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シャモニからのドリュ針峰


突然ですが、実は私、山好きです。
30の頃東京で怪我をして、もう走ることができないかも...と思った後、
こんなに軟弱な私が山歩きに目覚め、
たくさんの先輩達のお陰で、
まるで最初から体育会の人?などと呼ばれるほどになりました。
フランスに来たのも、山+フランス語=シャモニという公式から
モンブランのふもとで拾っていただき、
なんとかこちらに住み続けられることになったのであります。

毎夏、季節労働で、シャモニを基点に、
スイス・イタリア方面で、日本からのお客様をお連れして、
ハイキングや、登頂のお手伝いなどをさせていただいておりました。
でもそれは10年前から5年くらい前までの間のこと。
最近では既に3年前、パリの店を夏休みと称して閉めて、
その間1ヶ月だけ山の仕事をしましたが、
治療のため病院通いの直後だったこともありますが、体力の衰えを激しく感じ、
「もうマッターホルンの肩のヘルンリ小屋までは、元気よくお客さんをお連れできないな....」
と独りさみしくさとった次第でした。

でもやっぱり山は好きです。
今私が暮らすオルレアンの郊外の村は、農作物が豊かな土地ではありますが、
全くのまっ平ら...
傾斜が、起伏がありません。
さみし~~~
禁断症状が出ます。

東京で暮らしていた頃は、忙しい仕事の合間に、
10日に一度は山に行かないと、元気に仕事が続けられないような状態となり、
よく奥多摩・秩父・山梨などの近郊の低山に思い立つとひとりでも行っておりました。
でも現在ここから一番近い山のある場所が、
先日ジープの祭典の記事をお送りしたオーベルニュ地方。車で3時間です。
一番高いピュイ・ドゥ・サンシーで、標高1885メートルです。
やっぱりアルプスまで行くとなると、550キロ 6時間近く走ります。

以前はオルレアンの暮らしに疲れて、
シャモニの近くにひとりで2週間逃げた時もありました。
11月末から12月はじめのシーズンオフ、
雪が降り始めた季節でしたが、毎日ひとりで黙々と山の中を徘徊しましたっけ...

でももうそれも数年前のお話。
最近は刺繍にハマったこともあり、すっかり一見インドア派。
静かに暮らしておりました。


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2004年、日本からの雷鳥博士とフランス人鳥類学者を
私のおんぼろフィアットUNOでヴァノワーズにお連れした折撮った、
かわいいエーデルワイス。



ところが、前回お送りした、5月6月の一連のウオーキングのお陰で、
何か体力に自信がついた最近の私。

3月のパリ歌舞伎を一緒に観て、
おうちをパリでの私の常宿にさせていただいている友人Hさん。
Hさんのお友達にSさんという方がいらっしゃいます。
私は以前一度だけお目にかかったことがありますが、
HさんはSさんに誘われてウオーキングに時々行っていると聞いていました。
先週そのSさんから直接メールをいただきました。
Sさんは去年トゥール・ド・モンブランという、
モンブラン山塊を1週間かけて歩いて回るツアーに参加して、完歩されたそうです!
私は以前日本からトゥール・ド・モンブランにいらっしゃるのお客様のお世話はしましたが、
とっても大変なので、付いて回る仕事は避けてきました。
1週間分の重い荷物を背負って、毎日登ったり下ったり1000メートルづつ、
一日6~7時間 が1週間以上も続くのです。
それを制覇したSさんが、私の山好きという噂を思い出して、
今年のトゥール・グラン・コンバン に一緒に参加しませんか?とお誘いくださったのです!

