのです。
そして床に掃除機をかけて、ふき掃除をして。

さあ、そしていよいよ、ピアノを組み立てます。



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開けるとこんな感じで詰まっています。

さすが日本の製品。とても丁寧に説明が書いてあります。
何よりうれしいのは、何か国語も書いてある中に日本語があることです。
梱包も、本当に丁寧で、日本ってすばらしい。



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まずはペダル部分を床に置きます。



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両側の支えを置いた後、本体を乗せます。



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コードをつないで、後ろの板をはめて、壁に寄せます。
この楽器を最初から置くつもりで測ってから図面を引いたように、
このスペースにぴったりサイズです。



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そしてふたを開けると、うつくし~~~~。




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この鍵盤をたたいた内側の木目が、特徴なのです!
9月に発売されたばかりのシリーズです!



本当は木目調の、もっといろいろなカラーバリエーションがあったりするタイプもありましたが、
この新発売のは、黒の光ったのしかありません。
でも、見た目よりも弾き心地、タッチが大切だから、これにしました。
椅子もお揃いのものを頼んでいますが、在庫がお店になくて、
届くまでの間、これを貸してもらって、届いたら交換します。
上のクッション部分をボルドーにして、それだけはもうもらってきましたが、
まだ交換可能で、色をまだ迷っています。


どんな楽器も、芸術作品のように、インテリアにはとってもいいですね。
電子ピアノではありますが、眺めてても気持ちがいいです。
そして、とってもいい音です。
私が弾くのは、同じフレーズばかり練習することになるので、お聞き苦しいですが、
デモ演奏をかけておくと、クマもいいものを買ったとご満悦です。
いい音を聴くと、眠っていた感性が目覚めるようで、心が潤って、豊かになる感じです。
特に久しく自分で楽器を奏でたことが無かったので、乾ききっていた心のカチカチスポンジが、
一気に水を吸って、潤う感じとでも申しましょうか?
ものすごくうれしいです。

で、さっそくプリントアウトしておいた楽譜を練習。
なんて私って下手くそなの…
ヘ音記号読むの遅い遅い。
指が動かないこと… 昔はよくあんなに上手に弾けたものだと、自分をほめちゃいます。

エルトン・ジョンのYOUR SONG の前奏、たったの数小節を、
数時間かけて、やっと弾けるようになるというありさま。
でも美しいコード進行に、心が洗われます。
楽譜しか読めず、アドリブが弾けない私。
ネットには自分でレッスンするサイトもあるので、
今の私の目的は、コードを少しずつ押さえられるようにしていくこと。
昔ジャズピアノを習いに行って、挫折した経験があるのです。
ホワイトクリスマスなんかも弾けて、みんなの前で披露できれば、
買ってあげて良かったと思ってもらえるかしら…?



あ~ そんな訳で、ここのところ、ステッチもなかなか進んでいません。
やりたいことがまた一つ増えてしまって、時間がいくらあっても足りないというわけです。
早く風邪を治して、更新したジムも、
プールでのアクアフィットネスなどのやさしい授業から出ようとも思っています。


ここのところ、小雨降るヨーロッパ特有のお天気が続き、寒いです。
でも今日の夕方は、こんな風に、西の空の夕焼が見れました。

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太陽が出ると、気分が晴れます。




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オオキミとベラちゃんも仲良しで、めずらしく一緒に静かにお話ししているようです。



こんな幸福な、お誕生日の日が暮れていきます。

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by tchierisu | 2008-11-18 03:27 | 音楽


今やっているHAEDの部分は、くら~い紺色ほぼ一色刺し。
きっと飽きるだろうな~と思い、
カラフルな色、大きな刺し目、をテーマに選んで、
BIRDSのねこサンタさんを刺す前から少しずつやり始めていたのがこれです。


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Lili Points Ref F007 "C'est mon Anniversaire!"
146 points x 142 points
Toile : Lin 12fils (たぶん…)
fils : DMC Cotton mouliné
2 fils × 2 brins




これを並行してやっていくのに選んでおいてよかった~。
予想に違わず、HAEDで暗い思いの時は、
この明るい色味で癒されています。
でも色はたったの7色!
オレンジ色を刺しながら、私もちょっとハロウイン気分を味わえたし…

ねこサンタの糸は段染めだったので、1本づつ取ってから2本に合わせる時、
ちゃんとしっかり同じ側の端っこを揃えないといけなくて気を遣いましたが、
普通のDMCは何も考えずに2本合わせて刺して行けて、楽ちんです。
目が大きいって、幸せ…

正式なタイトルは、"C'est mon Anniversaire!" ですが、
備忘録の一つとしてこれを刺して、額に入れて壁にかけておくつもりで、
この記事のタイトルのようにアレンジします。
文字の綴りが変わり、文字数も変わるので、
モデルにない文字も、自分で違和感無いようにデザインし直して、
しっかり数えて、ずらして、色の並べ方も準備済みです。
きれいに仕上がるかしら…?

