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お久しぶりでございます。
12月の始め頃から、ブログの更新を全くしていませんでした。
師走は、日頃あまり忙しくない先生も走るという月で、
先生業を最近ちょっと再開した私もご多聞に漏ずそれなりに忙しかったのですが、
ブログにすら手を出せなかったのには、それなりの言い訳があるのです。

ミクシィのクロスステッチマニアックというコミュニティのイベント、
『クリスマス物を刺して、24日までに写真をアップして発表する』のために、
ここのところ、おおいに焦っておりました。
でも今日、写真をアップして、やっとのこと無事に発表を終えました。
ほんとうはこのブログには、今までの過去作品を順番に
もったいぶってちびちび小出しにお見せして行くはずですが、
今回はそんな訳で季節ものでもあることですし、特例でできたてを発表したいと思います。
これがこの作品。


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Lili points 『Recette de Noël』
207 x 206 points  34.5 x 34.3 cm


コミュへの発表と内容が重複しますが、こちらにも発表です。
イベント参加用には、その時丁度手がけていた小物を出すつもりでしたが、
まだ10月はじめだったので、インターネットでいろいろ探していると
あんまり大変そうではないこれを見つけました。

Lili points はフランスのクロスステッチのデザインメーカーで
刺繍キット屋さんで、ここ1~2年前から私は見かけるようになりました。
色使いなどポップな作風が斬新で、クラシックなものを好むお客さんとは違う客層だと
例のオルレアンのドレドールズハウスのお店の人が言っていました。なるほどね。
私はつぶれては困るドレドールズハウスにまず探しに行って、
そこになかったらネットで買うようにしていますが、
ダイアグラムと一緒に、金属のキラキラ星5つと、
ツリーのてっぺんに付けるプラスティックの赤い星1つが入ったセットを
お店で見つけて、アイボリーの麻布と、必要な7色の糸と一緒に買いました。
ダイアグラムと付属のオブジェのセットは11€80でした。

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『クリスマスのレシピ』と題されたこの作品。
これを選んだ理由のひとつは、書いてある内容がかわいかったからです。
レシピ風に意訳すると...

「きれいなクリスマスツリー1本に
オーナメント適宜、 
ひいらぎ少々と無数の星を加えます。
1人前に付き1枚の靴下を飾りに添えます。(万が一の場合に!)
たくさんのろうそく全部に火を灯し、目を閉じ そして
夢をみます...   ほらクリスマスのできあがり!」



Lili points からは レシピ物が結構出ていて、
本物の「クリスマスジャム」のレシピのモチーフを
ベンジャミンさんが刺していらっしゃるのを
彼女のブログ「365歩のマーチ」で拝見しました。
その通りに作ると、おいしそうなジャムでしたよ。

最初は文字を刺し始め、結構サクサク進んだので、これなら楽勝とタカをくくり、
途中ずいぶん怠けモードでした。
でも12月に入って、仕上げようと思っても、なんとまだまだ時間がかかりそう~(汗)。
写真見本は1本取り1目と書いてありましたが、私は2本取り2目で刺していて、
赤や白なんか、DMCの糸1束では足りなくて、買いに走りました。
結局1束半くらい使いました。
明記されているできあがりサイズをよく見れば分かるのですが、
簡単そうに見えたので、想像していなくて、思ったよりとても大きい仕上がりサイズです。

日頃締め切り間際まで何かを抱えているのが大嫌いで
何でも早めに提出するタイプの私ですが、
今回は悠長に構えすぎて、終盤は今の私の生活リズムにはそぐわない
コン詰めすぎるペースで刺しまくる羽目になりました。
目や腰が痛くて、何より寝不足で、疲れたよ~。
今の生活のコンセプトから外れてしまったため、
こんなイベントに参加なんかするんじゃなかったと
ちょっと恨めしく後悔する瞬間もありました。


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でも何とかステッチ自体は今週の19日火曜日の夜中に仕上がって、
手洗いして、乾かして、20日水曜の朝にアイロンかけをして、
午後には、付属のお星様を縫い付けました。
マリクレールイデの影響で、以前から、
今度のクリスマスものには、自分で白樺かなんかで額は手作りにしたいな~
と目論んでいて、それを実現するべく、
水曜日の晩は、疲れたクマをなだめすかして、
日頃から暖炉用の薪の中から見繕っておいた、きれいめで細めの白樺で、
ミッドナイト工作をしました。

まずは白樺をたてに半分に切り、角を45度に切って、合わせて、
裏をそれ用の90度に曲げる金具で留めて、のりを隙間に流して、一晩乾かしました。
作品自体は、ガラスだけのフレームを買ってきて、
作品の大きさに合わせて、台の板とガラスをカット。
そこにがんばって上手くぴんと張って後ろを強力テープを貼って留めました。
特に、モチーフの周りにぐるっとまっすぐラインがあるので、
強く引っ張ったところはそこだけその線がゆがんで目立ちます。
でも引っ張らないと、アイロンで取りきれない生地の皺が残るし...
まあ、なんでも慣れの問題でしょうが、
初めて自分で(クマも一緒だけど)額装したのですが、けっこう難しかったです。