グラン・コンバンという山は、
モンブランからマッターホルンへ歩くオートルートという道の途中、
スイスとイタリアの国境に位置します。
セントバーナード犬で有名な、グラン・サン・ベルナール峠なども通って、
そのグラン・コンバン山の周りを7日かけて歩くというのが
トゥール・グラン・コンバンです。
そういうツアーの厳しさ、大変さが想像つく私は、
どんなに山に行きたくても、はいはい それでは というわけには参りません。
ガイドや、他のお客様に迷惑がかるというものです。
今の私の身体では、到底無理とジャッジが下ります。

でも私の心を動かしたのは、サモワンスのアソシエーションの主催するそのツアーは、
なんと、ロバと馬のあいのこ、ミュルが荷物を運んでくれて、
自分はお水と行動食だけかつげばいいのです!
これは大きなダバンタージュ!
私もまた行けるかも...と、無謀にも心が動きます。

お客さんを連れての山歩きは。
いざ何か起こった時は、谷まで、あるいは近くの小屋まで、
責任感いっぱいに走れないといけません。
全行程の時間を気にして、お天気を気にして、お客さんの不満を気にして、
緊張の連続であります。
こっちが焦っても、そんなそぶりはおくびにも出さず、
楽しくおしゃべりし続けて、お客さんを不安がらせてはいけません。
全くもって、大変なお仕事なのであります。
それをするには、体力にかなりな余裕が必要なのです。

でも今回は一変して、私がお金を出すお客さんです。
自分の歩くことに集中して、エネルギー配分に専念すればいいのです。
それに荷物はかわいいミュルちゃんが持ってくれて、
お昼ご飯までピクニックの場所で配給だそうです。
たのしそ~♪


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シャモニの町からここまで300メートル。
私の体感で300メートルの標高差を測る基準がこの景色です。



でもやっぱりどんな行程になるかよく知らないといけません。
行くにせよ行かないにせよ、下調べしないと気がすみません。
地図好きの私であります。
是非とも手に入れたい25000分の1の山歩き用の地図、
特にスイスとイタリアのは、オルレアンなんかでは手に入りません。
パリのSさんに、お忙しいところ、登山用具専門店に行って、
探して送っていただくようお願いしました。
ご親切にも、その他の資料と共に、
網羅されない部分は、以前現地で買ったものを
A3で4枚のカラーコピーにして同封してくださいました。

それが届いたのが昨日。
一日じっくりツアーの毎日の行程を地図の上でシュミレーションしました。
一番きつい日で1300メートル登って1300メートル下る日があります。
そんなのが6泊7日続きます。
でも毎日よく食べれてよく寝れれば、何とかできるかもしれません
...なんて気になって来たから怖いですね~。

それにはまず今の体重をどうにかせねば..です。
今までの人生でこんなに重くなったことない状態です。
体が重くて、登りがきつくなる、
下りでも、負担がひざに来て、苦しむのは自分です。
まっ平らなここでは坂を登ることができないので、
心臓の訓練をするには、泳ぐか走るかですね。
でもどっちもできそうもない。
でも腹筋や、ステップで足を鍛え、できる限り歩くようにしましょう。
山行きの訓練の一番のトレーニングは山歩きです。
7月22日からの出発に備えて、前の週からアルプスに行って、
毎日軽い山歩きをするべきでしょう。

Sさんがおっしゃるには、
マイナーなコースなので、人が集まらず催行されないかも... とのこと。
そうなったら、2人でまた別のアローラの谷に入って、
自分達のペースで山歩きしましょうと言うことになりました。
体力の無さを怖がる私を、Sさんもきっと不安になってきたのかもしれません。
私を心配してのお心遣い、ありがたいことです。
その計画も、のんびりバカンスで、とっても素敵です。
でもそういう楽しみは、いつでもできること。
お客さんになって、できないかも...というのに挑戦して、
遂にはそれを成し遂げ、達成感、大満足 っていうのは今の時期だからこそでしょう。
捨てがたい。う~~~ん。

そんなこんなで、とりあえずはすっかり山に行く気分。
またもやシャモニで仕事をしていた体育会系のノリの日々で、
たまったアイロンかけや、洗濯など、家事がはかどるはかどる。
朝も早く起きちゃいます。
刺繍もやっちゃいます。