数字があと一つと、これから線を引いて、文字ですね。
これも自分の中で期限が決められているので、
とっととやらなきゃ。
次に刺したいのも決まっているし…


こんな楽しいものでさえ、パリに持って行ったものの、全く刺せなかったのです。
まだのどが痛くてはなじゅるじゅるです。

これから暖炉に火を入れて、チクチクします。

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by tchierisu | 2008-11-04 22:44 | クロスステッチ


4演目のオペラ鑑賞を終えて、母は土曜の晩に飛行機に乗って、
日曜に無事自宅に着いた模様で、ホッとしています。
9月に事故を起こした時は、
今回の母の渡仏時は、一人で行動してもらうことになるかと思いましたが、
なんとかいつも通り同行できて、よかったです。
でも事故後初めての、人ごみの中での本格的活動、
予想を裏切らず、風邪をひいて具合が悪くなり、今はお休みモードです。
パリの前半はお天気がよかったのですが、後半は雨と冷たい風、
何よりもお部屋の空調の風が乾燥していて、それにやられてしまったようです。
上からと下からのトイレ通いで、ダウンな私、
娘を連れてクマが迎えに来るまで、
最後のお掃除やごみ出しは、母にやってもらう始末でした… やれやれ。

体調のことを除けば、Y嬢とのさよならもゆっくり言えたし、
4つのオペラも4つともそれぞれ違ったムードで楽しめて、
大変よかったでした。

いつも3月に1年分の席をまとめて頼むのですが、
「高齢の母がわざわざ日本からやってきて、それだけが楽しみで生きているので、
なんとか母の願いを叶えて、一番前の席を取ってやりたい」 
と毎回涙ながらにしつこい手紙を書き、
小澤征爾氏のような日本人の指揮するものなど、よっぽど混んでいるもの以外は、
なんとか希望通り、最前列をゲットできています。
でもこのお願いの言葉はいまや決して大げさではなくて、
母は、パリまでの一人旅、無事にいい席でのオペラが観れるように、
プールに通って水の中で歩いたり、万難を排して臨んでいるようです。

私はパリが大嫌いなので、母がもうすぐ来ると思うと毎回憂鬱になるのですが、
一体いつまでこれを続けられるかと思うと、
やっぱり喜んで帰ってもらいたいと、萎えた気持ちを奮い立たせるのであります。

母に付き合う、このオペラ三昧ももうかれこれ3年目。
いつも最前列の私は、中学高校とクラリネットを吹いていたので、
自然とオケの方に目が行きます。
そして昨年から、クマに似た風貌がきっかけで(動機が不純よね~)
クラリネット奏者のフィリップ・キュペール氏のファンになり、
彼の個人的なCDを買ったり、6月には、田舎のシャトーで行われるコンサートにも
お友達を誘って行ったりしました。
彼も情報提供のために、私にメールアドレスや携帯の電話番号まで下さって、
なんかとっても恐縮なのであります。
他にも第一バイオリンのフレデリック・ラロックさんは私のことを覚えていてくれています。
ネットで検索すると、パリ国立オペラ管弦楽団の日本人バイオリニスト
大島莉紗さんのブログにも行きつきました。
こちらでいろいろ裏事情を知ることができて、ミーハーファンの私は本当にうれしいです。
今回初めてお声をかけさせていただきました。
こうして、だんだんオケのメンバーの皆さんと顔見知りになってきてしまっています…

初日に見たのは、お馴染ヴェルディの「リゴレット」。

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パリのいわゆるオペラガルニエ宮で上演されるオペラは少なく、
この日も、集客数の多い、バスティーユの方でした。

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最前列で開演を待つ母。

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最後のカーテンコール。
クラシックな演出で、正統派なヴェルディが満喫できました。
衣装がとても美しかったです。

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指揮者の譜面台に残る、楽譜最後の部分。
カラフルな書き込みで、おもわず写真撮っちゃいました。


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2日目は、「かしこい女ぎつね」。
子供たちに大好評。大人が席を取ると子供の分はプレゼントというキャンペーン中でした。
小さい子が多いのに、みんな叫んだりしないで静かに観ていられて偉いな~と思いました。

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2枚目の幕にこうして絵が描かれていて、お話の進む具合を、説明してくれています。

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この日の席については、オペラ座よりお便りが来て、
私達の席に撮影のためカメラが入るので、移動してほしいということでした。
一瞬見られないのかとどきりとしましたが、席の移動だけでよかったです。
そして代わりのチケットがなかなか送られてこなくてハラハラ、
私が家を出る前前日にやっと届きました。
上の写真の会場中央にもカメラが据えられているのがお分かりでしょうか?
全部で10台くらいありました。
ハイビジョン用のカメラで、バイクのハンドルのようでした。

代わった新しい席は、指揮者の真後ろ。
フランス国営放送局フランス2とNHKによる撮影なので、
来年日本でもテレビでやると思われますが、
指揮者が映る時があると、母や私の顔がよく見えてしまうかも~~~~!!!

