クロスステッチ 作品 その9


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Fleurs des sommets 山頂の花たち
雑誌 『Ouvrages broderie』 Hors série No.9 Décembre 2002 より
250x220 points   41.6x36.6 cm
リネン生地 ; 12fils/cm
          toile de lin Belfast Zweigart, coloris vert amande





以前発表した、山もの Abécédaire du grand air と同じ雑誌に載っていたものです。
山シリーズの雑誌だったので、迷わずその中からもうひとつを選んで、
布も雑誌から通販で購入しました。
この作品がやりたくて、小鳥さんで、練習していたのです。
そう、初めてのリネンです!
アイーダと比べて、確かに最初は細かいことが大変に感じましたが、
何でも慣れですね。
今ではリネンに刺すのが一番好きです。

この生地の色、最初はどうかと思ったのですが、デザイナーの意思を尊重して、
やっぱり指定どおりにやりました。
アレンジする・・・なんておこがましい、10年早い と思っていましたから。

今見返してみれば、そんなに難しくないのですが、
ものすごく時間がかかって、大変だった印象があります。
夏、コルシカ島やフィレンツェにクマと一緒にバカンスに行った時も、
刺し続けていたのが思い出されます。
それだけに愛着がわいて、今でも一番好きな作品といえます。

額装は、前回の山シリーズと同じものを、
パリのサンジェルマンデプレの同じお店でお願いしました。
今も自分のベッドの横の一番のお気に入りのところに飾っています。

山のガイドをしていると、日本人のお客さんから必ずと言っていいほど、
高山植物の名前を聞かれます。
私は、いつも汗汗でお答えしています。
日本に咲いているお花と似ていても、場所が変われば微妙に名前も変わります。
それをいいことに、だいたい ○○の家族 何て答え方だったりします。
シャモニのベテランのガイドさんなら、「ミヤマオレシラネソウ」なんて言って、
あたまにミヤマかタカネをつけて、それらしい説明も許されますが、
私はやっぱり正確に言わないと・・・ と、いつもポケット図鑑を持ち歩いています。
そんな中にいるのがこのお花たちです。

去年山を歩いた時も、本物のこの子達に山でたくさん会いました。
でもこの中には、高いところにしか咲かない子だけじゃありません。
今、ちょうどこの季節 うちのMEZIERES村のシャトーには、
PERCE NEIGE が満開で、地面が真っ白になっているところがあります。

この作品を眺めるたびに、そんな大自然の風景が頭に浮かんで、
この作品を刺してよかったと、毎回思えるのです。


オマケで、刺しかけだった時の写真です。
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by tchierisu | 2008-02-21 02:22 | クロスステッチ