クマはそんな山行く私が大好きみたいです。
体育会系モードと化した私の生活ぶりが気持ちいいようです。
彼の仕事は人様がバカンスの時が一番忙しく、7月のその頃は、他の社員もお休みをとり、
彼一人で、あっちこっちの現場に行って、時には泊まりも余儀なくされるようです。
そんな時、電話も通じないような山に私が行っててくれて、
楽しくエンジョイしててくれると思うと、
余計な気を使わず仕事に専念できて良いそうなのです。



そして、今日、ついに意を決して、
アソシエーションに電話しました。
人が集まらなくて、催行されないかも...ということでしたが、既に8人。
ちゃんと出るそうです。
体力不足の不安を訴えつつも、とってもサンパなシルビーさんの声をきき、
ネットでとうとう申し込んでしまいました~~~!
ネット販売のお買い物をポチッとしてしまったのとはわけが違います。
大丈夫なのだろうか...もう後には引けません。
トレーニングです。


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シャモニから300メートルの高さにあるのは、実はこのシャレフローリアです。電気も水道もないけど、たっくさんのお花がとってもきれいで、ここで一息つくのは至福の時。



...って言って、パソコンの前でこれ書いてるんだからだめですね~。
さあ、ステップの機械でも出しましょうか。

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by tchierisu | 2007-06-28 02:16 | 山歩き

フランスでは、毎日曜日に Randonnée pédestre なるものが
ほうぼうのcommuneで行なわれます。
パリやマルセイユのような大きな町もcommuneですが、
私の住むオルレアンの郊外の小さな村Mézièresも
行政区域の単位で、同じくcommuneと呼ばれます。
Randonnée pédestre とは、ウオーキングのこと。
いわゆる『歩け歩け大会』とでも申しましょうか?
オルレアンの周りでもたくさん町や村があるので、
ウオーキングのアソシエーションが主催して、
毎日曜日、どこかしらでやっていることになります。

5月13日はMézièresの日でした。
このランドネ、参加したいと常々思っていますが、一人で歩くのはね~。
それに日曜日の朝早いのもネックです。
土曜日の晩はよくイベントがあるので、翌朝早くは参加しづらいものなのです。
クマはバイクとかの人なので、歩くのはあまり...
そんな訳で、ここ数年参加していませんでしたが、
Y嬢をお誘いしてみると、なんと意外と乗り気です!ラッキー!
久々にトライすることになりました。

どんなもんかということで、一番短い8キロを選びました。
朝の9時過ぎ、小学校の校庭に集合。
もっと長い距離、12キロ 21キロ の人たちはもうとっくに出発しているので、
すでに駐車場はほぼ満車。
受付で3ユーロ50を払うと、地図のコピーとチケットをくれます。
地図はなくても、道の随所に色別で矢印が出ているので、迷うことはありません。
でも地図好きの私はうれしいです。
途中で ravitaillement があって、休憩することができます。
それが楽しみで参加するようなものです。

いつもオオキミと歩く道を矢印に沿って歩いていきます。
私の自宅の前も、裏の畑も通ります。
休憩所ではたくさんの人でごった返しています。
水・ジュース・コーヒー・紅茶・ワインなどの飲み物、ハムやリエットのサンドイッチ、
チーズ、マドレーヌのようなお菓子、チョコレート、プルーンのようなドライフルーツ、
どれも何度でもお替りできます。
犬用に大きなバケツに水もあります。
最後には、山積みのりんごから1つとって(2つでも3つでも)、食べながら歩きます。

日頃歩いていないので、8キロ歩けるか心配でしたが、
オオキミも連れて行かなかったので、マイペースで歩けて、
あっという間で、物足りませんでした。
歩いて使ったエネルギーより、絶対食べたカロリーの方が多かったです。

これならいける! と 気が大きくなったY嬢と私。
その後のスケジュールをさっそく調べます。

そして翌週20日は結構遠く離れた村 VOUZON。
雨が結構降っていますが、せっかく来たし、森の中の美しいエリアだったので、
ちょっと躊躇しましたが、14キロを歩きました。
まだ2週目で歩きなれていなかったし、
雨降って足元が重かったせいもあってか、
翌日足に来たのはこの時。
その後は翌日に疲れが残ることはありませんでした。

翌週27日はロワール河沿いのBAULE。
ユネスコ世界遺産の景色を堪能できるコースを12キロ。
休憩所のスープが温かくて、おいしかった...