出来上がったこの額、
どんなにきれいなものを探したとはいえ、やっぱり薪にする用だったので、
やっぱり皮が一部剥がれたり、傷がたくさん入っています。
でもその荒削りなリュスティックさが、この田舎生活にマッチして、
とっても気に入って、大満足の仕上がりであります。
達成感ひとしおであります。

とにかく写真撮影して、早いとこ発表しないことには、
どうにもこうにも落ち着かず、イライラが募ってしまうので、
上の最初の写真、実はまだ額とガラスがくっついていません。
何かいい方法を見つけて、これから落ち着いて、丁寧に仕上げたいと思います。

くまと楽しい工作の時間も持てたし、
今日は寒い屋外の撮影に、クマが一眼レフでがんばって撮ってくれて、
久々一緒のいい時間も持てました。
何よりのクリスマスプレゼントです。


このイベントのすごいところは、このコミュの管理人さんが、
みんなが発表したアップ写真を、外部のアルバム形式のブログに編集し直して
随時写真を貼り付けてくださっているのです。
ここに、みんなの絶賛のコメントも書き込めるという仕組みで、
私も今発表を終えて、やっと今までの皆さんの作品を改めてゆっくり拝見しながら、
コメントも楽しんで読んで、カキコしていけるという次第です。
そこに出ている皆さんの作品はすごい大作ばかり。
来年はこんなの刺そうとか、いろいろ参考になります。
とりあえずは、これから少しずつ刺繍でオーナメントを作って行きたいと思っています。
(思うだけ?汗)

一時は恨んだイベントではありましたが、(笑)
お陰さまで、新しい大きな作品を飾って、ノエルを迎えることができます。

ミクシィ始めて、よかったです。

Joyeux Noël à Tous !!!

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by tchierisu | 2006-12-24 03:59 | クロスステッチ

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Abécédaire du grand air
雑誌 『Ouvrages broderie』 Hors série No.9 Décembre 2002 より
195x163 points   27.8x23.2 cm
アイーダ生地 ; 7points/cm
           rustico Zweigart, coloris mastic aspect chiné



前回発表の、クマにプレゼントした3作目を裏でやっていた時の、
表でのオフィシャルな作品です。

クロスステッチにはまり始めて、
フランスのクロスステッチ事情はいかがなものかと、いろいろ注意してみると、
いくつも雑誌が出ているのが分かってきました。
いろいろ吟味の結果、一つの雑誌の定期購読を申し込みました。


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山好きの私は、このバックナンバーに山特集があるのを見つけて、
さっそく取り寄せ、その中のひとつをまず手始めに手がけました。
アイーダ生地も雑誌の最後のページから通販でメートルで買いました。
この作品に使ってもまだあまっていますが、
気に入ったリュスティックな茶色いぽつぽつが入ったアイーダなので、
またいつか使えること間違い無しです。


額は、当時パリで任されていたブティックの買い付けの合間に、
サンジェルマンデプレの知人の店に寄った際、隣に素敵な額屋さんを発見。
そこでリュスティックなバゲットを見つけて、私の作品に合わせて作ってもらいました。
「なるべく木に節目が入ったところを使って、
リュスティックさを強調してください」 とお願いしました。
今、時間が経って、ほこりをかぶってそれを払う時の感触もいい風合いで、
作品より額のよさが目立ってしまいます。(笑)

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自分が刺した作品をあらためてしみじみ見ていると、
刺していた頃の思い出が浮かんできます。
母がフランスに遊びに来ていて、電車がストで止まって、
一緒にパリオステルリッツ駅で待っていた時も、これを刺していたな~ とか...


真ん中のお花に1本取りの茎のモチーフが、
赤茶とからし色の彩りといい、
イタリアのアルプスから、マッジョーレ湖の方を旅した時のイメージが何故か広がります。

ウサギもいるし、
よく高ーい岩の上にいるのをハイキングの際に見かける、
アルプスに生息するシャモワもいます。
エーデルワイスの柄の突いた、杖。
今度山行ったら買ってこようかな?
シャモニのフレジェールの前に立っているような、アルプス風の教会。
アルプスの3大花のひとつ、ジャンシアン。
左右や下にある、細かいお花のモチーフが
色もかたちも繊細でかわいくて特に好きです。

