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冬モードのソローニュの森の散歩

秋の日はつるべ落としと申しますが、
フランスでは、私がブルーにしていたバカンス中の10月29日の早朝、
午前3時が2回来て、日本との時差が8時間となる冬時間となり、
お陰で日の入りが一気に1時間早まったこともあり、
あっという間に日が暮れる冬モードです。
おまけにその頃から気温がぐっと下がり、はやくも朝はマイナス2℃とかになる事が続き、
井戸からの水を引いているホースの先のシャワーを付けっぱなしにしておいたため、
プラスティックにひびが入って水漏れしてしまいました。
でも私は熱い夏より、冬の方が好きなので、なんかうれしい。

ブルーで落ち着かない日々を過ごしていたある日、
寒いながらもお日様が出て気持ちよかったので、
時間もまだ16時過ぎだし、近場の裏の畑じゃなくて、
前の畑を横切った先のソローニュの森の方へ、
風が冷たいので手袋して、オオキミとカメラを持って行ってみることにしました。


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広い畑を横切った後、こんな感じで森に入っていきます。


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毎年この季節に見つける、かわいいピンク色の木の実。
でもナタリに毒があると教わりました。


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ここが私のお気に入りの、ARDOU川の小橋。


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夏は全く水がありませんでしたが、秋には水が流れ始め、葉っぱを浮かべてきれいです。


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もっとがんばって歩いて行くと、お城へ続く道に出ます。


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先の空き地からお城の姿が...。 パパラッチの様にズームで撮るとこんな感じ。
このお城の初代は、手柄をたてたので、王様からこの土地を賜り、
城を建てて住むようにと命ぜられたと聞いています。
どの王様で、どんな手柄だったっけ?
ここには今でもその末裔が住んでいて、友人がその貴族と友達なので、
今度もう一度くわしく話を聞いておこう。


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そのあたりの小道の標識。うちからもう55分も歩いたのか?


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昔この森の小道は、
シャンボール城の王様のお食事用の豚を運ぶのに使われていたそうです。
シャンボール城までは30キロくらい。去年の夏、完歩しました!


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「王達の谷の小道」と書かれています。
谷といっても、ロワール河の流域のことです。
この付近にはたくさんお城があります。
みんな王様主催の狩猟用のお城だったりします。


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さっきのお城の裏口に通じる道。
周りには狩猟用の遠くを見張れる櫓がたくさんあります。


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母が先日置いていったカメラで撮影していますが、まだ使い方をよく把握していません。
いろいろなモードがあります。
これは夜間モード。
ちょっとぶれましたが、典型的なソローニュの森の冬色です。大好き。


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同じところで、同じ時間に、夕焼けモードっていうのを使って撮ったらこんな風になりました。
肉眼ではこんな色には見えていませんでした。てくのろじー!
きれいでしょ?


...なんて喜んでぐずぐず遊んでいましたが、
この夕日を撮った場所からUターンして急いで歩いても、
家までしっかり45分はかかります。
元山屋ともあろう私が、時間の読みが甘く、ヘッドランプもなく
さっきの橋のところに戻る頃にはあたりはもう真っ暗!
オオキミがいるとはいえ、ちょっと怖いかも...。
小道の左右の森の中ではウサギやらきつねやら鹿やらいのししやらがいるのか?
オオキミはしきりにそっちに行きたがり、一生懸命引っ張って=引っ張られて、
ほとんど早足のジョギング状態。
うちに着いたのは18時48分。ふ~。
久しぶりにスポーツでした。
その日は足が痛かったけど、
翌日から、また腰痛が出てしまいました。
今もまだ治らないよ~。

今度はもっと早くに出発しないとね。
by tchierisu | 2006-11-10 02:05 | 自然