翌週3日はオルレアンの隣町 LA CHAPELLE ST.MESMIN。
そこに住むお友達カップルが初参加なので、
15キロはやめて、9キロの方にしました。
初参加の日本人女性Tさんも、最初は心配していましたが、
おしゃべりしながらだと、意外と難なく歩けてしまえるものね... というご感想。

こんなにがんばって毎週歩いたのも、全て10日の本番のため。
この日は特別な企画、「第1回、TRANS SOLOGNE」の日です。
前もって10ユーロの小切手を送付して申し込み、
ナタリとフレッドの住むARDONの村から
バスで、それぞれの出発地点まで運んでもらって、
そこからARDONまで歩いて戻ってくるというものです。
朝5時集合が60キロの人たち、7時集合が40キロ
私たちは9時半集合の一番短い、それでも21キロに挑戦しました!

ソローニュの森のランドネはとっても快適!
地図はありませんが、今回はとてもよくオーガナイズされています。
休憩所も最初の5キロ地点は水とエネルギーバーの配給、2回の食べ物飲み物、
ゴール前3キロ地点に、もう一度お水の配給場所があったのは、
予告されていなかっただけに、うれしかったです。
4時間20分で完歩しました。
ゴールのARDONの体育館では、記念のTシャツまでいただきました~♪
途中お休みの時間も入れると、20キロを4時間という計算。なかなかです。
体調が絶好調ではなかったものの、歩けて、とってもうれしかったです。

ところが、翌日から熱を出す風邪を引いてしまいました。情けない~
決してランドネがこたえたからではないのですが、
きっと21キロ歩けるか緊張して数週間過ごして
それが終ってほっとしたのかもしれません。
その週の家庭教師をお休みさせていただいちゃいました。
熱が下がっても、のどの痛みと、そこにできた最初は小さかったぼつぼつが、
口の中に10個以上にもなる大きな口内炎と化し、1週間食べるのがつらかったです。

オルレアン近郊のランドネの企画は6月末になると、パタッとお見かけしなくなり、
7月8月は夏休みで、どこもやらなくなります。
みんなバカンスに出かけて参加者が減るし、
自分でどこか出かけて歩きなさいってことなんでしょうね さみしい...

ということで、17日は近くで全くやっていないので、
フレッドとナタリのうちから 私のうちまで12キロありますが、
お友達みんなでそこを歩く『歩こう会』を私が企画いたしました。
日本人フランス人入り混じって、歩いた人総勢9人。
うちに集合していただいて、車2台でARDONに移動。歩き始めます。
RAVITAILLEMENT はクマと、
ちょうどその週末父の日でこっちに来ていたクマの娘に頼みました。
歩き慣れていない人もいるので、12キロ中、2回のRAVITAILLEMENT、
道路と交差するところ3箇所で、棄権者は車に乗って帰れるようにもセッティングしました。

ソローニュの森はむかし湿地帯だったところに、
王様が木を植えさせて狩りの場にしただけあって、
その前1週間雨がよく降って、コース前半は水溜りばかりで歩きにくく、
結構時間がかかってしまいました。
途中の休憩場にはフレッドとナタリも駆けつけ、そこではゆっくり時間をとり休憩。
そのお陰か、皆さんなんとか全員完歩することができました~!
10時から歩きはじめて、到着が13時過ぎ。
よかったよかった。

その後はみんなでお疲れ様会をしました。
私は病み上がりだったので、
皆さんがたくさんおいしいものをつくって持ってきてくださいました。
ありがとうございます!
13人の食卓はキュッキュでしたが、お話に花が咲きました。
延々続く日本スタイルの宴会に、フランス人たちはあきれていました(笑)
お昼~おやつ~夕ご飯 と19時まで続きました。
自分の体調がいまひとつではありましたが、
久々に日本に帰ったみたいで、と~~っても楽しかったです。


Y嬢と私では、6週間合計76キロを歩いたことになる、一連のウオーキングシリーズ。
皆さんのお陰で無事に楽しく幕を下ろすことができました。
体力にちょっと自信がついたかな?