上下左右の茶色いハートや星みたいなお花の中に真っ白を刺したモチーフを見ると、
何故かクッキーのオレオを思い出してしまう、最近甘い物好きの私です。

一番上の山のモチーフは、どう見ても私の仕事場、シャモニの山塊です。
シャモニの谷の反対側の、ラックブラン辺りから見た景色です。
一番左のエギーユドヴェルトの次に来るのが、レ・ドリュなので、
より本物に近づけるために図案をアレンジして、よりいっそうとんがらせてみました。(笑)
そのあと右方向へ、奥にグランドジョラスの北壁、
その下にはメールドグラスがあるはずです。
そのあとは3つのシャモニ針峰群、グレポン・ブレティエール・プランと続き、
小さいのがエギーユドミディのつもりかな?
手前の標高の低いタキュルの方が高く見えてしまいますが、
本当はその奥の方にあるのが、
ヨーロッパアルプス最高峰の、まあるいモンブランの山頂なのです。
(...なんて、間違ってたら、もう山のガイドも失格ね...
オコタンペコさん いかがでしょう?(笑))

ここのところ、山とご無沙汰で、とっても山が恋しいです。
そんな時この作品を眺めては、ため息をついています。
私の作品の中で、思い入れが強くて、ランクの上位に入ります。




おまけ :
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これを刺している頃、
パリの店で、日本のちりめんの生地を売っていましたが、
その端切れで、針刺しなんかも作りました。
端切れの形をそのまま使ったので、こんな形になりました。
これは今も毎日使っています。

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by tchierisu | 2006-12-08 00:54 | クロスステッチ

私の贅沢...涙の筑前煮。

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この写真。
日本にいらっしゃる方には、なんでもない絵ですが、
フランス、それも田舎に住んでいる者には、
涙もののよだれものであります。

今までは、材料がないので作ることをあきらめ、
ページを開けば、ため息が出るだけなので、
見ない様にしていた料理の本の和食のページを
先月以来、ぺらぺら眺められる様になった喜びは、とっても大きいというものです。

次回は何を作ろうかと、検討の結果、
やっぱり筑前煮!!!

身体にいいというのに、レンコンやごぼう等の根菜は
フランスではとっても手に入りにくいです。
でも今回は、京子さんに注文できるので、
例えば、ごぼう2本で19ユーロとお高いですが(1€=150円で計算の昨今)
やっぱりそれを求める日本人のDNAには勝てず、
材料を揃えることにしました。

なんと言っても嬉しかったのは、
調理している最中の、ごぼうとこんにゃくの香りです!
こんにゃくを自分で料理するのなんて、
10年以上ぶりです。

サトイモは、こちらではアフリカ人も食べるので、
中国食材屋さんでモドキを売っていますが、
今回もう水煮してある冷凍ものしか手に入らなかったものの、
やっぱり日本ものは味が違います。

レンコンも水煮してあるのだったので、ちょっとしゃきしゃき度に欠けましたが、
今度はちょっと時間をずらして、後の方に入れるのがいいかも?

たけのこも、中国ものでなくて、京子さんで買った日本ものをこだわって使ってみました。

きぬさやはフランスではポピュラーではありませんが、
最近グルメのフランス人が食べるようになったので、
AUCHANで売り始めています。
パックの後ろに、調理の仕方の説明が懇切丁寧に書いてありました。

鶏肉は、やっぱり日本のものよりもおいしいです。
きっとどれもこれも地鶏だからかな?

にんじんも、日本のよりもお安くて、香り高いのが普通です。

干ししいたけや、だし、
しょうゆやみりん、調理用の日本のお砂糖や、お酒なんかも
ひとつひとつ取り上げれば、手に入りにくいもので、取り揃えるのは苦労なのです。

それでできた、とっても高価で、貴重なる私の筑前煮がこれです!
ここぞとばかりに、大量に作りました。
これでも半分食べちゃった後の量です。
写真アップのための大きな器がなくて、
鍋をひっくり返して盛ったので、
こんな美しくないてんこ盛り写真になっちゃいましたが、
私にしては、涙ものなのであります。

小分けにして、冷凍にしました。
引越しお祝いにと、日本人の方に、ちょっとおすそ分けもしました。
身体にいいんだからと出すと、
クマも「フンフン」と言いながら食べてくれました。

こんにゃくが一番嬉しかったかな?
次回もこんにゃくは頼むことにしよう。
まだごぼうとレンコン残っています。
やっぱりキンピラかな?
それとも、どなたか、なにかいい他のレシピのアイデアありますか?

いつもこんな思いまでして、作りたくなる和食です。
そんなに恋しいなら、日本に帰れ...と言うところですが、
人間なんでも、無いものねだりで、
本格的な和食をこんなフランスの片田舎でまず作れて、食べられると言うことが、
まったくの贅沢だから、よりいっそうなのだと思います。
私は本当にしあわせ者であります。

日本の皆さん、身体にいい素敵な和食、
材料もすぐ手に入るのだし、
日頃から、せいぜいしっかり、私の分まで食べるようにしてくださいね。
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by tchierisu | 2006-12-03 20:36 | お料理