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3日目が、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」。
7月に日本にも行って上演されたものです。

オケには緑組と青組みがあるそうなのですが、
今回前半2つは、もう一つのグループで、
後半2つが、やっと私のお目当てのキュペール氏、ラロック氏、大島さんの演奏です。


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左から2番目が、準備をするキュペール氏。
彼らがオケボックスに入ると、私はもうオペラに目がいかなくなっちゃって、
対訳も一番前の席からだとものすごく上を向かないといけないので、
読んでいることもできず、ストーリーになかなかついていけません。
世界でその名の通った有名な歌手が歌っているというのに、それも上の空で、
オーケストラばっかり見ちゃいます。

前日パリからアップした前回のブログでは、
これは長い演目と書きましたが、
休憩時間は40分と30分で、60分というのはウソでした。
この日は初日に当たるので、みんな緊張気味。
最初キュペール氏は私を覚えてくれてなくて、涙
幕間に私が叫ぶと、じっと私を見て考えてくれて、
やっと私のことを思い出してくれました~♪ 笑
夏には、日本にも行ってらっしゃるし、いったいどこのアジア女性だっけ? 
と 思ったのでしょうね。

スクリーン映像とオペラの共演=競演。
日本でも批評は賛否に分かれていました。
演出の、ピーター・セラ-ズ。今回、初日とあって、カーテンコールに登場。
いつもブーイングの嵐ですが、ブーイングと同じくらいブラボーも聞かれたので、
評価も高かったものだと思われます。
私はとにかくオケも見なきゃいけないし、歌も聞かなきゃいけないし、
抽象的なスクリーン映像が表現しているものについても考えなければいけないしで、
5時間以上の上演があっという間でした。

ただ言えるのは、ワーグナー鑑賞は、ほんと、エネルギーがいる、疲労困憊… 
というのは確かですね。

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そして最終日は、オペラ喜劇の「売られた花嫁」。

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バスティーユでなくて、オペラガルニエでの上演でした。
いつもプログラムを入り口で買って、その日のオケのメンバーの名前をドキドキしながら見て、喜んだり、がっかりしたりしています。
この日もキュペール氏たちでした~♪
前の晩の真夜中までのトリスタンの演奏の翌日で、私たちも疲れていますが、
お仕事とはいえ、オケの皆さんも大変ですね~。
でも今日はとっても陽気な楽しい演目。
オケがボックスに入って来る時からして、雰囲気が違います。

ガルニエの最前列は、バスティーユよりもオケに近くて、うれしいです。
舞台を見ずに、キュペール氏ばかり眺めている私の熱い視線は、
第一バイオリン、ラロック氏の上を通ることになります。
ラロック氏の位置からは私は指揮者と反対方向、振り返ることになるというのに、
彼は何度も私の方を向いて、目くばせやウインクをしてきます。笑
ラテン系の典型、陽気な性格の方なのね~。
キュペール氏はいたって真面目な方で、そんなことしてくれません。

幕間でキュペール氏が近寄って来てくれて、
前の晩、すぐに私のことを思い出せなかったことを謝ってくれました。
そんな~。恐縮です~。

この「売られた花嫁」は、私にとって、
去年の「愛の妙薬」と同じくらい楽しいすばらしい作品という印象が残りました。
去年も重いワーグナーは「タンホイザー」を観ていますが、
ああいうどっしりものもいいですが、
こういう軽いのもとっても楽しめて、とても好きです。
でもこの序曲はコンクールの課題曲にもよくつかわれる有名なもの。
速いテンポでとても難しいフレーズを、いとも簡単げに、弾いてしまう
オケのメンバーはさすがです。素晴らしかったです!
みなさん、国際的なコンクールで数々の賞を取り、
個人的にCDを出したり、コンサートをしたり、音楽学校の先生をされている方々。
その人たちの音が一つになるのですから、素晴らしいのは当たり前ですよね。
その上に国際的なオペラ歌手が歌をのせて、
有名な指揮者がそれをまとめて、
多くのアーティストたちによる、衣装や舞台装置が加わって…
オペラは本当に芸術の総合ですね。
毎回本当に感動なのであります。


この4回目を観ている時から、私の体調はますます悪くなってきて、
その晩は苦しみました。
翌朝クマが迎えに来てもらうまでは頑張らねば~、と思うも、
身体はいうことをきかず、
クマの娘もパリでパパにお買い物をしてもらうのを楽しみにしていたので、
それになんとか付き合い、母を空港に届け、
今回は免税品もないので、ANAのチェックインが始まる前に、
彼女を残してオルレアンに向かう帰路に着かせてもらいました。

昨日今日と薬を飲んで、ゆっくり静養しています。
美術館に行く時もそうですが、芸術の鑑賞は、
スポーツをする以上に、体力、気力勝負ですね。
スポーツは力の出し加減を自分でコントロールできますが、
芸術は相手からのパワーの強さがどんなものかわからないので、
相当構えて、それを受け止められないといけないですからね。

うちに帰って、オオキミとラッキーちゃんとベラちゃんに癒してもらって、
暖炉の前でのぬくぬくが本当にありがたくシヤワセです。
今週はちょっとゆっくりすることにいたします。

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by tchierisu | 2008-11-04 02:18 | パリオペラ