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by tchierisu | 2007-06-28 00:48 | フランス生活


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DMC 鍋つかみ
アイーダ生地 
モチーフ DMCの小さなモチーフ本より

鍋つかみにアイーダ生地が張られている商品を、発見して、
この緑チェックと、ボルドー色を買ってしまいました。

母がこちらに来て、前出のシザーキーパーの後に、
これになんか刺してあげる約束をしていました。

何を刺そうかな?
母は果物がいいといいます。
この大きさの生地に入るもので、かわいい果物を探しました。


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やはりDMCから小さな本がたくさん出ていますが、
その中からこんなのを選んで、並べて刺しました。

片一方からしか裏に手が入れられないので、ちょっと刺しにくかったですが、
無事に完成しました。
最後にお仕立てをするより、よっぽど楽です。

実はこれは完成写真ではありません。
周りにまだ余白がたくさんあるでしょう?
ここに果物のチャームを買ってきて、いっぱい縫い付けました。
母はジャラジャラしたのが好きなのです。
でも鍋つかみの用途としては、使いにくそうでしたけどね。
この鍋つかみ、今も生きているのかしら?





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by tchierisu | 2007-06-26 22:01 | クロスステッチ

ベリベラの毛刈り

今年の2月14日で2歳になったうちの羊のベリとベラ。
毎年6月は、毛を刈る季節です。
業者さんが来て、刈ってくれます。

うちのベリベラの敷地は、春先より彼女達が新芽を全部食べてしまって、不毛状態。
6月の毛刈りもあるので、今年は早々4月から
彼女達が生まれた、ナタリとフレッドのうちに里帰りさせていたことは
以前もちょっと書きました。
あそこは広いので、草も豊富。
食いしん坊の2匹は食べてばっかりで、またいっそう大きくなったみたいです。
人間に慣れたベリベラは、群れの他の子たちとは仲良くできないみたいです。
いつも2頭だけ離れたところで、他の子はお休みしてても、やっぱり食べていました。

今年は業者さんはちょっと早めに5月後半にやってきました。
広い原っぱにいる子達を一所に集めるのが大変な作業です。
歯の無いおばあちゃん羊は餌に釣られてすぐ来ます。
ベリベラは私なんかが呼べば次に簡単についてきます。
でも他の子達は子羊も一緒なので、なかなか集められません。
羊の毛刈りの様子を見たい...と言っていたお友達もお呼びして、
大人数で囲んで、だんだん輪を狭めていくという方法で
やっとこなんとか集められました。
この日私はカメラを持って行かなかったので、写真はそのお友達が提供してくれました!
どうもありがとう!


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手前の2頭がベリベラです。
他の子との違いがお分かりでしょうか?
他の子はみんな角があります。
ピレネーの羊達です。
ベリベラはこの中の茶色いぶちのあるママから生まれましたが、
ママのアバンチュールにより、パパはお隣の敷地の普通の羊なので、
頭の上に角が生えかかっていますが、出てこないようです。


去年の毛刈りを私は目撃していないので、見るのははじめてです。
業者さんがなにやら、つる下げバンドのついたバーを持ってきます。
てっきりそこに羊をつなぐのかと思いきや、さにあらず、


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そのバンドにつり下がるのは、おじさんの方で、
羊をつかんでこうやって毛を刈るのでした。
そうしないとおじさん、
一日中、かがんでたくさん刈るので、腰を痛めてしまうそうです。
なるほど~。

おでこにある赤いマークは、集めた時に同時に、虫下しを飲ませるので、
もう飲ませた子につけます。
ベリベラは他の子とは違って、すぐわかるので、
ちゃんと飲ませましたが、マークはつけませんでした。


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いよいよ最後が、ベリベラの番です。
おおきいね。



その後、しばらく彼らのうちにいましたが、この週末引き取ってきました。
今は以前のようにうちにいます。


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↑毛がないと、肥えてる様子がまたよりいっそう分かります!

うちの敷地も、留守中たくさん草が生えて、彼女達もたくさん食べられます。
以前より草が生えているのがおわかりでしょうか?
なので、以前は何か他の餌をもらいやすい、うちに近いところによくいてくれましたが、
今は遠いところに行ってしまってて、すがたがよく見れません。
私の方に来てくれないのは、良いことがないから...
かたくなったパンをあげて、また餌付けすることにしましょう。


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↑おいち~~

最初はこっちに来てくれないので、写真が撮れませんでした。
敷地に入ればいいのですが、オオキミが一緒に行きたがって、
それを押さえるのには、もう1人が必要になります。
オオキミが敷地に入るとベリベラも追っかけられて、怪我をしかねません。危ないです。


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そんなわけで、誰よりも、彼女達の帰りを喜んでいるのは、オオキミなのです。
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by tchierisu | 2007-06-26 01:55 |

この季節のイベントは、毎年、うちの庭に1本ある、さくらんぼ狩りです。
私はこの木のアレルギーのようで、
実を食べると咳き込んで、呼吸困難になることは以前にも書きました。
今年は4月くらいからアレルギーの薬を飲み続けているせいか、
症状も緩和され、今年はさくらんぼを生でも結構食べられました。
去年は不作だったので、今年は大豊作。
何度も皆さんに来ていただいて、収穫していただきました。


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パリあたりでは7~8ユーロ/キロするような、よい状態のさくらんぼが、
採っても採っても採り切れず、雨がよく降ったこともあり、
最後は上の方はやっぱり木に付いたまま、かびたり腐ってしてしまいました。
私もアレルギーのことがあるので、毎回こわごわはしごに登っていましたが、
1人でほんの30分いるだけで、2キロ位すぐなります。
数年前の豊作時のがまだ冷凍庫にあるので、
そうそう冷凍にもできません。

今年のものもあらかた冷凍にしましたが、
せっかくなので、ジャム作りに挑戦することにしました。
実は数年前にも挑戦したのですが、砂糖の量が多くて、とろとろにならず、
甘いばかりでおいしくない代物が大量にできて、
「さくらんぼのジャムは難しい」という考えが私の頭の中で確立しておりました。

今回は同じ失敗を繰り返さぬために、
まず、ネットでさくらんぼジャムのレシピをたくさん検索しました。
どれもこれも、みんな言っていることが違います。
さくらんぼの品種、その歳の雨の降り方などで、水分の量や甘さが大きく違うからの様です。
その中でも10種類くらいのものを選んで、プリントアウトして、
それぞれのいいとこ取りで、一番よさそうな方法を感でキャッチ。

同時に、マイミクさんの日記で『さくらんぼの種取り機』のことを知って、
私もさっそく入手。
いつもケーキを作る時、種取るだけ指先を真っ黒にしていましたが、
これがあればさくらんぼを使った料理が楽しくなるというものです。


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これがその優れもの!

長い柄の部分の中がばねになっていて、

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この上のお皿に昔のパチンコの玉のようにさくらんぼを入れていくと、
決まったところにさくらんぼがハマり、
上のばねで押された金具で、さくらんぼを最小限の大きさで貫通。
下の箱の中に、種だけが押し出されて、
さくらんぼは、
歳末大売出しの抽選の赤玉の様に、外に転がり出る仕組みです。(分かるかな~)
1時間で12キロも種が取れる と書いてあるところが面白いです。


今回は、WOKで作るジャム の方法を採用。
失敗を恐れて、少量にしようと、種を取ったさくらんぼは、1キロ300g位。
そこにお砂糖をよく混ぜて、マリネにして一晩置いておきます。
砂糖の分量は、クマのお母さんは果物と同量と言いますが、
私は以前それで甘すぎたので、
1キロのさくらんぼに対して750グラムの計算でやってみました。
とろとろにする効果のある、ペクチン入りのジャム作り専門のお砂糖も売られていますが、
私は1回目のこれには、BIOの SUCRE CANNE を使いました。


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一晩つけたら朝こんなになっていました。
なんて水分が多いさくらんぼなんでしょう?
これでは余分な水を足す必要はなさそうです。


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ここにレモンの絞り汁を加えます。
適当にレモン1個分を入れました。


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火にかけて、表面が沸騰してきます。
ペクチン入り砂糖ではないので、りんごの種をティーバッグに入れて一緒に煮込みます。
しゃばしゃばだとジャムじゃないし、
だからと言って、ペクチン入り過ぎて、ゼリーになるのも嫌です。
そこのところがとっても難しいです。
あまり煮過ぎると果物がコンフィのように固くなってきます。
でもどれくらいペクチン入れたらいいのでしょう?


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冷凍庫の中に、白いお皿を冷やしておいて、
30分くらい煮て、どうかな? と思った時、
そこに垂らして傾斜にして、液が途中で止まればイイ感じ...なんだそうです。
でもなかなかその判断が....
何度もやってみました。
りんごの皮を何度も足して、こんなもんかな?と何度もテストしてみました。


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こんな感じが、


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こんな感じに減ってきました。
でもまだなんかとろとろ感が足らないようなので、かなり時間が経ってから、
かき混ぜるだけでなくて、へらでさくらんぼを押しつぶすようにしていきました。
そうすると、取れてなかった種が15個くらい出てきました。

テストの結果もいい感じなので、火を止めました。
熱いうちにビンに入れます。

何がめんどくさいって、ビンの熱湯消毒です。


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さくらんぼを煮るのと同時に、横でこれやって、汗だくでした。


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こうやって冷ますのですが、フランスの水は沸騰すると白い粉拭いちゃいます。
それをまた丁寧に乾いたペーパーで拭いて、
それじゃあ消毒の意味ないじゃない...って感じでしたけど...
特に、ふたの溝は、そこからかびてきたりするので、よく拭きます。


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ビンの中にさくらんぼが落ちないので、
買ってきた漏斗(じょうごってこう書くのね)の先を切って太くしまして、
それを使って、まわりにはねないようにしながらビンに入れます。
下から3分の2に果物を入れて、後の3分の1が汁だそうです。
なるべくたくさんの空気に触れさせないように、ふちの近くまでいれるのが良いそうです。


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でもひっくり返すと、まだこれだけ中に空気が入っています。
ビンをたくさん消毒したというのに、1回目は4本分でした。
ふちをよく拭いて、ぎゅっとふたをして、すぐひっくり返します。
まだ、あっちっちです。
この状態で、翌日まで置いておいて冷まします。

この4本は、ちょっと煮過ぎてしまったようです。
後に残る味が、ちょっとキャラメルっぽくなってしまいました。
SUCRE CANNE を使ったせいかしら?
でも、とろとろはちゃんとして、ジャムになっていました。

クマのお母さんも同じ時に同じさくらんぼで作りましたが、
やっぱりシャバシャバになってしまって、がっかりだったそうです。
なので、私のこの4本がトロトロのジャム状態にできたので、
お義父さんお義母さんに褒められました。わ~い。
ヤギのチーズと一緒に食べると、おいしかったです。

ということで、気をよくして、日を改めて再度ジャム作りに挑戦しました。
今度はSUCRE CRISTAL を使いました。
さくらんぼの量は3キロ以上あって、鍋に1ぺんには無理なので、
2キロと1キロちょっとに分けました。
うちのさくらんぼはとっても甘いので、
最初の4本、実はちょっと甘すぎた傾向でした。
なので、今回は、1キロ当たり600gと半分の量の2パターンにしてみました。

また暑苦しくて大変な熱湯消毒をして、
レモンも絞って、
りんごの皮もたくさん入れました。
先回の失敗の教訓で、長い時間煮てはいけません。
でも2キロの量が1回目より多くて、りんごの皮の量が適当でなったようです。
テストをしっかりしたつもりでしたが、結果はトロトロにならない失敗作でした。
お砂糖半分の方も、やっぱりペクチン不足だったようです。
もっと長く煮ればトロトロになったでしょうけれど、そうすると果物が固くなってきますし...

むずかし~~~


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↑お砂糖半分の方

前日からの2日かけての作業で、
こんなにたくさん失敗作ができると、それを見るにつけてもとっても凹みました。
クマは失敗なんかじゃないって言ってくれますけど、
自分じゃやっぱりどうも納得がいかない...

でも今回お味の方はまずまず。
こんな代物ですが、少しお友達にもらっていただきました。
アイスクリームやヨーグルトにかけるのには、良いわねっ て慰めてもいただきました....
皆さんお優しいです...
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by tchierisu | 2007-06-26 01:22 | お料理

6月の出来事。

またもや日があいてしまいましたが、皆さまお元気ですか?

私の6月はどんなだったかを、お届けするのですが、
この間、風邪で1週間熱出して、その後は口の中にたっくさんの口内炎が残って苦しんだり、
さあ、今日こそはブログ更新するぞ! という日に
雷がたくさん鳴って、パソコンを消さなければならなかったり、
一番ショックなことは、デジカメの中の撮り溜めた写真が全部消えてしまい、
母に送ったほんの一部をもう一度こちらに返送してもらったりしておりまして、
またもやこんなに遅くなったのでありました...
などなどは、いつも通りの言い訳に過ぎないのであります、はい。

JEEPの祭典があったオーベルニュ地方は、マシッフサントラル中央山地 というくらいで、
スキー場もあるような、ちょっと涼しい地方です。
いつも帰りの高速の途中で休憩に降りると、その気温の変化に驚かされます。
たいした違いではないですが、植物の花の咲き加減などで判断すると、
大体2週間オルレアンの方が先を行っている感じです。
4泊5日もして帰ってくると、庭の感じもちょっとした変化がありました。


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最初に気づいてうれしかったのが、庭のお池の睡蓮が花開いていました~♪
数年前、いろいろな色を買って来て沈めていましたが、
オオキミが来てからというもの、池の中にざぶざぶ入られてほとんどだめにされていまい、
今あるのは白いのとピンク一色かと思われます。
この写真はオーベルニュから戻った当初ではなくて、ずいぶん最近の写真であります。
ちょっと日本風のこのお池は私のお気に入りであります。


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裏のテラスの屋根作りもなんとなく完成に近づき、
探した挙句、カルフールで安いお庭の椅子を見つけて、買い込み、
PEPINIERE=植木屋さん に行って、
花や野菜の苗を買ってきて植木鉢に植え替えたりして、
なんとなくいい感じに仕上がりました。
上の写真はできた当初。
この時の、テーブルの上のバラの花は、
クマの娘が頻繁に来るので、彼が私に気を使って買ってきた花束です。
これじゃあ文句もそうそう言えないか...


写真だけ見て買てきて、いったいどんな花がつくのか忘れてしまっていたこれ↓も


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こんなかわいい花を咲かせてくれました。
やっぱりお花はブルーだったわ、記憶は正しかった...

他にも


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とか、


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なんかも、花盛りです。

近頃、お水をあげるだけで、枯れたお花を取る作業をサボっていて、
つる下げタイプのが、当初と比べてモサモサになってきてしまいました~(恥)
ちゃんとお手入れしなきゃ...
こちらが今現在、今日の様子です。
この週末、くまが芝生を刈ったので、美しいです。


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その他の6月の出来事、次のブログに続けて『今日は書くぞ~』。
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by tchierisu | 2007-06-25 23:54 | フランス生活